新宿御苑の記事を作成中に、11月29日から大温室で洋らん展が行われることを知りました。ラン好きとしては見逃せない情報なので、12月2日に見に行ってきました(洋らん展は12月4日で終了しています)。
大温室前の3本の大イチョウはかなり葉を落としており、大温室に近い1本は殆ど丸坊主状態でしたが、南側の1本はまだ綺麗に黄葉が残っていました。雪で心配された皇帝ダリアも元気でした。
大温室に入ると、中央通路の各賞受賞作品が目に入ります。順路はロープが渡され、温室内を巡って、最後にこれらの受賞作品を見るようになっていました。
作品はこんな風に順路の所々に展示してあります。
展示順を無視して、先ず、各賞受賞作品からご覧頂きたいと思います。
カトレア ワルケリアナ ‘トーキョー No.1’
C. walkeriana semi-alba‘Tokyo No.1’
<環境大臣賞> 小岩井悟氏
ワルケリアナはカトレア原種の中でも非常に人気の高い原種の一つ
ファレノプシス ルデマニアナ ‘ジャンボ ルビー’
Phal. lueddemanniana 'Jumbo Ruby'
<環境省自然環境局長賞> 斉藤正博氏
斉藤先生、流石です。ルデマニアナはフィリピン原産の着生ラン
ステノグロッティス ロンギフォリア
Stenoglottis longifolia
<新宿御苑会長賞> 増永隆司氏
アフリカ原産で、これの園芸種は‘群千鳥’というらしい
(画像クリックで花に近づいた画像が表示されます)
シクノデス タイワン ゴールド ‘ファイン ビート’
Cycnodes Taiwan Gold‘Fine Beat’
(Cycnoches chlorochilon x Cycnodes Jumbo Jewel)
<新宿御苑所長賞> 中島文子氏
カトレア ジェンマニー ‘テルヨ’
C. jenmanii 'Teruyo'
<特別賞> 丹羽一樹氏
ジェンマニーはギアナ、ベネズエラの湿度の高い密林に自生する
C. walkeriana semi-alba‘Tokyo No.1’
<環境大臣賞> 小岩井悟氏
ワルケリアナはカトレア原種の中でも非常に人気の高い原種の一つ
ファレノプシス ルデマニアナ ‘ジャンボ ルビー’
Phal. lueddemanniana 'Jumbo Ruby'
<環境省自然環境局長賞> 斉藤正博氏
斉藤先生、流石です。ルデマニアナはフィリピン原産の着生ラン
ステノグロッティス ロンギフォリア
Stenoglottis longifolia
<新宿御苑会長賞> 増永隆司氏
アフリカ原産で、これの園芸種は‘群千鳥’というらしい
(画像クリックで花に近づいた画像が表示されます)
シクノデス タイワン ゴールド ‘ファイン ビート’
Cycnodes Taiwan Gold‘Fine Beat’
(Cycnoches chlorochilon x Cycnodes Jumbo Jewel)
<新宿御苑所長賞> 中島文子氏
カトレア ジェンマニー ‘テルヨ’
C. jenmanii 'Teruyo'
<特別賞> 丹羽一樹氏
ジェンマニーはギアナ、ベネズエラの湿度の高い密林に自生する
各賞受賞作品は次回以降も紹介しますが、以下は出展作品の一部です(出展者名は省略させて頂きました)。
トリムニア ジャイラク レインボー
Tolumnia Jairak Rainbow
ミニオンシジウム系の人口交配種らしい
ブラソカトレア キャサリン エイチ チャザム
Bc. Katherine H. Chatham 176 Cocos (= B. nodosa x C. labiata)
バンダ ハイブリッド
Vanda Hybrid (種名不詳)
マキシラリア トンスベルギー
Max. tonsberugii
tonsberugiiは「不気味な」という意味らしい
リンコボラ デイヴィッド サンダー
Rhynchovola David Sander (=Brassavola David Sander)
リンカトレアンセ チアリン ブラック フラワー
‘ブラック・キング・コング’
Rth. Chialin Black Flower‘Black King Kong’
Tolumnia Jairak Rainbow
ミニオンシジウム系の人口交配種らしい
ブラソカトレア キャサリン エイチ チャザム
Bc. Katherine H. Chatham 176 Cocos (= B. nodosa x C. labiata)
バンダ ハイブリッド
Vanda Hybrid (種名不詳)
マキシラリア トンスベルギー
Max. tonsberugii
tonsberugiiは「不気味な」という意味らしい
リンコボラ デイヴィッド サンダー
Rhynchovola David Sander (=Brassavola David Sander)
