都営地下鉄三田線の高島平駅から5,6分で到着です。
熱帯環境植物館とは? (同館のHPから)
熱帯環境植物館(グリーンドームねったいかん)は、東南アジアの熱帯雨林を立体的に再現しています。
潮間帯植生、熱帯低地林、集落景観の3つの植生ゾーンに分かれた温室を中心に、熱帯の高山帯の雲霧林を再現した冷室、さらに地階にはミニ水族館を設け、海から山へと続く、一連の熱帯環境を楽しみながら学べる博物館型植物館です。
施設全体で約3000m²、そのうち植栽面積は1000m²で、地下1階から地上2階までの吹き抜けとなる大空間を確保しています。
隣接している高島平温水プールや高島平ふれあい館とともに、板橋清掃工場の余熱を利用した省エネルギー型の施設として平成6年9月に誕生しました。
順路は地階の「ミニ水族館」からです。
1階の植物館に入り、スロープを少し上ったところです。
ウナズキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉、アオイ科ヒメフヨウ属)は温室展示の定番と言って良いでしょう。
ピンクの花も展示されていました。
ベンガルヤハズカズラ(ベンガル矢筈葛、キツネノマゴ科ツンベルギア属)もかなり蔓を伸ばしていました。
更に進むと、アヤメのよう花が咲いていました。名札にはアメリカシャガと書いてありました。初めて見る植物です。
亜米利加著莪 学名:ネオマリカ・ノルティアナ(ノーシアナ)
アヤメ科ネオマリカ属(アメリカシャガ属)の多年草
アメリカと付くが、原産はニカラグア~ブラジル
1属1種で、日本のシャガとは別属
英名はウォーキング・アイリス(地下茎を伸ばして増えていくから)
花茎は扁平な葉に挟まれて伸び、途中から顔を出す ↑
↓ 丸まった内花被はこれから伸びてくるようだ
午後にはしぼみ始めるそうだ。花には優しい芳香があるという
サンタンカ(山丹花、アカネ科、イクソラ・シネンシス)としてあったが、花弁が少し細いので、イクソラ・コッキネアの可能性がありそうだ。
このシリーズは、新しいカメラ(EOS M5)の試し撮りを兼ねています。ピントに難がある写真が登場する可能性があります。
(つづく)
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アメリカ大陸の原種ラン(その1)
つくば蘭展(昨年12月10日から18日まで開催)の第二会場で見たアメリカ大陸の原種ランたちです。
リカステ スキンネリ (=リカステ ヴァルギナリス)
Lycaste skinneri(= Lycaste virginalis)
リカステ属は中南米で45種ほどが確認されており、「森の妖精」と言われている
スキンネリはメキシコ~ホンジュラスに分布する着生種
グアテマラ共和国の国花になっているように、原種のままで十分鑑賞
に耐えるので、スキンネリ同士の交配により改良が行われてきた
Lycaste virginalis var.alba
12月16日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
river
リカステの三角形の花は大変美しいです。ただ葉が大変大きいのと夏の暑さに弱いので栽培は難しそうです。
なおさん
冬でもぬくぬくといろいろな植物の見られる温室は良いですよね。
新戦力のEOS M5のフィールドテストも兼ねてとは良いですね。僕はM3があるので、当分はガマンです。
長さん
アメリカシャガの丸まった内花被は伸びるらしいのですが、午後にはしぼみ始めると言うことなので、丸まったまましぼんでしまうのかもね。
リカステはらん展でも大きな葉を折曲げで縛ってある姿を見かけますね。
長さん
清掃工場はこの建物の東側にありますね。3Kのアルバイトですから時給も良かったのですね。
この日も暖かかったので、中で大汗をかきましたが、冷室という区画は涼しかったですよ。
歳とともに重いカメラは負担になってきましたので、ミラーレスに買い換えました。
寿々木
イッシー
熱帯魚も同じ所で見られるのは幸せかも。
K.たじまん
また、熱帯魚たちもゆったりと泳いで良いですね!
昨年末に買ったデンドロビュームの切り花まだまだ元気です。花は良いですね!
nobara
主人の実家はその手前、西台です。
そんな近いところにあるなんて知りませんでした。
アメリカシャガ、初めてだったのですか?
