熱帯スイレン、オオオニバス、オオハマオモト、ゴジカ、ショウベンノキなど

新宿御苑の大温室にて(3) 11月22日
 新宿御苑の大温室の南面は垂直なガラス張りになっており、中央付近に池があります。
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 池には2種類の 熱帯性スイレン が咲いていました。
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 こちらは橋のようになった場所から池を撮ったものです。
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 まだ小さいですが、オオオニバス(大鬼蓮) の丸い葉とガラス枠の直線の対比が面白いなと思って撮りました。
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スイレン科オオオニバス属の水生植物
アマゾン川原産で、葉は直径3m以上になる
直径40cmもの白い花が咲くという

 草丈が高いので オオハマオモト(大浜万年青) だろうと思います。
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ヒガンバナ科ハマオモト属
ハマオモトの近縁種。別名:タイワンハマオモト

 こちらは 斑入りハマオモト。ハマオモトはハマユウとも呼ばれます。
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斑入り種は自生のものがあるらしい

 ゴジカ(午時花) の残り花
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アオギリ科ゴジカ属の非耐寒性一年草。インド原産
正午頃開花して、翌朝落下するのでこの名がある
平開するとこんな花が咲きます(こちら

 気の毒な名前がつけられた ショウベンノキ(小便の木) の葉です。
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ミツバウツギ科ショウベンノキ属の常緑亜高木
原産は日本(四国~沖縄)、台湾
名の由来は、枝を切ると、切り口から臭い樹液がどんどん出てくるから

 次回も、面白い名がついた植物をご紹介します。
 (つづく)


この記事へのコメント

  • なおさん

    ハマユウは夏の花ですが、温室ですとこの時期でも咲いているのがあるのですね。花は夕方くらいから香りが強くなり、夜蛾を引き寄せるようです。万葉のいにしえから熊野のハマユウが歌に詠まれています。

     ゴジカは以前育てたことがあります。朱赤の花が俯きかちに咲いて面白いものです。

     面白い名前の植物はいろいろありますね。
    2016年12月03日 16:49
  • river

    オオオニバスは子供が乗ったくらいでは沈まないと言われるほど葉が大きいですね。日本にはオニバスという蓮がありますがあまり知られてはいません。群馬では館林の蛇沼に自生しますが葉の大きさは1.5mほどです。
     ショウベンノキとは情けない名前を付けられましたね。
    2016年12月03日 17:52
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ハマユウは三重県や宮崎県の県花に指定されているので、古くから暖かい海岸に多く自生していたんでしょうね。午後1時過ぎだったので、花の香りは感じられませんでした。
    ゴジカは初めて見たのですが、開化途中で残念でした。
    2016年12月03日 19:32
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    オオオニバス、子供が葉の上に乗った写真を見たことがあります。日本でもあれほど大きな葉になるものですかねー。
    オニバスは葉にトゲトゲがあるやつですよね。葉を突き破って花が咲いた写真を見たことがあります。
    2016年12月03日 19:35
  • K.たじまん

    熱帯性睡蓮の下の方が立体的で豪華そうです。
    オオオニバスはこれは葉なんですね!大きな葉ですね!
    これに似合った花になるとかなり大きいでしょうね。
    2016年12月03日 19:37
  • 長さん

    K・たじまんさん、コメントありがとうございます。
    黄色い方の熱帯スイレンですか。白い花と大きさはさほど変りません。
    オオオニバスの葉は3mにもなるそうで、子供なら乗っても沈まないそうですよ。直径20~40cmもの花が咲くと言うから、見てみたいものです。
    2016年12月03日 19:42
  • shuuter

    ショウベンノキ 面白い木があるのですね。
    枝を切ってあふれる小便を見てみたいですね。
    2016年12月03日 20:29
  • すーちん

    今晩は
    小便の木、あの
    博士が付けたんでしょうか^^
    2016年12月03日 20:32
  • イッシー

    こんばんは。
    刺激を受けて今日御苑に行ったのですが、私がついたころには雲が多く。。温室はまたすごい人で圧倒され。
    ろくな写真がとれませんでした。
    2016年12月03日 20:37
  • eko

