プラハの銀座通りとでもいうヴァーツラフ広場から旧市街に戻ってきました。
聖ミクラーシュ教会の右手から北へ延びるパジージュスカー通りを北方面へ歩きます。下の写真は、パジージュスカー通りから旧市街広場に入ってきた観光馬車です。
聖ミクラーシュ教会はコンサートで使われているらしく、中には入れませんでした。
パジージュスカー通りは高級ブランド店がずらりと並んでいました。1枚目の写真で、角の店はカルティエ。
赤い屋根の建物、1階はエルメス。
クラシックカーで観光する人たちも見かけました。角の店はプラダ。
プラダの店のあたりで左折するとユダヤ人街に入ります。
屋根の切り妻の形が面白い「旧新シナゴーグ」です。1270年頃に建てられたヨーロッパ最古のシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)。初期のゴシック建築。建設当時は新しいシナゴーグだったが、16世紀以降、次々に新しいシナゴーグができたため、「旧新シナゴーグ」と呼ばれるようになった。
「儀式の家」(1912年に建てられた、ユダヤ教の儀式のためのホール。死体置き場でもあった。現在は、ユダヤ人の生活の様子がパネル展示されている)。右手の林の中には「旧ユダヤ人墓地」がある。
ヒットラーは、“絶滅した民族の博物館”として、プラハのこの地区を残すことを決定、当時の占領下の国々から貴重な品々をここに収集した。それらが今、残っているのだそうです。
ユダヤ人地区を抜けて、ヴルタヴァ川に向いました。
下は、地下鉄A線のスタロムニェストスカ-駅がある交差点。左下の建物は「プラハ芸術アカデミー」。2枚の写真の間を進むとヴルタヴァ川にかかるマーネスーフ橋(マーネス橋)がある。
右上の写真に写っている「ルドルフィヌム」(芸術家の家)をヤン・パラフ広場から撮ったもの。ルドルフィヌムは19世紀後半に建てられた、代表的なネオルネッサンス様式の建物。「プラハの春」音楽祭のメイン会場となっているドヴォジャーク・ホールなどがある。
15時頃、ちょっと休憩したかったので、マーネスーフ橋のたもとにある水上レストラン「グロッセト・マリーナ・レストラン」へ。右下の写真の席を案内されましたが、妻の希望で、室内席へ。
ヴルタヴァ川越しにプラハ城が正面に見える絶好のロケーションで、30分ほどのんびりしました。
ヴルタヴァ川を右手に見て、川沿いの公園の中をカレル橋に向いました。
間もなくカレル橋で、プラハ城を写しました。手前に遊覧船の船着き場があります。
上の写真の左手、カレル橋です。
もう一度、カレル橋を渡ってみましょう。
(つづく)
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近所の花です。あちこちでトウネズミモチが満開です。
源じいちゃんさんから、シマトネリコではないかとのご指摘がありました。
この記事へのコメント
寿々木
うふふ
ひずめの音が響いてきそうです。
ユダヤ人街は辛い過去を持っていますね。
博物館として残されている建物が物語っているように見えます。
nobara
長い歴史のモノも壊す時は一瞬です。
銀座みたいに高級店がいっぱい並んでいますが、重厚さが違いますね~ 銀座だって場違いな気もしますが。
こんな景色を眺めながらのカフェでまったりしたいです。
無門
風景を見ていると
数日間ここで過ごしてみた気分
心休まるでしょうね
長さん
様々な迫害を受けてきたユダヤ人、ここだけが住むのを許された地域だったのです。
長さん
観光馬車の蹄の音、カツカツ、カツカルと軽快に響いてきました。
かつてのユダヤ教徒は狭い地域に押し込められ、土地の所有も許されませんでした。19世紀にやっとプラハ市の一部と認められましたが、さらにヒトラーのユダヤ人刈りですからね。
長さん
「ヒトラーは、当時の占領下の国々から貴重な品々をここに収集した」書かれていましたが、「ここではユダヤ人の迫害がなかった」とは書かれていなかったので、辛い思いをしたのでしょうね。
一流ブランド店が並ぶ通りですが、2階以上はオフィスだったり、住宅だったりするのでしょう。流石に、この通りには、旅行会社おすすめのカフェはありませんでした。
長さん
プラハの旧市街は、とにかく見所が多い町です。数泊してゆっくり歩きたいですが、ツアーでは無理ですね。
月奏曲
根こそぎ美術品かっぱら…ゴホゴホ
旧市街地橋とかもあって風情がまたw素晴らしい♪
馬車とかクラシックカーとか小粋(ノ´∀`*)
みっきい
水上レストランで一休みですか?川越しにプラハ城が見える場所での30分の一服は何よりでしたね!!