色違いのチリアヤメっぽいですよね。
リカステは好事家が多いらしいです。
ミニ水族館があるなんて@@
我が家のおチビが喜びそうです((((^Q^)/
月奏曲
EVFとかのレビューもいただけると幸いです。
ピンクのウナズキヒメフヨウが可愛いwクルクルっとしててキャンディーみたいw
shuuter
丸まった内被片がかわいいですね。
蘭の原種には興味がありますね。
長さん
アメリカシャガはチリアヤメの花にイメージが重なりますが、ずっと大きな花で、シャガより草丈が大きいです。
東山植物園の温室工事は平成31年までかかるそうで、先は長いですね。
長さん
込み焼却場の余熱利用は良いことですね。ここは隣に温水プールがあります。夢の島熱帯植物館や水戸市植物公園の温室も余熱利用です。
植物だけでなくミニ水族館もあるので、親子連れで賑わっていました。
mori-sanpo
ミニ水族館もあり、寒い時期には孫を連れて出かけて見たくなるような施設ですね。
リカステ スキンネリは、「森の妖精」にふさわしい雰囲気の花ですね。
長さん
リカステは三角形の花形で、ランの中ではすっきりした美しさがあります。その中でもスキンネリは人気のある品種です。
ランは花保ちが良いものが多いです。温室で栽培出来る品種の中には数ヶ月咲き続けるものもありますよ。
長さん
一月前までここの存在を知りませんでした。板橋区には区立赤塚植物園もあり、羨ましいです。
アメリカシャガ、初めて知りました。結構草丈がありますね。
水族館もあるので、お子さんたちも多かったですよ。駅から近いし、お勧めです。
長さん
EOS M5はかなり良く仕上がっている感じがします。EVFも大きく見えて、一眼レフと遜色はありません。詳しくは下記をどうぞ。
http://cweb.canon.jp/eos/lineup/m5/
ウナズキヒメフヨウ、これ以上開かないところが奥ゆかしくて、可愛いです。
長さん
アメリカシャガは独特な雰囲気がありますね。通りがかった人は「何これー」と言って、必ず立ち止まっていました。
アメリカ大陸の原種ランは4、5回連載する予定です。
長さん
それほど大きな施設ではありませんが、雲霧林の環境を作っているのはユニークです。
冬休みの関係もあり、子供連れも多く見かけました。
リカステは大きな葉も特徴なのですが、この2種類はそれほどでもありませんでした。
eko
アメリカシャガは初見です。丸まった内花被がユニークですね。
森の妖精と呼ばれているリカステ スキンネリも素敵です。
ロシアンブルー
板橋熱帯環境植物園に行って来られたんですね~
ウッカリしていましたが、らん展が始まっているんですね。
アメリカシャガは珍しいですね。
サンタンカの花いろがいつも見る花色より赤かった記憶です。
リアステ スキンネリ、スッキリとした花でとても素敵ですね。
すーちん
アメリカシャガ、シャガに
似てるようですが別属何ですか
長さん
余熱を利用した植物園はいくつか知っていますが、水族館併設というのはユニークです。
アメリカシャガ、草丈が高く、直ぐ目に付きました。
リカステ属はシンプルな美しさがありますね。
長さん
池袋サンシャインのらん展が1月5日から始まっていますが、それより早いらん展でした。
サンタンカは橙色を帯びたものが多いようですが、ここのは花色が濃かったです、
リカステは素敵な花ですが、日本では育てるのが大変らしいです。
長さん
シャガは外花被に模様があり、内花被にはないですが、アメリカシャガはその反対です。その他、いくつか異なる特徴があるようです。
無門
アメリカシャガ
いつものシャガに
似て非なるもの
丸まった姿がもどかしい
はるる
ROKO
いいですね。カメラは色々ありますが、
決め手は何ですか?
これからも楽しみにしてます。
長さん
植物界にも他人のそら似が存在するんですね。面白いです。
長さん
これまでAPS-Cサイズのデジタル一眼を使っていたのですが、重さが段々負担になってきました。ミラーレスは軽くて、交換レンズと一緒に持ち歩いても楽なんです。
長さん
水族館もじっくり見ると面白いですが、今回の目的は植物の方なので・・・。ダウンを着ていったので、暑かったですよ。
アメリカシャガは小さい花ですが目立っていました。匂いの方はチェックを忘れました。
行き当たりばったり
もうラン展が始まっているのですね。ランの花--種類が多すぎて----すべてが新鮮です。
2月開催のらん展の案内が届きました。
長さん
1月2日から始まるらん展は初めて知りました。らんはバラエティが豊富なところが魅力です。
私にも世界らん展の前売り案内のメールが届きましたよ。