    オオオニバスの葉は子どもが乗れるくらい大きくなりますね。花を見てみたいですね。日本のオニバスは紫の花が咲き、刺が痛くて触ると怪我をします。昔はこちらの水郷地域に普通にあったようですが、今は木曽三川公園で保護されています。
    熱帯スイレン綺麗ですね。温室だと年中咲くのでしょうね。
    ゴジカは初めて見ました。朱色の花が可愛いですね。
    ショウベンノキ気の毒な名前が付きましたね。
    2016年12月03日 20:54
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    小便の木なんて、とんでもない名前をつけたものですね。ショウベンノキの話ならいざ知らず、植物園では切ってみる訳にも行かない。おまけに臭いそうですからね。
    2016年12月03日 21:11
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    ショウベンノキの命名者、調べてみましたよ。中井猛之進さんという方で、日本の植物分類学者だそうです。東大教授、小石川植物園長、ボゴール植物園長、国立科学博物館長を歴任したと出ていました。
    2016年12月03日 21:14
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    今日、大温室に行かれましたか。午前中は晴れていたし、増して土曜日ですからね。らん展も明日が終了ですから、お客さんが多かったのですね。残念でした。
    2016年12月03日 21:18
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    オオオニバスは成長が早く、播種から3ヶ月で1mを超す葉になるそうです。牧野植物園や神戸どうぶつ王国ではその葉に乗るイベントも行われているようです。オニバスとは属が違いますが、どちらの花も見たことはありません。
    熱帯スイレンも温帯スイレンも、温室だと周年開化するようです。
    ショウベンノキなんて、学者が面白がって命名したに違いない(笑)。
    2016年12月03日 21:24
  • 月奏曲

    おお!池があってスイレンも咲いてるのですか!これは時間あるときに見学に行きたいなぁ…
    2016年12月03日 22:50
  • ミックン

    この時期にスイレンを見られるとは、流石、温室ですね。花が少なくなってきたころに、温室の花紹介とは、憎いねー
    面白いネーミング、笑ってしまいました
    2016年12月03日 22:54
  • うふふ

    こんばんは!
    新宿御苑に行っても大温室に入ったことがありません。
    こんなにたくさんの植物が見られるのですね。
    オオオニバスは人が乗れるほど大きくなるそうですが、期待できそうですか?
    夢がありますね。
    最後の画像の木はちょっと気の毒です。
    なんとかならないものでしょうか(笑)
    2016年12月03日 23:02
  • nobara

    ハマユウの斑入り葉、珍しいです。
    あの温室、こういう事になってるのですね。
    これはロケ地探訪としても『言の葉の庭』
    行かなければなりませんね。
    ゴジカ、長崎で群生してるのに出逢いました。
    2016年12月03日 23:04
  • mori-sanpo

    大温室の植物たちも、年数を重ねるうちにそれぞれ自分の場所に定着したようで、安定感が出てきたように思えます。
     ゴジカとショウベンノキは見過ごしていたようです。
    2016年12月03日 23:25
  • ロシアンブルー

    今晩は。
    オオオニバスの写真、水面の感じがしませんね~面白いです。
    スイレンはいつも咲いているような?
    ゴジカは以前向島百花園に咲いているのを見ましたが、名前の言われで覚えました。
    2016年12月03日 23:28
  • shizuo

    外は木枯らしが吹く季節に。
    でもここは…、別世界ですね~♪
    こんな頃に行くには一番かも、熱帯性スイレンの咲く大温室。
    長さん、心なしかチョッと温かくなってきました。
    ブログ拝見し^^;。
    2016年12月04日 06:53
  • みっきい

    大温室には熱帯性スイレンが咲いてましたか。
    温室ならではのオニバスですね。
    名古屋東山動植物園でもオニバスに子供を乗せるイベントをしていました。
    ゴジカ(午時花)はおもしろいですね。
    三時頃に咲く三時花というのもありますね。
    草木に気の毒な名前もありますが、成程というもの、面白い名前の花のご紹介、どんなのがあるのかしら?興味深々。
    2016年12月04日 07:25
  • 寿々木

    熱帯スイレンは花が水面から持ち上がる(花茎が水面上に出る)といいますね。小便の木ですか、初めてです。
    2016年12月04日 08:08
  • 信徳

    こんにちは!
    これからの時期、温室が良いですね。
    タイワンハマオモトの大きな白い花、海岸で咲いていたことを思い出しています。
    2016年12月04日 09:09
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    池もあるし、滝もありますよ。12月2日にも行ってきましたが、この日に見られなかった花も咲いていました。
    2016年12月04日 09:14
  • 長さん

    ミックンさん、コメントありがとうございます。
    温室のスイレンは周年で開化する可能性があります。もう、暦の上では冬ですね。戸外の花が少なくたった現在、温室はありがたいです。
    2016年12月04日 09:19
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    大温室はリニューアルから4年経ち、次第に植物も定着した来ましたから、一度入って見ることをお勧めします。
    オオオニバスは1年草とのことですから、ここの温室ではどうでしょうね。
    ショウベンノキ属とい名も出来ているので、名前を変えるのは無理でしょうね。
    2016年12月04日 09:26
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ハマユウの斑入り葉、珍しいのですね。私もここで初めて見ました。園芸種かと思ったら、自生もあるんだそうです。
    新宿駅南口から徒歩10分くらいですから、交通の便はそれほど悪くないですよね。
    2016年12月04日 09:31
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    リニューアルオープンから4年、根もしっかり張ってきているようです。
    ショウベンノキは当初から植えてありましたが、ゴジカは初めてでした。
    2016年12月04日 09:33
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    水面で入射光が反射して、オオオニバスが空に浮いているような感じがしました。
    ゴジカ、花が全開した姿は見たことがないので、来年に期待します。
    2016年12月04日 09:36
  • 長さん

