ストレストカーパス、ジゴニシア、フラグミメディウムなど・・・板橋区立熱帯環境植物館にて(2)

 1月4日、板橋区立熱帯環境植物館で見た花たちを記録しています。
 植物館のドームは3階相当部分まで吹き抜けになっています。
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 遊歩道のあちこちに小さなランが展示してありました。
デンドロキラム コンバラアリーフォルメ
Dendrochilum convallariaeforme(=Dendrochilum propinquum)
ルソン島~ミンダナオ島に原生する着生種
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 ニッパヤシの葉で屋根を葺いた「マレーハウス」は休憩場所です。新年らしく、ポインセチアで飾られていました。
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 温室の最上部には熱帯の高山植物が展示されています。霧を吹き出す装置があり、雲霧林(冷室)が再現されています。夏は涼しく人気のコーナーだそうです。
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ストレストカーパス ‘コンコルド・ブルー’
イワタバコ科の常緑多年草で、南アフリカ原産
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エスキナンサス・プルケール
イワタバコ科の常緑多年草で、ジャワ島原産の着生種
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ジゴニシア ‘紫小町’
(Zygonisia Roquebrune × Aganisia cyanea)
日本で作出され2004年に登録されたラン交配種。香りが良い
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フラグミペディウム セデニー
Phragmipedium sedenii (Phrag. longifolium x schlimii)
種間交配により作出されたランの園芸品種で、花が長い間咲き続ける
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ウツボカズラ (靫葛)
Nepenthes rafflesiana Jack
赤道近くの東南アジアを中心として分布するつる性の食虫植物
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 もう少し雲霧林の花を続けます。
 (つづく)


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アメリカ大陸の原種ラン(その2)
 つくば蘭展(昨年12月10日から18日まで開催)の第二会場で見たアメリカ大陸の原種ランたちです。

プレウロタリス ジレンマ
Pleurothallis dilemma
エクアドル原産の着生ラン
実に奇妙なランです(葉の形が独特な上、葉から直接花が咲く)
命名者はこのランを何と表現したら良いのか散々悩み、
決めかねない状態で、ジレンマに陥ったのかも知れません
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ワーセウィッツェラ アマゾニカ
Warczewiczella amazonica (= Chondrorhyncha amazonica)
コロンビア、エクアドル、ペルー、ブラジルの標高150~1000mに
分布する着生種で、花径は10cmほど(属中、最大)
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 (つづく)


この記事へのコメント

  • nobara

    吹き抜けは井の頭文化園の温室を思わせます。
    今はなくなってしまったんですが・・
    南国の野鳥が飛び交っていました。
    そのストレプトカーパス、大好きなんですよ。
    熊本では育てられたのに、こちらではダメなようです。
    やはり日当たりが必要なんでしょうね。
    好きな花と育ってくれる花は違いますね
    2017年01月06日 17:19
  • 寿々木

    花が少なく寒い冬は温室が一番です。ストレプトカーパス・コンコルドブルーは当地東谷山フルーツパークの温室にもございまして私も撮りました。いつ訪れても咲いてますから周年開花かも知れません。
    2017年01月06日 17:32
  • river

    板橋区立熱帯環境植物館は3階まで吹き抜け、ミストの装置まで備えた本格的な温室ですね。これなら雲霧林の植物も育てられますね。雲霧林の花の続きが見たいです。
    2017年01月06日 19:32
  • shuuter

    私も コンコルド・ブルーを撮りました。
    後日載せます。
    2017年01月06日 21:17
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    吹き抜けの屋根がサインカーブみたいな形をしていました。
    ストレストカーパスはもっと青い色だったのですが、上手く再現出来ません。我が家の近くで上手に育てているお宅がありますが、ガラス窓の直ぐ内側に置いてあります。日当たりと温度管理でしょうね。
    2017年01月06日 21:29
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    東谷に山でもコンコルド・ブルーが展示してありますか。有名な園芸種のようですね。日照と温度が適切なら周年開花なのでしょうね。
    2017年01月06日 21:31
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    こぢんまりした植物園なんですが、ミスト発生装置を付けた温室は初めてです。雲霧林区画は、今の時期、花の種類が少ないような感じでした。
    2017年01月06日 21:34
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    コンコルド・ブルー、京都府立植物園でも咲いていましたか。あっ、もうそのシリーズは終わったんでしたっけ。
    2017年01月06日 21:35
  • 月奏曲

