黄色いツバキ(金花茶、白鳳、黄鳳)など

夢の島熱帯植物館にて(10)
 夢の島熱帯植物館の温室で咲いていた花を紹介しています。今回はイベントホールで咲いていた花などです。
 以前、ここで初めて見た黄色いツバキが今年も展示されていました。
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キンカチャ (金花茶)
幻とされてきた黄色いツバキ。中国広西省(ベトナム国境近く)で1965年に
発見され、日本には1979年にもたらされた。以来、交配種が作られている
黄色いツバキは、現在では、中国及びベトナムで30種程度が確認されている
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濃黄色・一重6~8弁筒咲き・中輪 花径4~6cm・10~12月咲き
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 日本における黄花ツバキの交配種作りでは、石川県の山口湛夫さん、大阪府の吉川和夫さんが熱心に取り組まれています。以下は、山口湛夫さんが作出した黄花ツバキです。

黄鳳 (オウホウ)
金花茶 x 白鳳。淡黄色・一重筒咲き・小輪
寒さに少し弱いそうです
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黄の旋律 (キノセンリツ)
金花茶 x 黄鳳。淡黄色・八重~牡丹咲き・中輪 
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 熱帯植物館の前庭で、ミモザにつぼみがたくさん付いていました。
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 ジャノメエリカは満開。
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 熱帯植物館の裏手は「東京夢の島マリーナ」
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 東京スカイツリーもくっきりと
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 1月24日撮影。
 (夢の島熱帯植物館シリーズ終了)


 次回から、沖縄旅行記を始める予定です。


この記事へのコメント

  • 無門

    こんにちは

    中国では
    黄色は皇帝の色ですね
    地球上には
    まだまだに発見の花たちも
    2017年02月10日 15:58
  • shizuo

    なんと!あるんですね、黄色い椿。
    きょうは珍しいものを拝見させて頂きました。
    もっと詳しく知りたいと思い、検索したら…、
    “黄色い椿”という銘柄の旨そうな焼酎が。
    寒い今夜もやっぱり焼酎のお湯割りが^^。
    あっ、すみません、話しが全くそれちゃいました。
    2017年02月10日 16:27
  • みっきい

    黄色いツバキ、実際に見た事がありません。
    珍しいです。
    日本で黄花ツバキの交配種作りをしている方もいらっしゃるんですね!?
    今に普通に黄色い椿も見られるようになるんでしょうか!
    東京・夢の島熱帯植物館裏にはマリーナがあり、東京スカイツリーも良く見える場所にあるのですね。
    2017年02月10日 16:27
  • nobara

    キンカチャ、でも
    黄鳳(オウホウ)、黄の旋律(キノセンリ)は淡い色で上品ですね。
    ミモザ、じきに爆発しそうですね。そんな季節?
    スカイツリー、実にくっきりですね☆彡
    すばらしい!!
    2017年02月10日 17:19
  • 信徳

    キンカチャ、ぐんまフラワーセンターで一度見たことがありますがその時は小さな花で感激しませんでした。今は交配で大きな花が見られるのでしょう。
    沖縄も気温が低いようですね、今日は13度と言っていました。
    高雄でも一年に1~2回10度以下があって暖房がないので布団を被って寝ていました(笑)。
    2017年02月10日 17:23
  • 寿々木

    黄色い椿は珍しいです。キンカチャは当地東山植物園温室で以前見たような気がします。
    2017年02月10日 17:41
  • eko

    金花茶(キンカチャ)花フエスタ記念公園で見てきました。次回にアップします。黄色のツバキは珍しいですね。
    黄鳳(オウホウ)、黄の旋律(キノセンリツ)は優しい淡い色で素敵です。
    もうミモザの季節なんですね。
    東京スカイツリーが青空に映えて綺麗です。
    2017年02月10日 18:46
  • river

    キンカチャが日本に紹介された時は大変な騒ぎでした。確かに濃い黄色の花は衝撃的でした。でも花の割に葉が大きく購入する気になれませんでした。
     山口湛夫さんが最初に作出したのが’初黄’1989年でした。吉川和男さんが1996年に発表したのが’かぎろひ’です。かぎろひは千重咲きです。その他いくつもの交配種が作出されていますが大輪で色の濃いツバキは難しいようです。さらに寒さにも強い品種が望まれます。
    2017年02月10日 18:46
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    日本では紫が高貴な色ですが、中国では黄色なんですね。
    まだ人類に発見されていない花はあるでしょうね。ランなどはその最たる物です。
    2017年02月10日 19:18
  • 長さん

    shizuoさん、コメントありがとうございます。
    へー、黄色い椿という焼酎がありましたか。調べてみたら、黄麹仕込みで、春限定の焼酎なんですってね。
    2017年02月10日 19:22
  • はるる

