ちょっと変った花が咲くランです・・・池袋「世界のらん展2017」にて

サンシャインシティ「世界のらん展2017」にて(その10)
 「第56回 全日本蘭協会洋らん展 サンシャインシティ 世界のらん展2017 ~温室がなくても蘭~」(1月5日~9日開催)で見たランの中から、ちょっと変ったランを紹介します。

トリゴニディウム エガートニアナム
Trigonidium egertonianum
唐木善孝さん(蘭友会)
メキシコ~コロンビアの熱帯地方に分布する着生種
3枚の萼片が発達している。2本の突起は花弁でしょうか?
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デンドロビウム テトラゴナム アルバム
Den. tetragonum fam. album
菅谷信行さん(蘭遊会)
オーストラリアに分布する着生種
萼と花弁の先端が長く伸びているのが面白い
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アングレカム ラモサム チピカム
Angcm. ramosum var. typicum (=Angcm. germinyanum)
荒木悦子さん(全日本蘭協会)
マダカスカル諸島に自生する着生種
上の、デンドロビウム テトラゴナムに似ていますが、こちらは‘蛸’(笑)
普通のランは唇弁が下になるのに、これは上に付いている
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ブラシア オーランティアカ
Brs. aurantiaca 'Ecuagenera' (=Ada aurantiaca)
松嶋孝晴さん(個人)
コロンビア、ベネズエラ、エクアドルの標高2500m前後に自生する着生種
花はこれ以上開かない
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ステノリンカス スペシオサス
Stenorrhynchus speciosus
加藤成乃さん(個人)
メキシコ~ペルーにかけて広く分布する地性ラン
‘大きな赤いネジバナ’と表現したサイトがありましたが、同感です
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ロビクエティア セリナ
Robiquetia cerina
加藤博明さん(個人)
フィリピンに自生する着生種
花の形から、パイナップル・オーキッドと呼ばれる
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 1月9日撮影。
 まだまだ変ったランがありますよ。
 (つづく)


この記事へのコメント

  • 無門

    こんにちは

    可なり無茶苦茶に
    イメージしても
    予想をはるかに覆して
    蘭の花は
    変化して楽しませてくれますね
    2017年01月25日 16:22
  • nobara

    大きな赤いネジバナですか?
    面白いたとえですね~そう見えます。
    ノビネチドリみたいな?感じもしますね~
    蘭もここまで変種だとちょっと混乱します(笑)
    パイナップル・オーキッドもなるほどですね。
    2017年01月25日 16:45
  • 寿々木

    蜘蛛形やパイナップル形の花が出てきましたね。チョットどころか大変変わっていると思います。
    2017年01月25日 17:31
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    今回のらん展はいつになくへんてこりんなランが多かったような気がします。愛好家の嗜好が変化したのかな。
    2017年01月25日 19:12
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    赤いネジバナとは面白い表現ですね。そう言えば、ノビネチドリにも雰囲気が似ています。
    パイナップル・オーキッドというのも、そのものずばりですね。
    2017年01月25日 19:14
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    リップが逆さまに開くというのも何か理由があるのでしょうね。次回も変な咲き方のランを紹介しますので、お楽しみに。
    2017年01月25日 19:17
  • river

    ランは虫媒花です。花粉を運ぶ虫を誘う絶妙な仕組みを考え出しました。その一つが花の形ですね。変わった花形のランに凝る収集家もいます。こうした一般的で無いランは資料も少なく栽培も難しそうです。
    2017年01月25日 19:20
  • すーちん

