膵腫瘍摘出/入院の記(その5) 入院前後の体重変化、病院食

 臓器摘出手術というのは予想以上に体力を使うものでした。
 下記は入院前(7月26日朝)と退院後(8月9日朝)の体組成計データです。

  体 重(Kg)    56.50  →  51.45
  体脂肪率(%)   23.1   →  19.7
  内臓脂肪レベル   6   →   4
  骨格筋率(%)   30.5   →  31.0
  体年齢       50    →  43
  基礎代謝(Kcal) 1374   →  1303
  BMI         20.0   →  18.2

 ご覧のように、体重が5Kgs以上減少しました。体脂肪率も3.4%落ちています。ウエストが3cmほど減少しているので、術後の消耗は腹部に蓄えれた脂肪によって賄われたことが分ります。これは内臓脂肪レベルの減少にも現われています。
 このことから、臓器摘出手術を受ける場合は、内臓脂肪をある程度貯めておくことが必要と思われます。
 なお、膵臓の重さは60~80g、脾臓は70~130gですから、体重減少にはさほどの比率は占めていません。

 一方、病院食ですが、手術前日の昼が重湯で、その夜から術後3日まで絶食でしたから、4日間以上が点滴だけの生活でした。
 術後5日目は3食とも流動食(重湯)でした。写真は昼食で、重湯、野菜スープ、ホットミルク、ジュースです。
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 術後6日目は3食とも3分菜食。写真は夕食で、3分粥、中華スープ(卵)、卵とじ煮(魚)、マッシュかぼちゃ、漬け物(鯛味噌)、フルーツ(バナナ)です。
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 術後7日目は5分菜食になりました。写真は朝食で、5分粥、味噌汁(ほうれん草)、肉じゃが(絹さや・人参)、白菜の煮浸し、漬け物(低梅びしお)、牛乳です。
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 術後8日目以降は常食(米飯130g)になりしたが、看護師の話では、常食でも1日1,300Kcalですから、私にとっては基礎代謝を維持する程度でした。
 写真は8日目の昼食で、米飯130g、魚炊き合わせ(鰆・筍・絹さや・椎茸・人参)、青梗菜ソテー、コールスローサラダ(ノンオイル・シーザーサラダ10g)、フルーツ(バナナ)です。
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 病院食は勿論薄味ですが、献立が工夫されていて美味しく、毎回完食しました。
 (つづく)


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