植物館のドームは3階相当部分まで吹き抜けになっています。
遊歩道のあちこちに小さなランが展示してありました。
ニッパヤシの葉で屋根を葺いた「マレーハウス」は休憩場所です。新年らしく、ポインセチアで飾られていました。
温室の最上部には熱帯の高山植物が展示されています。霧を吹き出す装置があり、雲霧林(冷室)が再現されています。夏は涼しく人気のコーナーだそうです。
ストレストカーパス ‘コンコルド・ブルー’
イワタバコ科の常緑多年草で、南アフリカ原産
エスキナンサス・プルケール
イワタバコ科の常緑多年草で、ジャワ島原産の着生種
ジゴニシア ‘紫小町’
(Zygonisia Roquebrune × Aganisia cyanea)
日本で作出され2004年に登録されたラン交配種。香りが良い
フラグミペディウム セデニー
Phragmipedium sedenii (Phrag. longifolium x schlimii)
種間交配により作出されたランの園芸品種で、花が長い間咲き続ける
ウツボカズラ (靫葛)
Nepenthes rafflesiana Jack
赤道近くの東南アジアを中心として分布するつる性の食虫植物
イワタバコ科の常緑多年草で、南アフリカ原産
エスキナンサス・プルケール
イワタバコ科の常緑多年草で、ジャワ島原産の着生種
ジゴニシア ‘紫小町’
(Zygonisia Roquebrune × Aganisia cyanea)
日本で作出され2004年に登録されたラン交配種。香りが良い
フラグミペディウム セデニー
Phragmipedium sedenii (Phrag. longifolium x schlimii)
種間交配により作出されたランの園芸品種で、花が長い間咲き続ける
ウツボカズラ (靫葛)
Nepenthes rafflesiana Jack
赤道近くの東南アジアを中心として分布するつる性の食虫植物
もう少し雲霧林の花を続けます。
(つづく)
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
アメリカ大陸の原種ラン(その2)
つくば蘭展(昨年12月10日から18日まで開催)の第二会場で見たアメリカ大陸の原種ランたちです。
プレウロタリス ジレンマ
Pleurothallis dilemma
エクアドル原産の着生ラン
実に奇妙なランです(葉の形が独特な上、葉から直接花が咲く)
命名者はこのランを何と表現したら良いのか散々悩み、
決めかねない状態で、ジレンマに陥ったのかも知れません
ワーセウィッツェラ アマゾニカ
Warczewiczella amazonica (= Chondrorhyncha amazonica)
コロンビア、エクアドル、ペルー、ブラジルの標高150~1000mに
分布する着生種で、花径は10cmほど(属中、最大)
(つづく)
この記事へのコメント
nobara
今はなくなってしまったんですが・・
南国の野鳥が飛び交っていました。
そのストレプトカーパス、大好きなんですよ。
熊本では育てられたのに、こちらではダメなようです。
やはり日当たりが必要なんでしょうね。
好きな花と育ってくれる花は違いますね
寿々木
river
shuuter
後日載せます。
長さん
吹き抜けの屋根がサインカーブみたいな形をしていました。
ストレストカーパスはもっと青い色だったのですが、上手く再現出来ません。我が家の近くで上手に育てているお宅がありますが、ガラス窓の直ぐ内側に置いてあります。日当たりと温度管理でしょうね。
長さん
東谷に山でもコンコルド・ブルーが展示してありますか。有名な園芸種のようですね。日照と温度が適切なら周年開花なのでしょうね。
長さん
こぢんまりした植物園なんですが、ミスト発生装置を付けた温室は初めてです。雲霧林区画は、今の時期、花の種類が少ないような感じでした。
長さん
コンコルド・ブルー、京都府立植物園でも咲いていましたか。あっ、もうそのシリーズは終わったんでしたっけ。
月奏曲
コンパクトな分取り回しは勝手良さそうですね。
最も私のPENTAX愛は覆りませんがw
eko
ミストが噴出しているのも良い感じです。
ストレプトカーパス素敵ですね。
プレウロタリス ジレンマは不思議な咲き方をしていますね。
長さん
レンズはEOS M専用の18-150mmというズームを使っています。
軽いので首から吊っていても疲れない(笑)。
昔からCANONなので、手持ちのレンズが使えるのが利点です。
長さん
居間までに行ったことがない植物園なら、きっと見たことがない植物があるのではないかと思いましたが、当りでした。ミストを吹き出す環境も初めてです。電車で1時間ですから、時期を換えて行ってみたいです。
プレウロタリス・ジレンマ、奇妙な咲き方ですよね。
mori-sanpo
特に、‘コンコルド・ブルー’は葉と花の色合いが絶妙にバランスがとれていて魅力的な花ですね。
長さん
雲霧林を再現するなんて良いことを考えましたよね。自生地と同じような環境の中で植物たちものびのび育つことでしょう。
コンコルド・ブルーはもっと青い花なんですが、デジカメは色の再現が難しいです。
藍上雄
この時期温室で咲く花が、主なのですね。ランは不思議な形の物が多く魅力的な花が多いと思います。(個人的には、キワモノが好きなのですが…。)ミスト気持ちよさそうですね。
なおさん
雲霧林の環境も再現しているとはスバラシイです。
板橋はさほど遠くないので、夢の島に行くより近くて良さそうですね。
イッシー
密林の中で美しい花に出会えた喜び。
何となくほっとしますね。
私が行ったら何周もしそうです(笑)
長さん
冬は屋外で咲く花が減りますから、温室は格好の取材対象です。特に、日本ではランがこの季節に開花しますから、温室には良く出かけます。キワモノ、私も好きですよ(笑)。
長さん
ミストを吹き出して雲霧林を再現するのは良いアイディアですね。但し、カメラには若干影響があります。
我が家からだと夢の島熱帯植物館へ行く方が乗車時間はかかりませんが、新木場駅からちょっと歩きますからね。
長さん
温室に入るとレンズが曇りますから、1周目は写真を撮らずに回ってみると良いですね。
ここは季節を変えて行って見たくなりました。
はるる
ストレストカーパス、懐かしいです。以前うちにありました。だめにしましたが。いい色です。
長さん
高山植物は乾燥したところに分布するものと湿ったところに分布するものがあります。ランは湿ったところに適しているようです。高山ですから、気温も温室のように暖かくしては駄目なんです。
ストレストカーパスも日本のような高温多湿の所は嫌いなので、育て方は難しいのでしょうね。
K.たじまん
長さん
植物の原種はおよそ25万種類あります。生息する場所は世界中の地上に、またあるものは水中にも成長しているのです。