新宿御苑の大温室で開催された洋らん展を楽しんでいます。
今回も先ず、入賞作品から紹介しますが、採石を積み上げた壁面の前によしずを張って展示してありました。
パフィオペディラム エメラルド レイク
Paph. Emerald Lake
<特別賞> 清水達夫氏
デンドロビューム スペックマイエリ
Den. speckmaieri (= Den. lamellatum tricolor)
インドネシア原産
<特別賞> 成田英一氏
(画像クリックで花の拡大画像が表示されます)
ミルタシア アズテック ’ナロ’
Miltassia Aztec ‘Nalo’(= Bratonia Aztec ‘Nalo’)
(Bratonia Cartagena x Miltonia Minas Gerais)
<特別賞> 小佐野滋子氏
デンドロビュ-ム グロメラタム ‘スリ- ウエルズ’
Den.glomeratum 'Three Wells'
インドネシアのスラウェシ島で発見された比較的新しい着生
<特別賞> 内藤季究氏
(画像クリックで花の拡大画像が表示されます)
カトレア ジェンマニー
C. jenmanii
<奨励賞> 海老原成雄氏
前回紹介した丹羽氏の作品(特別賞)より花色が美しいと思う
以下は出展作品の一部です(出展者名は省略させて頂きました)。
リンコレリオカトレヤ チア リン ‘ニュー シティー’
Rhyncholaeliocattleya Chia Lin 'New City' (Rlc. Oconee x Maitland)
クレイソセントロン アバシー ‘メイ’
Cleisocentron abasii 'Mei' ボルネオ原産
超希少種の「青いラン」
(青いランは世界で3種類しかないらしい)
カトレア ジェンマニー交配種
C. jenmanii x sib.
ロビクェティア コンプレッサ
Robiquetia compressa
フィリピン原産。 小さくて、とても可愛い
カトレア ワルケリアナ チポ
C. walkeriana tipo (原種系交配種)
リンコレリオカトレア
Rlc. Mystere x Ric. Love Sound
Rhyncholaeliocattleya Chia Lin 'New City' (Rlc. Oconee x Maitland)
クレイソセントロン アバシー ‘メイ’
Cleisocentron abasii 'Mei' ボルネオ原産
超希少種の「青いラン」
(青いランは世界で3種類しかないらしい)
カトレア ジェンマニー交配種
C. jenmanii x sib.
ロビクェティア コンプレッサ
Robiquetia compressa
フィリピン原産。 小さくて、とても可愛い
カトレア ワルケリアナ チポ
C. walkeriana tipo (原種系交配種)
リンコレリオカトレア
Rlc. Mystere x Ric. Love Sound
11月22日に行った時は咲いていなかった ウナズキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉) の花を見ることが出来ました。
次回も、美しいランを紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
寿々木
青色系の花もバンダだけと言われてますね。
長さん
調べてみたら、クレイソセントロン属だけで3種類、青い花が発見されているそうです。アバシーの他に、ゴクシンギー、メリリアナムです。
バンダも青い色素がありますね。
river
でもクレイソセントロン アバシー ’メイ’は天然の色ですね。アバシー、ゴクシンギー、メリリアナムは青いですがゴクシンギーは空色ですね。
shuuter
花の世界では青い花 希少価値がありますね。
K.たじまん
なおさん
バラでも青いバラ、というのは不可能の代名詞とも言われているようで、完全な青というのはまだないですね。
長さん
私は見に行かなかったから知らなかったのですが、2012年世界らん展日本大賞で「蘭の宝石箱~ボルネオ~」と題した主催者展示があり、クレイソセントロン属が紹介されていました。その画像を見ると、青と言っても薄い色でしたので、その後濃い色が出たものを選抜したのではないかと思います。
長さん
原種ランで青い色素を持ったものがあったのですね。珍しいです。
この個体は2年前の新宿御苑洋らん展でも出品されていました。
長さん
