健康な方にとってはつまらない記事で、申し訳ありません。
発見の兆しは人間ドックの腹部エコー検査で「膵管拡張の疑い」との所見が出たことでした。下記のように、その後、次第に膵管が次第に太くなっていったことが分ります。
2007.4.07 膵管拡張の疑い
2009.4.23 膵管拡張(軽度)
2011.3.25 膵管拡張
人間ドックでは自分では気づかない病気が発見されることがあり、定期的に受診することが重要だと思っています。
以前から前立腺肥大で泌尿器科の医院(専門医)に通院していましたが、当該医院の血液検査及び腹部エコーでも異常が認められた。
2012.11.10 血液検査で「CA19-9」が137とやや高い数値を示した
(「CA19-9」は膵癌、胆道癌をはじめとする各種消化器癌で
上昇する血中腫瘍マーカー。正常値は37未満)
但し、インシュリンは正常に分泌している
2012.12.08 腹部エコーで膵管が3.4mmに拡張していた
上記の結果で、市立病院の消化器内科の受診を勧められました。
2012.12.12 MRI(核磁気共鳴画像法)の検査を行った結果、
膵管内乳頭粘液性腫瘍の疑いが出た。
同日の血液検査によるCA19-9値は300以上
もう一つの指標(SPan-1抗原検査値)は37で、
基準値30をあまり超えてはいない。
2012.12.26 MRCT(MR胆管膵管撮影)の結果で以下の診断となった。
病名:膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMTまたはIPMN、2カ所)とみて間違いない=膵管内に粘液を産出する腫瘍性変化で、ゆっくり進行する準悪性腫瘍
1.胆管の最奥部(尾部)から中央付近にかけて
2.膵管の出口付近(総胆管と合流する付近)
確定には、カテーテル(経口)による膵管鏡検査が有効。
その後、半年ごとにCTスキャン、MRI、腹部エコーなどで経過観察
2015.6.08 腹部エコーで膵臓に陰が発見された
2015.8.03~06 検査入院。内視鏡的逆行性胆道膵管造影
膵臓の病変部部と脾臓の摘出を勧められる
内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)
内視鏡(カメラ)を口から入れて食道・胃を通り、十二指腸まで進め、胆管や膵管に直接細いチューブ(カテーテル)を介して造影剤を注入してレントゲン写真を撮影することで、胆嚢や胆管及び膵管の異常を詳しく調べる検査
労組OBの先輩Nさんが今年2月、末期ガンであることをカミングアウトされました。上記画像を送ったところ、4年前のNさんの状態と同じとのお知らせをいただきました。このことも、膵臓摘出を決意するきっかけになりました。
(つづく)
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