プラハの繁華街、ナ・プシーコピェ通りは途中から歩行者天国になりました。
下の写真は、上の写真の地点から少し進んで右折し、振り返ったところです。
正面の建物は、上の写真の左端に写っている建物ですが、「スルネツ・ブラックライト・シアター」(サヴァリン宮殿)です。チェコはブラックライト(※)を使ったショウが先進的で、ここは世界で最初のブラックライトシアターとのことです。
(※)ブラックライトとは、わずかに眼で見える長波長の紫外線を放射する電灯のこと。ブラックライトの光自体は人間の目にほとんど見えないが、ブラックライトを当てた物体は、その中に含まれる蛍光物質だけが発光する。
右折したのは、ハヴィールシスカー通りの突き当たりにある‘劇場’が目当てです。
それは「スタヴォフスケー劇場」 (英語名:エステート劇場」)と言い、1783年にオープンしたネオ・クラシック様式の劇場です。この劇場が有名になったのは、W.A.モーツァルトが、1787年、ここでオペラ「ドン・ジョバンニ」を初演したからです。
入口脇には、「ドン・ジョバンニ」の初演を記念した彫刻が飾られています。
スタヴォフスケー劇場の隣(北西側)に「カロリヌム」(カレル大学本部の呼び方。1348年に創設された中欧最古の大学)があります。当時の面影は、南側にある大きなゴシック様式の出窓に残されています。
スタヴォフスケー劇場やカロリヌムの南西側にある「聖ハヴェル教会」(聖ガル教会、ザンクト・ガレン教会。1232年創設、プラハにおける4つの主たる教会の一つ)で、現在の姿はバロック様式です。
聖ハヴェル教会の先には「ハヴェル市場」があります。1232年から現存し、今日では新鮮な野菜果物から伝統的なチェコのお土産まで幅広い品揃えとなっています。
妻が「公園が見たい」というので、ツアー参加者に配られた「中欧街歩きMAP」を頼りに、「フランティシュカーンスカー庭園」へ。ちょうど、バラの咲いている時期でした。
この庭園は「雪の聖母教会」(1347年、修道院として建設。宗教戦争のため破壊され、1606年から修復が始まった。現在はゴシック様式)の隣にあります。
フランティシュカーンスカー庭園の近くにある「ヴァーツラフ広場」です(長さ750m、幅60m)。新市街にあるプラハ随一の繁華街で、広場と言うより、さしずめプラハの銀座通りと言ったところ。突き当たりに見えるドームは「国立博物館」。1968年、「プラハの春」は挫折したが、1989年、ここに市民が集まり「ビロード革命」が始まった。
一旦、旧市街広場に戻りました。
(つづく)
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近所の花です。梅雨の合間の真夏日に、ヒマワリが似合います。
この記事へのコメント
無門
街の通りに立つと
あの時代この時代の出来事が
よみがえってきますね
歴史の教科書が
目の前に展開されています
K.たじまん
nobara
宮殿が劇場になったり、
やはりヨーロッパは違いますね。
石畳を走るセグウェイの乗り心地はどうなんでしょ?
