サンゴアブラギリ、ヤナギトウワタ、セイロンライティアなど・・・板橋区立熱帯環境植物館にて(4)

 1月4日に訪れた板橋区立熱帯環境植物館で見た花を記録しています。
 今回は、雲霧林区画から常設展示室に至る通路で見た花です。

サンゴアブラギリ (珊瑚油桐)
トウダイグサ科ヤトロファ属(ナンヨウアブラギリ属)の非耐寒性常緑小低木
原産は西インド諸島、中米
花だけでなく、花軸も朱赤色なので、珊瑚に見える
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ヤナギトウワタ (柳唐綿)
ガガイモ科トウワタ属の多年草で、原産は北アメリカの東部
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ブーゲンビリア
オシロイバナ科ブーゲンビリア属も熱帯性低木
和名はイカダカズラ(筏葛)、ココノエカズラ(九重葛)
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ハイビスカスの色々
アオイ科フヨウ属の非耐寒性常緑低木
左上は二段咲き(雄しべが花弁化したもの)
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プルメリア
キョウチクトウ科インドソケイ属の小灌木
原産は中南米、カリビア海諸国で、約300種確認されている
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ライティア・ゼイラニカ(セイロンライティア)
キョウチクトウ科ライティア属の常緑低木で、スリランカ原産
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ベニヒモノキ (紅紐の木)
トウダイグサ科エノキグサ属の常緑低木。原産はインド~マレー半島
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シロヒモノキ (白紐の木)
ベニヒモノキの花が枯れ始めているのかと思ったのですが、
ベニヒモノキの園芸種だそうです。初めて見ました
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クレロデンドルム・ウガンデンセ
シソ科(←クマツヅラ科)クレロデンドルム属(クサギ属)の常緑低木
原産はウガンダから旧ローデシアにかけて
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タッカ・シャントリエリ
タシロイモ科タッカ属で、インド北東部~東南アジア原産
和名はクロバナタシロイモ(黒花田代芋)。流通名はブラックキャット
英名はBat(こうもり) Flower、Devil(悪魔) Flower
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 次回は、企画展示室で行われていた、らん展で見た花を紹介します。
 (つづく)


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アメリカ大陸の原種ラン(その4)
 つくば蘭展(昨年12月10日から18日まで開催)の第二会場で見たアメリカ大陸の原種ランたちです。

ブラサボラ ペリニー
Brassavola perrinii
ブラジル、ボリビア、アルゼンチンなどに分布する着生種
栽培が容易なため、日本でも普及している
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ブルボフィルム グルティノスム
Bulbophyllum glutinosum
ブラジルの1300~1600mの溶岩帯で発見された着生種
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 12月16日撮影。
 (つづく)


この記事へのコメント

  • なおさん

    トウワタはオレンジと黄色の花が暖かそうですね。武蔵丘陵森林公園のボーダー花壇でも昨年11月頃見ました。
     温室ではおなじみのハイビスカスも暖かそうな色あいですし、プルメリアも良いですね。
     紅白のモールのようなベニヒモノキやシロヒモノキも面白いです。

     クレロデンドルム・ウガンデンセは木になりますが、日本のカリガネソウは草になりますね。うちのカリガネソウはすっかり枯れて冬姿です。

     タッカ・シャントリエリも渋い花で黒ヒョウ??のような面白い姿ですよね。
    2017年01月08日 16:50
  • river

    面白い花や懐かしい花が続々登場しますね。中でも昔、タイを訪れた時に見たプルメリア(タイではチャンピーと呼んでいました)はその後、自分でも栽培してみましたが何とか冬越しに成功しましたが花が咲くまで成長せず枯れてしまいました。
    2017年01月08日 17:35
  • ロシアンブルー

    こんばんは。
    サンゴ油桐はサンゴにそっくりですね。
    ベニヒモノキは観ましたが、シロヒモノキは気が付きませんでした。
    ハイビスカスの二段咲きも珍しいです。
    2017年01月08日 18:11
  • 無門

    こんにちは

    ヤナギトウワタ
    名前からして
    あのふわふわした綿が
    できてくるのかな
    2017年01月08日 18:38
  • 寿々木

    プルメリアが咲いていましたか、とても良い香りがします。グアムやハワイでよく見ます。石垣島のホテルの庭にも咲いていました、かなり大きくなる木ですが、温室の屋根につかえませんか?それとも鉢植えでしょうか。
    2017年01月08日 19:00
  • コスモス

    ブーゲンビリアやハイビスカス等知って入る花が出てきました。
    クレロデンドルム・ウガンデンセという、とても1回で覚えられない花はカリガネソウに似ていますね。
    2017年01月08日 20:10
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    フウセントウワタは白が基調ですが、ヤナギトウワタは黄色とオレンジで派手ですね。
    ベニヒモノキに園芸種があるとは驚きました。
    同じクサギ属ですが、木と草なのに、こんなに似ている花は他にないかも知れませんね。
    2017年01月08日 21:18
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    プルメリアを栽培しましたか。熱帯花木を代表する植物なので、やはり地植えで育てるのは難しいのでしょうね。
    2017年01月08日 21:21
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    良い植物園を紹介して頂きました。早速行ってきましたよ。
    サンゴアブラギリは赤い花軸が枝分かれしているので、珊瑚そっくりでしょう?
    シロヒモノキは常設展示室に入るドアの右手にありましたよ。
    2017年01月08日 21:25
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    ヤナギトウワタはフウセントウワタと同じように綿のようなものが出来ます。パンヤの代用になるので宿根パンヤの別名があります。
    2017年01月08日 21:29
  • shuuter