リンカトレアンセ チアリン ブラック フラワー
‘ブラック・キング・コング’
Rth. Chialin Black Flower‘Black King Kong’
(つづく)
この記事へのコメント
river
長さん
新宿御苑の洋らん展は初めて知ったのですが、毎年11月に開催されているようです。新宿御苑は環境省の管轄ですから、洋らん展もそれなりに重視されているようで、常連さんのお名前が散見されました。
無門
簡単に通り過ぎてしまうのは
申し訳ないほど
どれも素晴らしい花ですね
一か所でじっと見ていても
飽きない感じですね
長さん
ランの花は何度見ても素晴らしい。夢中で写真を撮りましたが、時間の経つのが早いこと。
eko
どの花も華やかで綺麗です。白いラン「リンコボラ デヴィット サンダー」に目が止まりました。
なおさん
今の新しい展示もまた良いですね。これから1、2月とあちこちでラン展があるでしょうから、好きなひとには待ち遠しいことでしょうね。
K.たじまん
みんな可憐で可愛らしく、美しいです。
寒いこの時期でも無精せずに綺麗な写真。Very Nice
長さん
大温室という名ですが、元々それほど広くないですから、展示の仕方を工夫しないとね。
リンコボラ デイヴィッド サンダーは、唇弁に細かい切れ込みが入っていて、なかなか可愛い花です。
長さん
洋らん展の触れ込みでは、新宿御苑のランも展示となっていたのですが、期待していた原種ランや新品種の展示はありませんでした。
冬になるとらん展のシーズン入りですね。実は、次に行きたいらん展がもう決まっているんですよ。
長さん
ランの花を贈り物にするのは考え物です。ミニ胡蝶蘭とかデンドロビュームなら良いのですが、栽培はそう簡単ではないんです。
この日は暖かく、日差しが強かったので、花の撮影には明るすぎる場所が出来てしまいました。
ミックン
洋らん展、正月が来たようですねやはり、大臣賞はカトレアでしたか女王様のような輝きがあります
shuuter
他のほうが多忙を極め洋ランへの熱冷めてしまっています。
惰性で栽培しているだけです。
mori-sanpo
洋らん展、受賞作品は流石に美しく品位がありますね。
昨年11月の洋ラン展を思い出しました。
長さん
ワルケリアナは非常に人気がある品種なので、出展者も多いのですが、最高位賞を取ることは少ないです。大臣賞の作品はかなり質が良いワルケリアナだったようです。
長さん
洋蘭は手を掛けないと良い花は咲きませんね。我が家でも極簡単なラン以外は、外で見るようにしています。
長さん
大温室前の大イチョウは丸裸でした。皇帝ダリア、まだしっかり咲いていましたよ。雪の影響は少なかったようです。
昨年のらん展にいらっしゃいましたか。大臣賞のワルケリアナは、花弁に張りがある見事な作品でした。
イッシー
流石は受賞作きれいですね。私が行った時はこの辺は人だかりで。。人の頭越しに横眼で見ました。まあ、撮れなくもなかったのですが、ここに至るまでにいろいろ撮って、集中力が続きませんでした。きれいに丁寧に撮られていますね。
すーちん
どの作品も作者の
意気込みが感じられ
ますね~
信徳
これからの時期温室の洋ランが楽しみです。
長さん
こういう展示会、会期中の土日は混雑しますから、平日に限ります。特に、金曜日や月曜日の午前中が狙い目です。今回は、先ず受賞作品を撮り、順路を逆に戻りながら撮影しました。これも空いていたから出来ることですね。
長さん
ランの愛好家は、こうした展示会の審査日に向けて開花を調整したりして、コンディションの良いものを出品するそうです。
長さん
現在、左手首を捻挫中で、重いデジイチを敬遠して、コンパクトデジカメで撮りました。来週には別のらん展にいってみる予定です。
寿々木
長さん
今シーズン、関東で開かれる洋らん展では一番早いのではないかと思います。
沖縄国際洋蘭博覧会、行ってみたいです。来年2月4日から12日までですね。カンヒザクラ見物とセットにしても良いですね。
nobara
ステノグロッティス ロンギフォリア
群千鳥ですか?大きくして見たらプレクトランツス・モナラベンダーに、よく似ていますね~
トリムニア ジャイラク レインボーはオンシジウムの色違いって思いました((((^Q^)/
しかし、蘭は名前も難解ですねeーーー(-_-;)ゞ
長さん
ランの花、大好きです。たまには不美人もいるけれど・・・。
ステノグロッティス ロンギフォリアはプレクトランツス・モナラベンダーに雰囲気がよく似ていますよね。
トリムニア ジャイラク レインボーには黄色い花も存在します。オンシジウムは葉の形態から4つの属に再分類されたそうで、トリムニアもその一つです。
はるる
長さん
ここでらん展を開催しているなんて初めて知りました。らん展の常連さんが出展しているので、優秀な作品が多いのです。空いていたので、ゆっくり写真が撮れました。