首里城を見学した後は、妻の提案で「壺屋やちむん通り」に行くことにしました。
「やちむん」を「やむちん」と記憶違いしてしまい、当日まで「やむちん」と言っていました。当日、やちむん通りを歩いていたら、すれ違った女性グループも「やむちん」と言っていました。語呂は「やむちん」の方が良いですからねー。
「壺屋やちむん通り」の東側の入口です。幟旗に「沖縄焼物のふるさと」と書いてあるように、窯元や陶器の販売店が軒を連ねています。壺屋やちむん通りは、ここから平和通りまで、400m弱です。
やちむんとは、沖縄の言葉で焼きもののこと。約330年前、琉球王府が各地に散らばっていた陶工を壺屋に集めたのが、壺屋焼の歴史のはじまりです。スージグヮー(路地)や石畳、石垣、赤瓦の屋敷、ウガンジュ(拝所)など、昔ながらの面影を残す通りに、技を受け継ぐ窯元、やちむん・シーサーの販売店、骨董店、飲食店が軒を連ねています。 (壺屋やちむん通り会のHPから引用)
裏通りにある窯元「新垣家」(国の重文。左下はその一部)は工事中のため見学出来ません(平成29年度公開予定)が、綺麗に復元された登窯(右下)が見えました。
表通りに戻りました。左は、女性陣が買い物をした新垣陶苑。
陶芸体験も出来るそうです。右下は、店先で咲いていたフトボナガボソウ(太穂長穂草、クマツヅラ科。南アメリカ原産で、沖縄では帰化している)。
ブーゲンビリアとガジュマルの鉢植え。
左下は、沖縄では雑草としてどこでも見られるタチアワユキセンダングサ(立泡雪栴檀草、キク科、熱帯アメリカ原産)。沖縄では、種が衣服に刺さるので「さし草」と呼ぶ。
右下は、喫茶店のディスプレイとして置かれたシーサー。
島袋陶器所の前を通過する観光馬車。
シーサーの専門店もありました(シーサー工房不羈(ふき)で)。
南窯(ふぇーぬかま)。建物は沖縄県文化財。陶器の直販と喫茶の店です。
左下、厨子甕(じーしがーみ)。沖縄式の骨壺です。赤い花はポインセチア。
右下、壺屋やちむん通りの終わり近くには「那覇市立壺屋焼物博物館」があります。時間があれば見学してみたいところです。
次回は、壺屋やちむん通りで見た花を投稿します。
(つづく)
この記事へのコメント
shizuo
“やちむん”って、焼きもののことなんですね~。
スージグヮー、ウガンジュ…、まるで外国語です。
2月の沖縄、いいですね~♪
夏のイメージがあるけど、史跡巡りなどゆっくり観られそう。
長さん、日本で一番早く咲く桜、観られましたか~。
寿々木
river
信徳
そこに新しい焼き物、古い焼き物が並べられて見るだけで楽しそうです。
シーサーが出迎えてくれるでしょう。
shuuter
はるる
馬車のつくりが素朴でいいと思います。
ガジュマルの鉢植えですか。
相当年月がたっているんでしょうね。
なんかいい形です。
月奏曲
やむちんのがやちむんより言いやすいですよねぇwwww
セーラームーンを『セラムン』と長音省いて言うときありますからセラムンのイメージでやちむんというしかwww
なおさん
いろいろな陶芸が楽しめ、壺やらシーサーやら瓦など面白いですね。
露地でブーゲンビリアだのが冬でも咲いているというのはスゴイですね。フトボナガボソウはずいぶん前にグアムで見たのを思い出します。
長さん
琉球の言葉はOがUになったり、EがIになったりしますので、初めて聴くと外国語のように聞こえてしまいます。
暖かい沖縄とは言え、まだ2月ですからね。日本で一番早く咲く桜、定義が難しいですね。十月桜や寒桜は前年から咲いていますから・・・。
長さん
やちむん通りに歩かれましたか。新しい家も建っていますから、昔とはイメージが違うかもしれません。
沖縄ではさし草と読んでいるのは、ひっつき虫が衣服などに刺さるからだそうですよ。
長さん
最初耳から入った言葉ですから、焼物と理解はした後も、一旦聞き間違えるとなかなか治らないものです。