    shizuoさん、コメントありがとうございます。
    冬の温室は良いですよ。戸外ではどんどん花が少なくなっていきますから、ネタの宝庫ですし。但し、外気温と温度差があるので、入室直後はカメラのレンズが曇るのが難点です。
    2016年12月04日 09:38
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    熱帯スイレンは温室だと周年開化するでしょうね。
    東山動植物園でオオオニバスをご覧になりましたか。乗る際に、平らなものを葉の上に敷くと安定感があるようですね。
    ゴジカは五時かとおもったら午後の意味の午時なんですね。
    気の毒な名前、ヘクソカズラやハキダメギクなんていうのもありますね。
    2016年12月04日 09:42
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    温帯スイレンは水面に浮くようにして咲きますが、温帯スイレンは茎が水面より上に出ますね。
    ショウベンノキが小便をしている姿を見てみたい(笑)。
    2016年12月04日 09:44
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    冬のネタ枯れ時、温室の存在はありがたいです。ぐんまフラワーパークにも温室がありましたよね。
    タイワンハマオモト、現地でご覧になりましたか。
    2016年12月04日 09:48
  • ジュン

    オオオニバスの
    お写真とってもステキです
    枠など嫌がらずに
    撮るのもいいと思いました
    2016年12月04日 11:45
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    オオオニバス、どの方向から撮っても窓枠が入るので、それを逆手に、円と直線を活かして撮ってみました。
    2016年12月04日 12:25
  • 無門

    こんにちは

    丸と線の組み合わせ
    意外なところに
    芸術を発見ですね
    2016年12月04日 13:37
  • 慈園

    睡蓮の花きれいですね。
    オオオニバス、咲くとどんな具合に
    なるのでしょう。
    丸と線の対比が面白いです。
    ショウベンノキ?
    よくもまあこのような名前が(笑)
    2016年12月04日 13:51
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    円と直線の組み合わせ、ありがちなパターンですが、こうしてみると意外に芸術的(笑)。
    2016年12月04日 15:18
  • 長さん

    慈恩さん、コメントありがとうございます。
    オオオニバスの花は見たことがないのですが、ハスによく似た花が咲くようです。2日間開花するそうですが、2日目には白が赤に変るとか。
    ショウベンノキの命名者は学者です。木の性質をよく表してはいるものの、ちょっと常識がないというか・・・。
    2016年12月04日 15:25
  • はるる

    ここはガラス枠が水に映りおもしろい光景になっていますね。とてもきれいなガラスだと思います。オオハマオモト、以前私も行った時見かけました。斑入りもあったのですね。
    オオオニバスって作ったような形、大きくなるともっといいでしょうね。いくら臭くてもショウベンノキという名前はかわいそうだと思ってしまいます。
    2016年12月04日 19:41
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    円と直線の組み合わせ、面白いでしょう?
    ハマオモトの斑入り種、今年3月に行った時は気づきませんでしたから、新たに仲間入りしたのではないでしょうか。
    オオオニバスは一年草だとのことなので、栄養が良くないと大きくならないのかも知れませんね。
    命名者の学者はストレートすぎますね。
    2016年12月04日 21:07
  • ろこ

    初めまして。こんばんは。
    気持玉を頂きありがとうございました。
    貧乏暇なしをしておりまして伺うのが大変遅くなってしまい
    申し訳ありませんでした。
    オオオニバス
    葉は直径3m以上に・・・怖いぐらいですね。
    葉っぱと思えないですよね。
    直径40cmもの白い花・・・
    咲いたら迫力があるんでしょうね。
    見たいものですね。

    丸と線の対比がとっても面白いです。
    ショウベンノキには開いた口がふさがらない思いです。
    名づけの方は深くは考えないで付けられたんでしょうが
    かわいそうですよね。
    また寄らせていただきます。
    2016年12月04日 21:29
  • 長さん

    ろこさん、初めまして。コメント、ありがとうございます。
    オオオニバスの葉は3mにもなるそうですが、そんなに大きくなったのはネット画像でしか見たことがないのです。大人でも葉の上に円形の平らなものを敷けば乗ることが出来るそうです。
    ハスも花径が30cm近くになるので、それを二回りほど大きくした感じですかね。
    2016年12月04日 22:42

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