長さん
昔、ナチスドイツが美術品を列車でフランスから運び出すのを阻止するパルチザンの闘いを画いた映画がありましたよ。「列車大作戦」とう題名だったかな。
マーネスーフ橋の写真を貼り付けるのを忘れました。次々回にご覧頂きましょう。
長さん
高級ブランド品を冷やかながらブラブラ歩きたいところです…なんて、単なる夢です(笑)。
水上レストランで飲んだ手作りジュース、2杯でたった600円。安い休憩代でした。
なおさん
トウネズミモチもこれだけまとまって咲くと壮観ですね。
eko
ユダヤ人街に入ると建物の雰囲気が変わりますね。
水上レストランからのヴルタヴァ川越しのプラハ城はとても良い眺めです。
トウネズミモチの表面を覆うように咲く小さな花は遠くからでも目立ちますね。
shuuter
ネタ集め苦労いたします。
心
アールヌーヴォー様式の建物が建ち並ぶ通りには、カルティエやエルメスなどの高級ブランド店が。
歴史ある美しい通りを馬車が走ってるのですね。
対岸のプラハ城を眺めながらのコーヒータイム、ホッとしますね。
トウネズミモチの花、凄いですね~。
紫黒色の果実も見事でしょうね。
mori-sanpo
ヴルタヴァ川越しの景色は絶景ですね。
長さん
伊勢神宮の石灯籠には六芒星が刻まれており、ユダヤ教との共通性が取りざたされていますね。五芒星は子供の頃から星の一筆書きとして親しんできました。
トウネズミモチ、たまたま見かけた2本とも、満開状態でした。
長さん
中世の雰囲気が残る町並みには馬車やクラシックカーがよく似合います。日本でも人力車を使っているところが増えましたね。
ユダヤ人街はユダヤ教のシナゴーグがいくつもあるようです。
水上レストランで、川風を感じながらしばしのんびりしました。
トウネズミモチ、スマホで撮ったので、アップは失敗しました。
長さん
夏になっても、花木では、キョウチクトウやサルスベリ、ザクロ、フヨウ、ノウゼンカズラ、ムクゲなど、探せば結構咲いていますよ。
長さん
欧米の歴史ある有名ブランド品、こういう中世風の建物が似合いますね。でも、我々庶民は入り難い雰囲気があります。
ヨーロッパの人たちはテラス席が好きですね。私たち夫婦は広い室内に2人だけでした。
トウネズミモチ、花が全部実になるんじゃないかと思うほど、鈴なりになりますね。
長さん
我々東洋人は殆どが団体ツアーですが、欧米の人たちはゆったりと個人旅行で訪れている人が多いように感じました。
私たちが行った頃は結構暑くて、25、6℃ありました。
私たちの入った水上レストラン、景色が良いので、結構人気があるらしかったです。
すーちん
高級ブランド店が並ぶ
街並みに馬車会いますね~
「儀式の家」素敵な雰囲気ですが
死体置き場でしたか
長さん
観光馬車でブランド街を巡るのは気分が良いでしょうね。
隣が墓地だったので、一時的な死体置き場だったのでしょう。
コスモス
水上レストランでは夏のバカンスのような服装ですが、暑かったのですか?
長さん
ご覧のように快晴で、願ってもない条件で散策できました。
予想より暑く、25℃くらいになったのでは、と感じました。半袖を持って行かなかったので、困りました。
行き当たりばったり
日光を避けて、周りの様子を---。
いずれにしても壮大な景色です。
お天気がいいからなおさら映えますね
長さん
水上レストランの水際の席が良かったのですが…。気温は上がっていましたが、妻は風に当たると風邪を引きやすいたちなんで…。
はるる
とてもきれいですね。
ヒットラーが残したもの、これは見学されなかったのですか。
すばらしい景色を眺めながらの休憩は優雅ですね。
源じいちゃん
葉のつき方も異なります。
今後、どういう実がなるかを確認されればはっきりすると思います。(生意気なコメントで申し訳ございません)
長さん
観光馬車、そうそう、日本で例えるなら人力車という感じです。
ユダヤ人街については予備知識なしで言ったものですから、ヒットラーの行いについては、この記事を書く時に知りました。
水上レストランの休憩、良かったですよ。お茶代も安かったし(笑)。
長さん
シマトネリコですか!そういえば、花色は少し黄色っぽいかな。
どちらのお宅も実がなっている頃は記憶にないので、秋になったら確認してみます。
ご指摘、ありがとうございました。
K.たじまん
長さん
観光馬車、乗ってみたい気もします。ポットンがあるのがちょっと困りますが…。その点、クラシックカーなら問題ない。
観光客の多いところには必ずと言って良いほど、ブランド店が並んでいます。
カレル橋、もう一度ゆっくり見たくなりました。