    サンゴアブラギリ 和名のついたものが年寄りにはよろしいです。
    カタカナの名前 覚えられず 過ぎ忘れてしまいます。
    年のせいにしたらいけませんですね。
    2017年01月08日 21:30
  • nobara

    サンゴアブラギリって花茎の方が珊瑚ですね。
    クレロデンドルム・ウガンデンセも好きな花です。
    タッカ・シャントリエリは大阪の花博公園の
    『咲くやこの花館』で見てから釘付けになりました。
    繊細な造りですよね。ブラックキャット、納得です。
    2017年01月08日 21:32
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    プルメリアは髪飾りにしたり、レイの材料にも使われるくらいで、香りが良いですね。ここのは鉢植えでした。樹高が高くなるインドソケイもプルメリアと呼ばれますが、このプルメリアは小灌木です。
    2017年01月08日 21:41
  • 月奏曲

    ほぇーホントにサンゴみたいですね。

    タッカ・シャントリエリはコウモリよりは亜熱帯の蛾みたいな感じw
    2017年01月08日 21:41
  • 長さん

    コスモスさん、コメントありがとうございます。
    クレロデンドルム・ウガンデンセは木本、カリガネソウは草本ですが、おなじクサギ属とは言え、こんなに似た花は他にはないかも知れません。
    2017年01月08日 21:43
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    和名が付いている花ばかりだと良いのですが、そうでないものは私も記憶するのが困難です。何度も見ている花は覚えられるので、繰り返し覚えるしかないですね。
    2017年01月08日 21:46
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    サンゴアブラギリは花が落ちた後の方が珊瑚にそっくりですね。
    私も、クレロデンドルム・ウガンデンセもカリガネソウも好きですよ。
    タッカ・シャントリエリの本来の花は小さいですが、長い髭と大きな苞が特徴ですね。
    2017年01月08日 21:49
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    サンゴアブラギリは珊瑚そっくりでしょう。葉は桐にそっくりなので、上手い名前だと思います。
    タッカ・シャントリエリはそのまま撮ると黒い蝙蝠みたいになってしまうので、フラッシュを使っています。
    2017年01月08日 21:52
  • mori-sanpo

    ハイビスカスの2段咲は初めて拝見しました。雄しべが花弁化するとは面白いですね。
     黒花田代芋の花は、Devil Flowerと言われるように不気味な感じの花ですね。
    2017年01月08日 22:48
  • eko

    サンゴアブラギリはほんとにサンゴのようです。ヤナギトウワタなどその他は知っている花が出てきました。
    クレロデンドロム・ウガンデンセは可愛らしい花で好きです。カリガネソウとそっくりですね。
    タッカ・シャントリエはなばなの里や花フェスタ記念公園の温室で見ています。不思議な花ですね。
    2017年01月08日 22:50
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    ハイビスカスの二段咲き、これはまだしべが残っていますが、珍しいですよね。
    タッカ・シャントリエリ、実物はもっと黒く、薄暗いところで見たらギョッとしますよ。
    2017年01月08日 22:58
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    サンゴアブラギリ以外はご覧になったことがありますか。相当な花好きですね(笑)。
    クレロデンドロム・ウガンデンセとカリガネソウ、遠く離れた地で、良くこんなに似た花に進化したものですね。
    2017年01月08日 23:00
  • イッシー

    ほんとにサンゴみたいですね。
    中国人が好きそうな。。
    2017年01月09日 07:08
  • すーちん

    お早うございます
    サンゴアブラギリ、初めて
    みました
    サンゴかと思いました^^
    2017年01月09日 07:45
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    サンゴアブラギリ、東南アジアが原産なら中国人に大うけだったでしょうね。
    2017年01月09日 08:40
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    サンゴアブラギリとはぴったりな名前ですよね。花後に、黒い実がなります。
    2017年01月09日 08:42
  • 行き当たりばったり

    おはようございます。
    ブラックキャットには、びっくりです。
    というか、驚きました。
    この時期、植物館は花盛りで、超うれしいですね
    2017年01月09日 10:28
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    タッカ・シャントリエは和名のように黒い花なのですが、写真にすると色がつぶれてしまうので、フラッシュを使っています。
    今の時期、温室は外れがないのでありがたいです。
    2017年01月09日 13:53
  • はるる

    サンゴアブラギリは本当にサンゴに見えます。
    ハイビスカスもいろいろな色があって、今が冬だということ忘れてしまいます。
    2017年01月09日 19:51
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    サンゴアブラギリは珊瑚そっくりで、これ以外の名前は想像出来ませんよね。
    ハイビスカスは温室だと周年開花します。園芸品種もかなりあるそうです。
    2017年01月09日 21:01

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