    綺麗にボケてますし霧も良い表現ですしM5いい感じですねぇ。

    コンパクトな分取り回しは勝手良さそうですね。
    最も私のPENTAX愛は覆りませんがw
    2017年01月06日 21:44
  • eko

    冬の温室は暖かくて珍しい花も見られて良いですね。3階まで吹き抜けになっていると開放感がありますね。
    ミストが噴出しているのも良い感じです。
    ストレプトカーパス素敵ですね。
    プレウロタリス ジレンマは不思議な咲き方をしていますね。
    2017年01月06日 22:33
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    レンズはEOS M専用の18-150mmというズームを使っています。
    軽いので首から吊っていても疲れない(笑)。
    昔からCANONなので、手持ちのレンズが使えるのが利点です。
    2017年01月06日 22:41
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    居間までに行ったことがない植物園なら、きっと見たことがない植物があるのではないかと思いましたが、当りでした。ミストを吹き出す環境も初めてです。電車で1時間ですから、時期を換えて行ってみたいです。
    プレウロタリス・ジレンマ、奇妙な咲き方ですよね。
    2017年01月06日 22:44
  • mori-sanpo

    温室の花々、瑞々しく咲いていて楽しめましたね。
     特に、‘コンコルド・ブルー’は葉と花の色合いが絶妙にバランスがとれていて魅力的な花ですね。
    2017年01月06日 22:51
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    雲霧林を再現するなんて良いことを考えましたよね。自生地と同じような環境の中で植物たちものびのび育つことでしょう。
    コンコルド・ブルーはもっと青い花なんですが、デジカメは色の再現が難しいです。
    2017年01月06日 23:15
  • 藍上雄

    遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
     この時期温室で咲く花が、主なのですね。ランは不思議な形の物が多く魅力的な花が多いと思います。(個人的には、キワモノが好きなのですが…。)ミスト気持ちよさそうですね。
    2017年01月06日 23:19
  • なおさん

    日本にいて熱帯雨林を歩いているような気分になれるのは良いですよねえ。
     雲霧林の環境も再現しているとはスバラシイです。

     板橋はさほど遠くないので、夢の島に行くより近くて良さそうですね。
    2017年01月07日 05:24
  • イッシー

    やっぱりオアシスだなー!
    密林の中で美しい花に出会えた喜び。
    何となくほっとしますね。
    私が行ったら何周もしそうです(笑)
    2017年01月07日 08:06
  • 長さん

    藍上雄さん、今年もよろしくお願いします。
    冬は屋外で咲く花が減りますから、温室は格好の取材対象です。特に、日本ではランがこの季節に開花しますから、温室には良く出かけます。キワモノ、私も好きですよ(笑)。
    2017年01月07日 10:20
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ミストを吹き出して雲霧林を再現するのは良いアイディアですね。但し、カメラには若干影響があります。
    我が家からだと夢の島熱帯植物館へ行く方が乗車時間はかかりませんが、新木場駅からちょっと歩きますからね。
    2017年01月07日 10:29
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    温室に入るとレンズが曇りますから、1周目は写真を撮らずに回ってみると良いですね。
    ここは季節を変えて行って見たくなりました。
    2017年01月07日 10:31
  • はるる

    高山植物のあるところ、霧が出るのですか。夏涼しいとのこと、これは高山に来たかのような気分になるでしょうね。
    ストレストカーパス、懐かしいです。以前うちにありました。だめにしましたが。いい色です。
    2017年01月07日 19:01
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    高山植物は乾燥したところに分布するものと湿ったところに分布するものがあります。ランは湿ったところに適しているようです。高山ですから、気温も温室のように暖かくしては駄目なんです。
    ストレストカーパスも日本のような高温多湿の所は嫌いなので、育て方は難しいのでしょうね。
    2017年01月07日 20:57
  • K.たじまん

    山の上の方で雲霧のなかでひっそりと大人しく自生しているなんて、素晴らしい仙人みたいな存在ですね!
    2017年01月07日 22:10
  • 長さん

    K・たじまんさん、コメントありがとうございます。
    植物の原種はおよそ25万種類あります。生息する場所は世界中の地上に、またあるものは水中にも成長しているのです。
    2017年01月07日 22:31

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