長さん
平和通りからやちむん通りに入ると大きなシーサーが目立ちますね。
シーサーは作家の個性が出るというか、色々な変化がありますね。魔除けと言うより、ユーモラスに見えてしまいます。
長さん
フトボナガボソウ、ここでは大きな鉢植えになっていましたが、今は花が少ない時期らしく、タチアワユキセンダングサのようにあちこちで見られるものではないようです。
長さん
人間、一度間違って覚えると、なかなか修正が効かないことってあるものですよね。
馬車と言うより、ポニーの車ですね。小さい体格に合わせている。
ガジュマルは本来大きくなるもので、鉢植えになっているとは思いませんでしたよ。
長さん
壺屋というのは地名で、やちむんは焼物ですから、壺屋焼物通りと書くと分かり易い。理論的には↑のriverさんの解説通りです。
長さん
嫌なはiを抜いて発音し、良いはYを抜いて発音するようです。やなは単純に嫌なを意味し、やなーと伸ばすと人や物を指す意味にかわるので、嫌なもの、嫌な人→妖怪やお化けとなるそうですよ。
フトボナガボソウは、沖縄中部にある東南植物楽園で10mほどの長さに亘って蔓延っているのを目にしたことがあります。
心
『壺屋やちむん通り』まだ行った事が無いので様々な焼き物があり眺めているだけで楽しそうです。
大きなシーサー、迫力がありますね!
私も、最初『やむちん』と言ってました(笑)
タチアワユキセンダングサ、ブーゲンビリア、ハイビスカスは良く見かけますが、フトボナガボソウは、初めてです。同科のクマツヅラによく似ていますね。
eko
沖縄といえばシーサー、大きな置物がありましたね。
フトボナガボソウは初めて見ました。
行き当たりばったり
やちむん通り--初めて見ました。
いろんな焼き物があるのですね。
ピンキリですが、シーサーは、結構なお値段のようで--
お花もきっちりチェックされて
nobara
やむちんの方がおさまりがいいような・・
かごっま弁も難解ですが
沖縄はもっと別物?ですよね~~
フトボナガボソウ、きれいな色ですね。
ガジュマルの鉢植え、立派ですね@@
すーちん
独特のお店が並んでますね
どのお店にも入りたくなりますね^^
ジュン
やむちんの方が云いやすいです
沖縄の陶芸は
様々な技法を自由自在に用いて
面白い作品が多くて楽しみです
ロシアンブルー
シーサーの置物、魔除けに欲しくなります。
長さん
沖縄の焼物と意ったらシーサーを思い浮かべるくらい有名ですね。その他、伝統の技の焼物がいろいろありました。やはり、やむちんでしたか(笑)。
クマツヅラは花穂の先端に向けて先進みますが、フトボナガボソウは途中のどこからでも咲くようです。
長さん
沖縄をうちなーと発音するように、母音の言い換えがあるのが特徴です。
シーサーは大きいのから小さいのまで、また、怖いものから可愛いものまで色々ありましたよ。
長さん
やちむん通り、私も妻に教えられるまで知りませんでした。
内地の陶器も高いですが、沖縄も手作りのものは結構いい値段でした。
長さん
語呂がやむちんの方が良いですよね。初めて沖縄に行った時、TVで琉球劇をやっていたのですが、現地の人も分らない人が増えているようで、画面に標準語のテロップが流れていました。鹿児島弁も分らないですよね。
長さん
私たち男性は3つ4つ店を除いただけですが、女性陣は時間をかけてみていました。妻は湯飲み茶碗を買ってきました。
長さん
やむちんは沖縄の言葉ではやきものなんですが、聞き間違って覚えるとやむちんの方が口から出てきてしまいます。
焼物は独特な形もありますが、色づけも独特なものがありますね。
長さん
シーサーは観光客向けのものから、現地の人でも使えそうなものまで多種多彩でした。
我が家の近くにも門柱の上とか入口近くにシーサーを置いているお宅を見かけます。