1月6日、労組OB会恒例行事の七福神巡り(今回は、下谷七福神巡り)に参加しました。その報告、2回目です。
恵比寿神を祀った飛不動尊(正宝院)から、3番目の弁天院(弁財天)は15分ほどかかります。その途中で撮ったツバキです。
途中で見かけた門松です。こういう門松を飾るお宅は少なくなりましたね。
弁財天を祀る朝日山弁天院の山門です。幟旗には「朝日辨財尊天」と書かれていました。山門を入っていくと左手は公園のようなスペースで、社殿は左側にありました。
弁天院は、寛永初年(1624)に備中松山城主の水谷伊勢守が上野不忍池に弁天堂を創建すると同時に、その下屋敷であった水の谷の邸内にも弁財天を祀ったことを開基としています。
弁財天は本堂の奥、中央にいらっしゃいました。木像のようです。小さいので、ズームしてトリミングしました。クリックしてご覧下さい。
福茶の接待を受けたり、顔出しパネルで写真を撮ってもらう会員もいました。
境内が広いので、ここで2回目の記念撮影。遅れてきた会員も追いつきました。
4番目は毘沙門天の法昌寺ですが、その少し手前、鳥居に「八福神参り」の提灯を掲げた寺がありました。小野照崎神社ですが、時間があるので立ち寄って見ました。
正確には、「東京下町八社福参り」(HPはこちら)と称するようで、七福神巡りとは別系統でした。
小野篁(平安初期の漢学者・歌人)がこの地に住んでいて、住民に尊敬されていましたが、篁が死んだ後、仁寿2年(852)、地元の人々が、小野照﨑大明神として祀ったのが起源とされています。
社殿の左側に富士塚がありました。高さ5m、直径16mで、富士山の溶岩で覆われています、原型が良く保存されているので、国の重要有形民俗文化財に指定されているそうです。境内には、藤原秀行名誉棋聖の記念碑がありました。
小野照崎神社の向かい側が毘沙門天を祀る日照山法昌寺です。
法昌寺は、慶安元年(1648)、下谷御切手町付近に創建、元文2年(1737)に当地へ移転したといいます。本尊は「宗祖奠定十界勧請大曼陀羅」という曼荼羅です。
本堂の右手前に毘沙門堂がありました。
毘沙門天は石像でした。
ご本尊が曼荼羅の関係か、本堂右手に大きな垂れ幕がありました。右下は境内のサザンカです。
記事を書いている際、知ったことですが、法昌寺はたこ八郎(プロボクサー・喜劇役者)の菩提寺だそうです。4段上の右側の写真で、右手前に移っている石像が「たこ地蔵」だそうです。
境内の片隅でジュウガツザクラが綺麗に咲いていました。 → nobaraさんから、「十月桜というよりカンザクラのような雰囲気」とのご意見がありました。
次は、5番目の大黒天を祀る英信寺に向います。
(つづく)
下谷七福神巡り(その1)はこちらです。
下谷七福神巡り(その3)はこちらです。
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この記事へのコメント
寿々木
river
無門
七福神かと思ったら
なんと八福神でしたね
百人一首でもお馴染みの
小野篁ゆかりでしたか
閻魔大王様の補佐もやってたんだよね
長さん
白侘助らしき花、花弁が痛み始めています。新鮮な花は角度が悪かったり、葉に邪魔されて撮れませんでした。
長さん
確か2010年の正月から始めたような記憶ですから、まだまだコースがダブることはないですが、交通の便が良く、歩行距離が短いコースとなると、限られてきます。
群馬県の七福神巡りを調べたら7コース、他に1カ所七福神が2つありましたよ。
長さん
小野照崎神社は東京下町八社福参りという別のコースなのですが、七福神巡りの近くに八福神と表示しているのは紛らわしいです。
小野篁は百人一首に出てくる位しか知りませんでした。いろいろ逸話や伝説があるそうですね。
信徳
紅白のツバキが綺麗です。
二回目の記念撮影、今度は旗が裏返っていませんね。
月奏曲
ピカピカで綺麗すぎるとなんかご利益薄そうな気分に…w
shuuter
このところ季節感がずれて困ります。
nobara
斑入りのなど、かわいらしいですね。
福茶の接待もあるんですね。
ボランティアの方がいらっしゃるようで
いかにも下町って感じがしますね。
十月桜というよりカンザクラのような雰囲気ですね。
長さん