ヒマワリも咲くのにいい暑さになりましたね
黄昏龍
今朝は涼しいというよりも肌寒さを
感じた朝でしたが、明日は猛暑のようですね。
先週ヒマワリを見てやや感動でしたが・・・
本格的な暑さも到来のようです。
映像で見る風景は暑さよりも
爽やかさを強く感じますので、
そのギャップが・・・・
shuuter
置いてやると小鳥が喜んでくるようですね。
メジロが来るようです。
すーちん
モーツァルとが初演した劇場
が現存したり、地震国では
信じられませんね
月奏曲
もうヒマワリの季節かぁ…てか今年も半分終わったんですね。
長さん
チェコの国民は様々な国から支配されてきましたが、やっと民族として歩むべき道が見つかったようですね。
長さん
石の建物は簡単に壊れませんから、転用が利くのでしょう。
チェコの特産品は色々ありますが、お土産に絞ると、チョコレート、ボヘミアグラス、ビール、ワインと言ったところでしょうか。
心
モーツァルトが実際に演奏した「スタヴォフスケー劇場」は歴史ある劇場ですね。
フランティシュカーンスカー庭園には、鮮やかなバラの花が見ごろだったようですね。
夏ですね~。
ひまわりの花が青空に映えて・・。
長さん
プラハはもう一度行きたいという人が多いそうで、私もその一人です。
良く中世の雰囲気が残っているし、魅力ある街でした。
セグウェイってタイヤが大きいですから、小さなでこぼこは問題なさそうです。結構優雅に動いていました。
ヒマワリを撮影したら、翌日から涼しくなりました。でも、明日は暑くなりそうです。
長さん
昨日、今日と朝夕涼しかったですね。
数日前は夏本番というような天気で、ヒマワリも青空に似合っていました。2枚目は、暑いけれど、すっきりした青空で爽やかさが感じられる写真になりました。
長さん
最近はヒマワリも色々な園芸種が出回っていますが、このヒマワリは2m近くになる大きなもの。できた種も鳥たちの餌にちょうど良い位の大きさになります。
なおさん
向日葵と書くヒマワリは真夏にふさわしい花ですね。遠くから見てもごくそばから見ても楽しめますから良いですね。
長さん
石造りの家、丈夫で長持ちする典型みたいです。クラシックファンは多いので、モーツァルトゆかりの建物と言うだけで、観光名所になるようです。
長さん
一つ一つのベンチは3人掛け程度で、日本とあまり変わりませんが、直線的に並べてありました。この国の国民は芸術的な側面と合理的な側面を持っているようです。
ヒマワリ、この調子だと、梅雨が明けないうちに花が終わりそう。
長さん
スタヴォフスケー劇場は間口が狭いのですが、奥行きがありました。中はどんな風になっているのか気になります。
フランティシュカーンスカー庭園のバラ、日差しが強すぎて、花の写真は失敗しました。
昨日今日と涼しかったですが、明日は又暑くなりそうですね。
長さん
市場ですから野菜や果実、花なども売られていましたが、民族性豊かな土産物も沢山ありました。でも、ちょっと高めの価格設定のような…。
ヒマワリ、やはりこうして高く伸びる品種が夏空に似合いますよね。
eko
どこを見てもプラハの街には重厚な建物が並んでいますね。
モーツアルトが「ドンジョバンニ」を初演したというスタヴォフスケー劇場など歴史的な建築物も素敵ですね。
ヒマワリが咲きだしました。夏ですね。
長さん
スルネツ・ブラックライト・シアターは初演以来、世界から500万人もの観客を動員しているそうです。発祥地とは言え、凄いですね。
スタヴォフスケー劇場を始め、歩く先々で歴史的な建造物に出会います。もう一度行きたいという人が多いのも頷けます。
mori-sanpo
スタヴォフスケー劇場で、ドンジョバンニを初演したという1787年は、今から230年も前のことだったのですね。
スタヴォフスケー劇場や聖ハヴェル教会などの建物を拝見していますと、日本的な時代感覚とは相当な隔たりを感じました。
長さん
モーツァルトはその前年、プラハでの自作の「フィガロの結婚」が大ヒットしたのに気を良くして、プラハを訪問、「ドン・ジョバンニ」を初演したのだそうです。日本で言えば江戸時代ですからねー。
寿々木
夏はヤッパリ、ヒマワリです。
長さん
日本の公園だと、ベンチの間隔はこんなにぴったりつけませんよね。国民性の違いでしょうか。
今日もヒマワリが似合いそうな暑い日になりそうです。
行き当たりばったり
古都ですね。歴史ある建物がたくさん。
空模様も、なぜか日本と違うような---。
広場だからでしょうか、すごく広いスペースです。
もう、ヒマワリ--こんなに大きく
はるる
もうヒマワリが堂々と咲いていますね。
長さん
古い建物、外壁は塗り直しなどをしているようですが、デザインは変わったいません。チェコの空は公害には無縁な色をしていましたよ。 東京の銀座通りも石畳にしたら雰囲気が変わるかもね。
長さん
車道は途中で左折するよう道路標識が出ていました。一方通行が結構多いのです。
市場には物があふれていました。でも、あまり安くない感じでした。