ブダペストは、仲が悪かったブダ地区とペスト地区が、オーブダ地区(古いブダの意)と共に、1873年11月17日に一緒になった以降の名前です。
そのブダ地区の丘に建つ「マーチャーシュ教会」ですが、フリータイムを利用して、その中に入ってみました(入場券は約600円。現地ガイドに買ってもらいました)。
内部は、柱、壁、天井までも彩色されて、見事なものでした。窓が大きいせいか、内部は比較的明るいです。
教会の後方(ファサード側)です。パイプオルガンがありますが、音響効果が高い教会なので、オルガンコンサートも開かれるそうです。
ステンドグラスです。なかなか細かい細工です。
主祭壇です。これより奥には行けません。
主祭壇に向って左手2階は宝物館になっていました。ここで戴冠式を行った初代国宝の王冠(レプリカ。本物は国立美術館に所蔵)や宝飾品が展示されていました。
2階回廊から見た主祭壇と教会後方部です。
フリータイムが終わり、マーチャーシュ教会の向かい側にある、現地ガイドお勧めの店(ST.VALENTIN FOLKLOR、HPはこちら)へ。我が家も刺繍製品などを買い、売り上げに少々貢献しました。
ショップの前から見たマーチャーシュ教会のファサードです。右手前は「三位一体像」。
「漁夫の砦」から階段で王宮の丘を下りました。
王宮の丘にはケーブルカーで登ることもできます。左は、ハンガリー全土の起点となる「0kmの石像」です。
上の写真の反対側には「くさり橋」(正式にはセーチェニ公のくさり橋。1849年完成)があります。くさり橋はブダ市とペスト市を結ぶ初めての橋で、セーニチェ公は両市の統合と橋の建設に尽力した人物です。橋の両端に2頭のライオン像があり、橋を守っています。
バスに乗り、ゲッレールトの丘に向いました。
(つづく)
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
日比谷公園で見た花です(7月11日撮影)
この記事へのコメント
なおさん
王宮の丘を下から見上げるのも素晴らしい眺めですね。ケーブルカーのような便利なものもあるのですね。
紅いキャッツテールの花穂も面白いものですよね。
寿々木
拙はお祈りの場へ飛び込んで大恥をかいたことがあります。
eko
王宮の丘を見上げた写真も良い眺めですね。
くさり橋も立派ですね。
キャッツテールは名前のように面白い花穂ですね。
shuuter
安心して警備をまかされます。
長さん
中世ヨーロッパの発展はキリスト教によるものと思える位ですよね。時間とお金が必要だったでしょうが、それをまかなえるだけの生産力があったのですね。
王宮の丘を見上げた写真、露出がぴったり決まってお気に入りの写真です。ツアーメンバーが映り込まなければ尚良い(笑)。
このケーブルカー、140年前、ヨーロッパで2番目に作られたんですって。
長さん
教会でミサが行われている時は流石に写真は気が引けますが、それ以外は禁止しているところはごくまれです。ミラノのドゥオモでは、一眼レフのが場合だけ、有料でした。
長さん
マーチャーシュ教会、流石に入場料を取るだけのことはありました。
彫刻や装飾、宝物なども素晴らしいのですが、沢山あって紹介できません。
王宮の丘を見上げた写真、これ全部世界遺産です。
くさり橋は第二次世界大戦で破壊されたのですが、よく復旧できたものだと思います。
長さん
このライオン像、舌がないので除幕式の際に人々が彫刻家をからかい、彫刻家はドナウ川に投身自殺してしまったという逸話があるそうですよ。でも、実際には口の奥にちゃんと彫ってあるという。
river
ほかの欧州の国でもそうですが古いものを修復するエネルギーはすごいものがあります。ドイツのローテンブルグを訪れたとき戦争により完全に破壊された街を完璧に修復させた力はどこから来るものかと深い感銘を受けました。日本人にはない発想だと思います。
長さん
マーチャーシュ教会について詳しく書いて頂いて恐れ入ります。
長くなるので、前記事に5行ほどに要約して載せておきました。
異教徒に改修され、破壊もされましたが、古い資料に基づいて修復したのは大変なことだと思います。ただ、ちょっと行き過ぎがあったのですね。
けい婆(baba)
確か橋のたもとにライオンがいましたよね。
夜、クルーズ船に乗り、くさり橋の下も通りました。船内で飲んだトカイワインが甘口なのに、辛口党のけい婆(baba)にも美味しかったんです。
ブダペストって、綺麗な街ですよね~!