椿の花は、下町らしく、鉢植えで咲いていました。
旗は裏返しでも画数が少ないから読めるんですけどね(笑)。
長さん
毘沙門天は新調したんじゃないかと思われるほど綺麗でしたよ。新しくても入魂してあるでしょうから、御利益に変わりは無い(笑)。
長さん
ジュウガツザクラが咲き残っているような感じなんですが、もしかするとフユザクラかも知れません。
長さん
しべが合着しているからツバキですよね。
朝日山弁天院ではボランティアさんがドラム缶を半分に切った中で、たき火の接待もしてくれました。
ジュウガツザクラじゃなく、カンザクラでしょうか。色が白っぽいからジュウガツザクラだと思ったんですがねー。
ロシアンブルー
弁財天思い出しました。
お茶の接待で温かいお茶を頂きほっとしました。
毎年七福神巡りをしているとこんがらがってしまったり、
忘れてしまいました。
何となく、思い出せます。
mori-sanpo
堀切菖蒲園に花菖蒲を見に行った途中で、七福神の石像が並んでいるのを見たことがありました。機会を見て歩いてみたいと思います。
長さん
毎年七福神巡りをされていらっしゃいますか。私も、今回、労組OB・OG会のブログに、昨年行った谷中七福神巡りと書いてしまい、慌てて訂正ました。
長さん
「東京の七福神めぐり」というサイトによると、都内に33コースあるそうです。その他、一社寺で七福神があるところが21もありました。
市川市役所のHPにしないの七福神巡りが紹介されていましたよ。
eko
可愛らしい弁財天ですね。大きくしてみました。お茶のお接待もあって良いですね。
ジュウガツザクラ寒い時期に咲いているのを見ると温かく感じられて良いですね。
なおさん
江戸時代には各地にミニ富士塚が出来て、富士山まで行けないひとには有り難がられたのでしょうね。
お寺さん巡りも面白そうです。
すーちん
七福神めぐり
気分的にも気持ち
良いでしょうね
行ったこと無いですが(^^
長さん
鉢植えの椿が綺麗に咲いていました。しばらくはサザンカと一緒に咲き続けますね。
この弁財天は琵琶を抱えた女性ではなく、宇賀神様式の神像でした。
ジュウガツザクラと書きましたが、フユザクラかも知れません。
長さん
下町らしく、植木鉢が表通りにも並べてあり、ツバキもその中から見つけたものです。
江戸時代に富士講が流行だったそうですが、簡単に登れる富士山を作ったのですね。
長さん
七福神巡り、江戸時代に大流行したそうです。庶民の娯楽の一つだったのですね。私たちも同じようなものです。
イッシー
いろんな話をされながら大勢の仲間と歩くのは楽しそうですね!
りりい
そろそろ、花散歩を始めようかという気分になってきました。
七福神巡り、そんなにコースがたくさんあると、目的があって、ウォーキングにもなる、お参りもできる、一挙両得ですね。
shizuo
恒例の七福神巡り、今年は下谷七福神巡り。
同行してるみたいなわたし達にも、ご利益有ると嬉しいです^^。
懐かしいですね、玄関前の門松。
子どもの頃は当たり前のように家々の玄関先にありました。
少しずつ変わっているんですね、日本のお正月。
さぁ今年も愉しまないとね、日本の一年を~♪
長さん
都内は暖かいのか、椿が綺麗に咲いていました。
年に1度会えるか会えないかという仲間もいますから、旧交を温めるのにも良い機会なのです。
長さん
サザンカとツバキは同じ属なのに開花時期が1ヶ月くらいずれていますね。これからもっと寒くなるようですが、ロウバイや梅が咲き出しましたから、花を探して歩くのも良いですね。
七福神巡り、これで御利益があると尚良いのですが・・・。
長さん
多分、これで8回目じゃないかと思うのですが、当会の人気企画第一番です。7つの神様をアップで載せますから、画面でお参りして下さい。お賽銭は不要です(笑)。
門松も簡素化が進み、わが町内会は門松を印刷した、掲出用の紙を配布しています。
はるる
行ってみたいと思いつつ。
椿、白も赤もいいですね。
たこ地蔵というのもあるんですか。
桜が青空にきれいです。
長さん
七福神巡りは娯楽の少なかった江戸時代の流行り物だそうですから、何人かで巡るのが良さそうです。
はこ八郎は昔良くTVに出ていましたので、ファンがお地蔵さんを作ったらしいですよ。