    黄色い椿、とってもいいですね。キンカチャは見たことがあります。ミモザの開花が楽しみです。ジャノメエリカは時期ですね。まわりはいい景色なんですね。スカイツリーと雲がおもしろいです。
    2017年02月10日 19:24
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    黄色いツバキは商業ベースで流通していますが、まだまだ一般的ではないですね。日本で黄色い椿の交配に取り組んでおられるのは記事中のお二人が有名ですが、他にもいらっしゃると思います。
    一般にない色の花を咲かせることに取り組んでいるのは、ツバキだけではないようです。
    2017年02月10日 19:28
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    キンカチャは原種の中でも黄色が濃い方で、日本の在来種との交配では、今のところ淡い色しか出せていないようです。
    ミモザの写真を撮ってから2週回以上ですから、今頃は満開でしょう。
    最近カメラを買い換えたので、その結果が出ているようです。
    2017年02月10日 20:55
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    キンカチャの花径は4~6cmとのことですから、小さい方をご覧になったのかもね。鳳凰や黄の旋律も中輪ですが、キンカチャより少し大きかったです。
    沖縄は例年より気温が低く、カンヒザクラの開花が遅れていました。
    2017年02月10日 20:58
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    キンカチャ、ご覧になりましたか。やはりまだ珍しいようで、植物園向きですね。
    2017年02月10日 21:00
  • 月奏曲

    スカイツリーの後ろの雲がくっきりと綺麗ですね。

    旅行は沖縄だったのですかぁ…旅行記お待ちしてます。
    2017年02月10日 21:02
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    キンカチャを投稿されるのですね。待っていますよ。
    キンカチャなどの原種を元に黄色いツバキを作る研究がされているようですが、今のところ淡い色止まりのようです。
    我が家の近所でミモザの木があって、3月始めに咲いていたのですが、数年前に切り倒されてしまいました。管理するご主人が亡くなったとのことで、残念です。
    2017年02月10日 21:05
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    キンカチャが日本に紹介された頃は花に興味がなかったのですが、大騒ぎだったようですね。実は、1924年にベトナムでペトロッティという黄色いツバキが発表されているのですが、資料がないようで、1995年に再発見されているそうです。キンカチャより色が濃いのは、ベトナム産のキバナカイドウツバキだけだそうですが、いずれも南方系ですから、耐寒性の問題がありますね。
    2017年02月10日 21:14
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    黄色いツバキは品があって良いものですね。
    我が家の近所ではまだミモザは開花していません。都内は暖かいのですね。
    最後の写真はコントラストを強調したので、雲の色が濃くなってしまいました。
    2017年02月10日 21:17
  • shuuter

    金花茶 独特の黄色の花 印象深い花です。
    親しみのある花ですね。
    2017年02月10日 21:36
  • なおさん

    キンカチャの花を見るたびに栗の和菓子を思い出してしまうのです。美味しそうな趣ですよね。キンカチャが紹介されたばかりの頃は、幻の黄色いツバキ、ということでずいぶんと値段が良いものだったようですね。

     うちの近くではなかなかミモザが見られません。中院という枝垂桜の有名なお寺で見るくらいです。
    2017年02月10日 22:11
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    スカイツリーの写真は距離があるので、撮ったままだとはっきりしませんので、Photoshop Elementsで「かすみ除去」を行っています。
    沖縄にカンヒザクラを見に行ってきたのですが、例年より気温が低く、開花が遅れていました。
    2017年02月10日 22:12
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    キンカチャは最近大きなホームセンターで見かけましたが、まだ珍しいですよね。
    2017年02月10日 22:15
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    キンカチャの色で庫裡の和菓子を連想されましたか。確かにそんな色をしていますね。キンカチャは挿し木で増やされ、最近は1~2年物が1000円程度で売られているようです。
    ミモザを植えているお宅は少ないですね。我が家の近くで咲いていたのですが、伐採されてしまいました。
    2017年02月10日 22:24
  • うふふ

    こんばんは!
    キンカチャの黄色は見事ですね。
    まだ見たことがありません。
    交配種の淡い色も優しげで好ましいです。
    新しい品種を作り出すのはご苦労が多いことでしょう。
    2017年02月10日 22:31
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    キンカチャはまだ珍しいですね。優しい色合いで、市販はされていますので、そのうち広まってくる物と思われます。
    青いバラと同じように、黄色いバラを交配で作り出すのはとても難しいようです。
    2017年02月10日 23:11
  • ロシアンブルー

    こんばんわ
    金花茶の花、はじめて見たような気がします。
    黄の旋律、素敵な品のある花ですね。
    2017年02月10日 23:44
  • すーちん

    お早うございます
    黄色い椿、良いですね
    中国産のエリナがもうじき咲きます
    2017年02月11日 07:33
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    金花茶と黄の旋律は2015年12月に投稿し、ロシアンブルーさんからもコメントを頂いています。珍しいツバキですが、赤い椿よりは記憶に残りにくいですね。
    2017年02月11日 09:23
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    黄色いツバキは優しい色合いで好きなんです。
    中国産のエリナはカメリア 'エリナ・カスケード'ですか。別名ヒメサザンカと呼ばれているものですね。
    2017年02月11日 09:28
  • 行き当たりばったり

    おはようございます。
    見事な黄色い椿です。
    欲しくなりましたが、北国での栽培はどうでしょうね。
    こうしてブログで見るのがベスト
    2017年02月11日 09:44
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    金花茶の交配種で、「初黄」とか「21世紀金沢」は零下8℃まで耐寒性があるそうですよ。園芸店に問い合わせたら入手出来るかもね。
    2017年02月11日 10:32
  • ジュン

    昨年偶然見た
    キンカチャに驚き
    淡い色がとても綺麗でした
    2017年02月11日 11:04
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    昨年、キンカチャをご覧になりましたか。黄色の発色にはアルミニュームが必要で、その含有量が低い日本では交配が難しいそうです。
    2017年02月11日 13:24

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