月奏曲
ブダペストって逆だったら病気の豚みたいな名前になるところでしたね…まぁいまでも豚用病原菌みたいですが…
長さん
ツアー中、くさり橋は何度も通りました。ただ、ライオン像が写っているのは最後の写真位です。ナイトクルーズでも下をくぐりましたが、その記事は後日ということで…。
トカイ・アスー、試されましたか。夫婦とも酒には弱い口なので、パスしました。甘いといえば、ブラチスラバで蜂蜜ワインを買って帰りました。
長さん
マーチャーシュ教会の歴史については前記事でちょっと触れましたが、今回riverさんに詳しく書詳しいコメントをいただいています。
私たちはブダペストと発音していますが、ハンガリー語ではブダペシュトになります。
mori-sanpo
しかも、700年もの激動の歴史の中で、破壊や改修されながらも、元の姿に修復したとは更に驚きました。
長さん
ハンガリーにとって、ここは初代国王の戴冠の儀式を行った教会でもあり、国の威信をかけて修復にあたったのではないかと思います。また宗教による求心力というか、そんな力も働いたのでしょうね。
ロシアンブルー
刺繍も鮮やかで美しく、白生地にきれいな模様ですね。
長さん
マーチャーシュ教会は側面に大きな窓があるだけではなく、柱に取付けられた照明もあって、明るい雰囲気でした。それは、柱や壁面に画かれた模様をも綺麗に見せる工夫でもあったようです。
ハンガリー刺繍の特徴のひとつは「穴」をいかに多く、美しく見せるかなのだそうです。
OZMA
特にケーブルカーの上の写真はおとぎの国のお城のようでとても素敵です。
ブタペストに行ったら、ここは是非チェックですw
すーちん
見上げる様な内装、
そしてステンドグラス
荘厳そのものですね
刺繍興味ありますね~
長さん
この教会、窓が大きいので明るいです。今まで見てきた薄暗い大聖堂とは異なる雰囲気です。漁夫の砦の尖り屋根、おとぎ話の絵本に出てきそうですね。
王宮の丘には地元の車か小型バスでしか上れないので、ケーブルカーで上る観光客も多いのです。今回のツアーバスはぎりぎり制限内の大きさでした。
無門
お城のような教会
お姫様が出てきそうな
外観ですね
ライオン像が風格を出しています
長さん
これまで見てきた教会は高い天井と薄暗さで荘厳さを感じさせましたが、この教会は明るいのです。でも見事なものです。
刺繍、手作りのものはやはり高かったです。
長さん
マーチャーシュ教会を漁夫の砦の下から見上げると、砦と教会が一体に見え、まさしくお城のような教会に見えますね。
このライオン像、舌が彫られていないと馬鹿にされた作者が自殺したという逸話があるんです、
はるる
石像とケーブルカー、くさり橋ですか。ブダとペストが合わさって出来たのですね。ライオン、インパクトありますね。
うふふ
教会は信者ではなくても厳粛な気持ちになりますね。
パイプオルガンやステンドグラスが夢のようです。
くさり橋を初めて渡った方の感動はどんなだったでしょう。
長い歴史の始まりですね。
長さん
マーチャーシュ教会、良くここまで修復したと思います。
昔はブダ地区とペスト地区は仲が悪く、ドナウ川には橋さえもなかったそうです。ライオン像は日本でいえば狛犬みたいなものなんでしょうね。
長さん
大きな教会の中に入ろうとすると、自然に脱帽しなければならないという雰囲気ですね。パイプオルガンコンサートもあるそうですが、夜遅くなるので帰りが大変なんですって。
橋ができるってことは一気に交流が深まるということですよね。
りりい
ドナウ川の流れは、いかがでしたか?
美しき青きドナウの流れを見たいです。
私が行ったときは大雨の後で、泥水の洪水寸前でした。
長さん
ドナウ川はどこに行っても濁っていましたよ。美しき青きドナウを見るにはかなり上流まで行かないと無理でしょうね。
K.たじまん
長さん
王宮の中にある教会ですから、金に糸目をつけない作り方をしたのかも知れませんね。