沖縄焼物のふるさと・・・壺屋やちむん通り

2017沖縄旅行記(5) 2月5日(日) その5
 首里城を見学した後は、妻の提案で「壺屋やちむん通り」に行くことにしました。
 「やちむん」を「やむちん」と記憶違いしてしまい、当日まで「やむちん」と言っていました。当日、やちむん通りを歩いていたら、すれ違った女性グループも「やむちん」と言っていました。語呂は「やむちん」の方が良いですからねー。
 「壺屋やちむん通り」の東側の入口です。幟旗に「沖縄焼物のふるさと」と書いてあるように、窯元や陶器の販売店が軒を連ねています。壺屋やちむん通りは、ここから平和通りまで、400m弱です。
画像
 やちむんとは、沖縄の言葉で焼きもののこと。約330年前、琉球王府が各地に散らばっていた陶工を壺屋に集めたのが、壺屋焼の歴史のはじまりです。スージグヮー(路地)や石畳、石垣、赤瓦の屋敷、ウガンジュ(拝所)など、昔ながらの面影を残す通りに、技を受け継ぐ窯元、やちむん・シーサーの販売店、骨董店、飲食店が軒を連ねています。  (壺屋やちむん通り会のHPから引用)

画像

 裏通りにある窯元「新垣家」(国の重文。左下はその一部)は工事中のため見学出来ません(平成29年度公開予定)が、綺麗に復元された登窯(右下)が見えました。
画像画像

 表通りに戻りました。左は、女性陣が買い物をした新垣陶苑。
画像

 陶芸体験も出来るそうです。右下は、店先で咲いていたフトボナガボソウ(太穂長穂草、クマツヅラ科。南アメリカ原産で、沖縄では帰化している)。
画像画像

 ブーゲンビリアとガジュマルの鉢植え。
画像

 左下は、沖縄では雑草としてどこでも見られるタチアワユキセンダングサ(立泡雪栴檀草、キク科、熱帯アメリカ原産)。沖縄では、種が衣服に刺さるので「さし草」と呼ぶ。
 右下は、喫茶店のディスプレイとして置かれたシーサー。
画像画像

 島袋陶器所の前を通過する観光馬車。
画像

 シーサーの専門店もありました(シーサー工房不羈(ふき)で)。
画像画像

 南窯(ふぇーぬかま)。建物は沖縄県文化財。陶器の直販と喫茶の店です。
画像

 左下、厨子甕(じーしがーみ)。沖縄式の骨壺です。赤い花はポインセチア。
 右下、壺屋やちむん通りの終わり近くには「那覇市立壺屋焼物博物館」があります。時間があれば見学してみたいところです。
画像画像

画像画像

 次回は、壺屋やちむん通りで見た花を投稿します。
 (つづく)



この記事へのコメント

  • shizuo

    そうですね、「やむちん」の方がいいです^^。
    “やちむん”って、焼きもののことなんですね~。
    スージグヮー、ウガンジュ…、まるで外国語です。
    2月の沖縄、いいですね~♪
    夏のイメージがあるけど、史跡巡りなどゆっくり観られそう。
    長さん、日本で一番早く咲く桜、観られましたか~。
    2017年02月16日 16:54
  • 寿々木

    壺屋が出てきましたね。那覇を初めて訪れたときツアーで連れて行かれましたが、殆ど記憶にありません。記憶を呼び起こすのに助かります。この時期タチアワユキセンダングサが雑草に混じって咲いてますね。コセンダングサに白い花弁がついた感じで、ヒッツキ虫が出来るんだそうです。知り合いの玉城さんに、民間薬になるんだと教えて貰いました、
    2017年02月16日 17:08
  • river

    「やちむん」が「やきもの」であることは琉球語の知識があれば容易に理解できますね。YAKIMONOはYAKIMUNUとまず変化しますが最後のUは欠落します。KIがTIになるのはOKINWAがUTINAとなることを見れば理解できますね。
    2017年02月16日 18:46
  • 信徳

    やちむん通りは石畳に古い家が多いですね。
    そこに新しい焼き物、古い焼き物が並べられて見るだけで楽しそうです。
    シーサーが出迎えてくれるでしょう。
    2017年02月16日 19:18
  • shuuter

    フトボナガボソウ 沖縄では帰化して広がっているのですね。一度見て見たい花です。
    2017年02月16日 19:37
  • はるる

    やちむん、やむちん、これ間違えますね。
    馬車のつくりが素朴でいいと思います。
    ガジュマルの鉢植えですか。
    相当年月がたっているんでしょうね。
    なんかいい形です。
    2017年02月16日 20:36
  • 月奏曲

    む?陶工街と解釈していいのかしらん?

    やむちんのがやちむんより言いやすいですよねぇwwww

    セーラームーンを『セラムン』と長音省いて言うときありますからセラムンのイメージでやちむんというしかwww
    2017年02月16日 21:22
  • なおさん