希少種の青いラン、草丈はあるのですが、花は小さなものでした。小さいと言えば、その2枚下も小さくて可愛いでしょう。
長さん
フウラン系交配種で青いランがありますか。画像検索したら、青紫に近いですね。
前回のバンダも青いですが、大型のランやバラで青いものを人工的に作る努力がされていますね。
ロシアンブルー
新宿御苑洋らん展も珍しいランが展示されているんですね~
希少種の青いランも魅力ですね。
青い色は中々出せない色ですね~
・・コンプレッサでしたか、可愛いですね。
長さん
奇抜な形のランの花は少なかったのですが、希少な青いランを見ることが出来て良かったです。
ロビクェティア コンプレッサ、こんな可愛いランを見ると頬が緩んじゃいます。
うふふ
いろいろな蘭をよしずの前に置いた飾り方が面白いですね。
よしずは和の感じがしますが、洋のお花にも合いますね。
超希少種の青い蘭は見事に青くて驚きました。
世界で3種類しかないなんて…すごいお花です。
mori-sanpo
超希少種の「青いラン」、実物をご覧になれて良かったですね。
行き当たりばったり
もう、ランの花が咲いているのですね。
一年を通してのお世話がこういう風な結果となるのでしょうか。
素晴らしいお花ばかりです
すーちん
ランは見て楽しむのが一番ですね
手入れとか考えたら
手が出ません^^
長さん
華やかなランの背景に、単調なよしずが合うのかも知れませんね。
クレイソセントロン アバシーはネットの画像で見るものより青みが強いように思われます。珍しいですね。
長さん
ランは一つの種だけでこんなに多彩な咲き方があるので、らん展はいつ行っても楽しめます。
どの科の植物でも青い花は少ないので、貴重なものを見せてもらえました。
長さん
洋らん展は年明けからが本番ですから、11月開催のらん展は早いと思います。ランは温度や湿度、肥料、水やりと手間がかかりますが、らん展に合せて開花させるのも大変だと思います。
長さん
ランを育てるのは大変ですよね。我が家も難しい品種は育てられませんので、こうした洋らん展で楽しませてもらっています。
nobara
希少な青い蘭なんですね。
色は違うけれど『あっ!クリオネ!』って
思ってしまいました。
ちっちゃいのがかわいらしいですね♪
nobara
大阪赴任時のマンションの南ベランダを思い出しました。あまりの日当たりに、何かと工夫しましたので。
イッシー
背景も花にマッチしていて写真としてもいいですね。
その上の赤紫も綺麗だなー。
ジュン
難しいお花だから
価値があるのですね
「青いラン」には驚きました
無門
超希少種の「青いラン」
まさに青いクリオネですね
超希少種の「青いラン」
長さん
クレイソセントロン アバシー、とても小さなランで、私もクリオネをイメージしました。
昨年や一昨年の洋らん展の写真を検索して見ると、石積みの前によしずを張ったのは初めてみたいです。らん展にしてはユニークな背景ですね。
長さん
この青いランは日が当たっているともう少し薄い色になったのではないかと思います。バックに明るいスポットが映り込んでしまうので、このアングルでしか撮れませんでした。
長さん
ランの中には栽培が容易なものもあるのですが、やはりコンテストに出品されるような愛好家はより美しいもの、あるいは、より変ったもの、珍しいものを好む傾向にあるようです。
長さん
青いクリオネ、ぴったりな表現ですね。
その2枚下のロビクェティア コンプレッサ、相当可愛いのですが、希少な青色に負けました。
eko
コンテストに出される花はどの花も素晴らしいですね。
長さん
この青いラン、色は違いますが、クリオネに似ているので、名前は忘れても花姿は記憶に残ると思います。
どれも素晴らしいランで、写真に撮ったものを全部載せたいくらいです。
りりい
ランそのものの美しさとカメラ技術とが相乗効果を出していますね。
ランの花が咲く時期って、いつか分かりませんね。
種類によって違うのでしょうか。
はるる
どうしてこのように美しいものができたのか不思議です。
色といい、形といい、ひきつけられますね。
長さん
今回の画像はコンパクトデジカメで撮ったものです。レンズが明るいのでとても良く色が再現できたのではないかと思います。
ランは熱帯から温帯に多く存在するのですが、日本の温室で育てると秋から冬に作ものが多いようです。
長さん
ランは植物の歴史の中で最も遅く発生したものと言われています。他の植物が生きられないような場所でしか繁殖せざるを得ず、自分を美しく見せるために綺麗な花を咲かせて虫を誘うのでしょう。