    今晩は
    こおいった変わったランは
    どういった処で入手するんで
    しょうね^^
    2017年01月25日 20:33
  • 信徳

    見るもの見るもの初見ランです。
    ランの世界は奥が深いですね。
    愛好家の人も大変でしょうね。
    キリがない。
    2017年01月25日 20:55
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    ランは花粉を媒介してくれる昆虫とともに進化してきたと言っても過言ではないでしょうね。ダーウィンがアングレカムの長い距を見て、距の長さに匹敵する口吻を持つ昆虫がいることを予言した話は有名ですね。
    2017年01月25日 20:59
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    ネット検索してみると、こういう面白いランを輸入して販売する業者がいることが分りました。
    2017年01月25日 21:01
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    らん展でランの世界の奥深さに触れることが出来るのは、とても楽しみなのです。蓼食う虫もなんとやらの愛好家がいるんですね。
    2017年01月25日 21:03
  • 月奏曲

    お!これははっきり特徴的www


    トリゴニディウムエガートニアナム、両手で顔を押さえてるみたいなお花w顔の部分もキカイダー?ハカイダー?なんかそんな感じっぽいw

    アングレカムラモサムチピカムこれはタコ星人ですねwww

    ちょっと太陽の塔のシンボルにも似てるので太陽のタコでもいいやw
    2017年01月25日 21:15
  • なおさん

    進化の最先端をゆくようなさまざまなランの形は楽しいですね。面白いものばかりで、ハマるひとが多いのもなるほどですよね。通なひとは形の面白さを追求することもあるのでしょうね。
    2017年01月25日 21:19
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    両手で顔を押さえている・・・面白い。あまろ強く押さえすぎて目が飛び出している(笑)。
    そう言えば、太陽の塔の顔にも見えますね。
    2017年01月25日 22:29
  • shuuter

    ブラシア オーランティアカ 1色の野生味のある蘭に惹かれます。
    2017年01月25日 22:33
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    進化の最先端か、遅れているのかよく分りませんが、面白いランがありますよね。こういうのを集める人は、ラン愛好会に所属せず、個人で楽しんでおられる方が多いみたいです。
    2017年01月25日 22:35
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ブラシア属の花は白ないし黄緑に茶の斑があり、先端が長く伸びているものが多いですが、オーランティアカは色も形も特異な存在に思われます。
    2017年01月25日 22:44
  • mori-sanpo

    上の3枚は、アニメに出てくる妖怪のようなランで、その表情が面白いですね。
     子供たちに見せればもっと夢が膨らみそうです。
    2017年01月25日 23:03
  • eko

    大きな赤いネジバナなるほどそう見えますね。
    それにしても変わり種のランばかりで面白いですね。
    パイナップル・オーキッドそのままです。
    2017年01月25日 23:03
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    アニメは見ないので分からなかったのですが、前出の月奏曲さんは若いので、そういうキャラクターに例えていました。
    2017年01月26日 00:12
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    単色のランはどちらかと言えば少数派、その中でもブラシアやステノリンカスは変わり者ですね。
    パイナップルにペンが刺してあったらもっと面白かったのに(笑)。
    2017年01月26日 00:16
  • ジュン

    面白い蘭ですね
    萼と花弁の先端が
    長く伸びていたり
    ネジバナやパイナップル
    そのまんまって感じです
    2017年01月26日 10:49
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    ランの世界は面白いですね。1,200株ほどの展示ですが、こんなに多様な種類を見ることができるなんて…。
    2017年01月26日 11:34
  • はるる

    本当におもしろい形ですね。
    それなりに理由があるのでしょう。
    よくこれほど次々変わったものがあるものと驚いています。
    でもいいものですね。
    2017年01月26日 19:15
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    変な形に進化したのはきっと何か理由があるのでしょうね。
    長い距を持つランの花粉を運ぶ蛾がいると予言したダーウィンの進化論が思い出されます。
    2017年01月26日 20:55
  • うふふ

    こんばんは!
    ホント!変わった蘭ですね。
    家にあったら楽しそうですね。
    創造の神さまは時々悪戯をするようです(笑)
    2017年01月26日 22:42
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    こんな変ったランを自宅で育てることが出来たら楽しいでしょうね。でも、その殆どは詳細がよく分らず、出展者も試行錯誤しながら育てているのではないでしょうか。
    2017年01月26日 23:17

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