    やきものがやちむんとなる、というのはなるほどですよね。ヤナムン(嫌なもの)というと、妖怪だのお化けだの魔物だのを指すそうで、お化け好きには興味深いものです。

     いろいろな陶芸が楽しめ、壺やらシーサーやら瓦など面白いですね。
     
     露地でブーゲンビリアだのが冬でも咲いているというのはスゴイですね。フトボナガボソウはずいぶん前にグアムで見たのを思い出します。
    2017年02月16日 22:14
  • 長さん

    shizuoさん、コメントありがとうございます。
    琉球の言葉はOがUになったり、EがIになったりしますので、初めて聴くと外国語のように聞こえてしまいます。
    暖かい沖縄とは言え、まだ2月ですからね。日本で一番早く咲く桜、定義が難しいですね。十月桜や寒桜は前年から咲いていますから・・・。
    2017年02月16日 22:18
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    やちむん通りに歩かれましたか。新しい家も建っていますから、昔とはイメージが違うかもしれません。
    沖縄ではさし草と読んでいるのは、ひっつき虫が衣服などに刺さるからだそうですよ。
    2017年02月16日 22:24
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    最初耳から入った言葉ですから、焼物と理解はした後も、一旦聞き間違えるとなかなか治らないものです。
    2017年02月16日 22:26
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    平和通りからやちむん通りに入ると大きなシーサーが目立ちますね。
    シーサーは作家の個性が出るというか、色々な変化がありますね。魔除けと言うより、ユーモラスに見えてしまいます。
    2017年02月16日 22:29
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    フトボナガボソウ、ここでは大きな鉢植えになっていましたが、今は花が少ない時期らしく、タチアワユキセンダングサのようにあちこちで見られるものではないようです。
    2017年02月16日 22:31
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    人間、一度間違って覚えると、なかなか修正が効かないことってあるものですよね。
    馬車と言うより、ポニーの車ですね。小さい体格に合わせている。
    ガジュマルは本来大きくなるもので、鉢植えになっているとは思いませんでしたよ。
    2017年02月16日 22:35
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    壺屋というのは地名で、やちむんは焼物ですから、壺屋焼物通りと書くと分かり易い。理論的には↑のriverさんの解説通りです。
    2017年02月16日 22:39
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    嫌なはiを抜いて発音し、良いはYを抜いて発音するようです。やなは単純に嫌なを意味し、やなーと伸ばすと人や物を指す意味にかわるので、嫌なもの、嫌な人→妖怪やお化けとなるそうですよ。
    フトボナガボソウは、沖縄中部にある東南植物楽園で10mほどの長さに亘って蔓延っているのを目にしたことがあります。
    2017年02月16日 22:48
  • こんばんは。
    『壺屋やちむん通り』まだ行った事が無いので様々な焼き物があり眺めているだけで楽しそうです。
    大きなシーサー、迫力がありますね!
    私も、最初『やむちん』と言ってました(笑)
    タチアワユキセンダングサ、ブーゲンビリア、ハイビスカスは良く見かけますが、フトボナガボソウは、初めてです。同科のクマツヅラによく似ていますね。
    2017年02月16日 22:57
  • eko

    やちむんは焼き物のことなんですね。沖縄の言葉はさっぱりわかりません。
    沖縄といえばシーサー、大きな置物がありましたね。
    フトボナガボソウは初めて見ました。
    2017年02月16日 23:20
  • 行き当たりばったり

    今晩は。
    やちむん通り--初めて見ました。
    いろんな焼き物があるのですね。
    ピンキリですが、シーサーは、結構なお値段のようで--
    お花もきっちりチェックされて
    2017年02月16日 23:42
  • nobara

    やちむんはいいにくいですね~((((^Q^)/
    やむちんの方がおさまりがいいような・・
    かごっま弁も難解ですが
    沖縄はもっと別物?ですよね~~
    フトボナガボソウ、きれいな色ですね。
    ガジュマルの鉢植え、立派ですね@@
    2017年02月16日 23:51
  • すーちん

    お早うございます
    独特のお店が並んでますね
    どのお店にも入りたくなりますね^^
    2017年02月17日 07:34
  • ジュン

    焼き物がやちむんとなる
    やむちんの方が云いやすいです
    沖縄の陶芸は
    様々な技法を自由自在に用いて
    面白い作品が多くて楽しみです
    2017年02月17日 13:50
  • ロシアンブルー

    やちむん通りがあっていろんな焼き物を見ることが出来るんですね。
    シーサーの置物、魔除けに欲しくなります。
    2017年02月17日 14:53
  • 長さん

    心さん、コメントありがとうございます。
    沖縄の焼物と意ったらシーサーを思い浮かべるくらい有名ですね。その他、伝統の技の焼物がいろいろありました。やはり、やむちんでしたか(笑)。
    クマツヅラは花穂の先端に向けて先進みますが、フトボナガボソウは途中のどこからでも咲くようです。
    2017年02月17日 15:28
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    沖縄をうちなーと発音するように、母音の言い換えがあるのが特徴です。
    シーサーは大きいのから小さいのまで、また、怖いものから可愛いものまで色々ありましたよ。
    2017年02月17日 15:31
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    やちむん通り、私も妻に教えられるまで知りませんでした。
    内地の陶器も高いですが、沖縄も手作りのものは結構いい値段でした。
    2017年02月17日 15:34
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    語呂がやむちんの方が良いですよね。初めて沖縄に行った時、TVで琉球劇をやっていたのですが、現地の人も分らない人が増えているようで、画面に標準語のテロップが流れていました。鹿児島弁も分らないですよね。
    2017年02月17日 15:38
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    私たち男性は3つ4つ店を除いただけですが、女性陣は時間をかけてみていました。妻は湯飲み茶碗を買ってきました。
    2017年02月17日 15:40
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    やむちんは沖縄の言葉ではやきものなんですが、聞き間違って覚えるとやむちんの方が口から出てきてしまいます。
    焼物は独特な形もありますが、色づけも独特なものがありますね。
    2017年02月17日 15:43
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    シーサーは観光客向けのものから、現地の人でも使えそうなものまで多種多彩でした。
    我が家の近くにも門柱の上とか入口近くにシーサーを置いているお宅を見かけます。
    2017年02月17日 15:46

この記事へのトラックバック