今回は、雲霧林区画から常設展示室に至る通路で見た花です。
サンゴアブラギリ (珊瑚油桐)
トウダイグサ科ヤトロファ属(ナンヨウアブラギリ属)の非耐寒性常緑小低木
原産は西インド諸島、中米
花だけでなく、花軸も朱赤色なので、珊瑚に見える
ヤナギトウワタ (柳唐綿)
ガガイモ科トウワタ属の多年草で、原産は北アメリカの東部
ブーゲンビリア
オシロイバナ科ブーゲンビリア属も熱帯性低木
和名はイカダカズラ(筏葛)、ココノエカズラ(九重葛)
ハイビスカスの色々
アオイ科フヨウ属の非耐寒性常緑低木
左上は二段咲き(雄しべが花弁化したもの)
プルメリア
キョウチクトウ科インドソケイ属の小灌木
原産は中南米、カリビア海諸国で、約300種確認されている
ライティア・ゼイラニカ(セイロンライティア)
キョウチクトウ科ライティア属の常緑低木で、スリランカ原産
ベニヒモノキ (紅紐の木)
トウダイグサ科エノキグサ属の常緑低木。原産はインド~マレー半島
シロヒモノキ (白紐の木)
ベニヒモノキの花が枯れ始めているのかと思ったのですが、
ベニヒモノキの園芸種だそうです。初めて見ました
クレロデンドルム・ウガンデンセ
シソ科(←クマツヅラ科)クレロデンドルム属(クサギ属)の常緑低木
原産はウガンダから旧ローデシアにかけて
タッカ・シャントリエリ
タシロイモ科タッカ属で、インド北東部~東南アジア原産
和名はクロバナタシロイモ(黒花田代芋)。流通名はブラックキャット
英名はBat(こうもり) Flower、Devil(悪魔) Flower
次回は、企画展示室で行われていた、らん展で見た花を紹介します。
(つづく)
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アメリカ大陸の原種ラン(その4)
つくば蘭展(昨年12月10日から18日まで開催)の第二会場で見たアメリカ大陸の原種ランたちです。
ブラサボラ ペリニー
Brassavola perrinii
ブラジル、ボリビア、アルゼンチンなどに分布する着生種
栽培が容易なため、日本でも普及している
ブルボフィルム グルティノスム
Bulbophyllum glutinosum
ブラジルの1300~1600mの溶岩帯で発見された着生種
12月16日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
温室ではおなじみのハイビスカスも暖かそうな色あいですし、プルメリアも良いですね。
紅白のモールのようなベニヒモノキやシロヒモノキも面白いです。
クレロデンドルム・ウガンデンセは木になりますが、日本のカリガネソウは草になりますね。うちのカリガネソウはすっかり枯れて冬姿です。
タッカ・シャントリエリも渋い花で黒ヒョウ??のような面白い姿ですよね。
river
ロシアンブルー
サンゴ油桐はサンゴにそっくりですね。
ベニヒモノキは観ましたが、シロヒモノキは気が付きませんでした。
ハイビスカスの二段咲きも珍しいです。
無門
ヤナギトウワタ
名前からして
あのふわふわした綿が
できてくるのかな
寿々木
コスモス
クレロデンドルム・ウガンデンセという、とても1回で覚えられない花はカリガネソウに似ていますね。
長さん
フウセントウワタは白が基調ですが、ヤナギトウワタは黄色とオレンジで派手ですね。
ベニヒモノキに園芸種があるとは驚きました。
同じクサギ属ですが、木と草なのに、こんなに似ている花は他にないかも知れませんね。
長さん
プルメリアを栽培しましたか。熱帯花木を代表する植物なので、やはり地植えで育てるのは難しいのでしょうね。
長さん
良い植物園を紹介して頂きました。早速行ってきましたよ。
サンゴアブラギリは赤い花軸が枝分かれしているので、珊瑚そっくりでしょう?
シロヒモノキは常設展示室に入るドアの右手にありましたよ。
長さん
ヤナギトウワタはフウセントウワタと同じように綿のようなものが出来ます。パンヤの代用になるので宿根パンヤの別名があります。
shuuter
カタカナの名前 覚えられず 過ぎ忘れてしまいます。
年のせいにしたらいけませんですね。
nobara
クレロデンドルム・ウガンデンセも好きな花です。
タッカ・シャントリエリは大阪の花博公園の
『咲くやこの花館』で見てから釘付けになりました。
繊細な造りですよね。ブラックキャット、納得です。
長さん
プルメリアは髪飾りにしたり、レイの材料にも使われるくらいで、香りが良いですね。ここのは鉢植えでした。樹高が高くなるインドソケイもプルメリアと呼ばれますが、このプルメリアは小灌木です。
月奏曲
タッカ・シャントリエリはコウモリよりは亜熱帯の蛾みたいな感じw
長さん
クレロデンドルム・ウガンデンセは木本、カリガネソウは草本ですが、おなじクサギ属とは言え、こんなに似た花は他にはないかも知れません。
長さん
和名が付いている花ばかりだと良いのですが、そうでないものは私も記憶するのが困難です。何度も見ている花は覚えられるので、繰り返し覚えるしかないですね。
長さん
サンゴアブラギリは花が落ちた後の方が珊瑚にそっくりですね。
私も、クレロデンドルム・ウガンデンセもカリガネソウも好きですよ。
タッカ・シャントリエリの本来の花は小さいですが、長い髭と大きな苞が特徴ですね。
長さん
サンゴアブラギリは珊瑚そっくりでしょう。葉は桐にそっくりなので、上手い名前だと思います。
タッカ・シャントリエリはそのまま撮ると黒い蝙蝠みたいになってしまうので、フラッシュを使っています。
mori-sanpo
黒花田代芋の花は、Devil Flowerと言われるように不気味な感じの花ですね。
eko
クレロデンドロム・ウガンデンセは可愛らしい花で好きです。カリガネソウとそっくりですね。
タッカ・シャントリエはなばなの里や花フェスタ記念公園の温室で見ています。不思議な花ですね。
長さん
ハイビスカスの二段咲き、これはまだしべが残っていますが、珍しいですよね。
タッカ・シャントリエリ、実物はもっと黒く、薄暗いところで見たらギョッとしますよ。
長さん
サンゴアブラギリ以外はご覧になったことがありますか。相当な花好きですね(笑)。
クレロデンドロム・ウガンデンセとカリガネソウ、遠く離れた地で、良くこんなに似た花に進化したものですね。
イッシー
中国人が好きそうな。。
すーちん
サンゴアブラギリ、初めて
みました
サンゴかと思いました^^
長さん
サンゴアブラギリ、東南アジアが原産なら中国人に大うけだったでしょうね。
長さん
サンゴアブラギリとはぴったりな名前ですよね。花後に、黒い実がなります。
行き当たりばったり
ブラックキャットには、びっくりです。
というか、驚きました。
この時期、植物館は花盛りで、超うれしいですね
長さん
タッカ・シャントリエは和名のように黒い花なのですが、写真にすると色がつぶれてしまうので、フラッシュを使っています。
今の時期、温室は外れがないのでありがたいです。
はるる
ハイビスカスもいろいろな色があって、今が冬だということ忘れてしまいます。
長さん
サンゴアブラギリは珊瑚そっくりで、これ以外の名前は想像出来ませんよね。
ハイビスカスは温室だと周年開花します。園芸品種もかなりあるそうです。