ブダペスト観光(1)・・・王宮の丘(マーチャーシュ教会、三位一体広場、漁夫の砦)

中欧5カ国8日間旅行(35) 旅行6日目(6月9日…その1)
画像 旅行6日目の午前中はブダペストの世界遺産に登録された地域を観光します。
 右はこの日の朝食ですが、大きなお皿があったので、まあまあの盛りつけですね。
ブダペストの世界遺産
 「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」として、1987年に登録。
 登録された主な建物のうち、見ることができたのは、ブダ城、マーチャーシュ聖堂と三位一体広場、漁夫の砦、ゲッレールトの丘、セーチェーニ鎖橋、マルギット橋、エルジェーベト橋、国会議事堂、アンドラーシ通り、ブダペスト地下鉄1号線などです。

 この日も出発は早く、8時半です。写真はホテルと敷地内で見た花など(ヘメロカリス、セイヨウノコギリソウ、プラタナスの実)です。
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 ツアーバスは、有名な「くさり橋」のたもとから王宮のある丘へと登ってい行きました。バスから降りて、北西方向へ少し歩きます。
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 やがて、高い塔が見えてきました。「マーチャーシュ教会」です。
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 王宮はドナウ川の西側、丘陵地帯にあります。ドナウ川の東側は平坦なペスト(ハンガリー語ではペシュト)です。
 マーチャーシュ教会は「三位一体広場」の中央に建っており、その一角に「三位一体の像」があります(18世紀にペスト終焉を記念して建てられた)。「三位一体の像」の西側には旧市庁舎があるのですが、修復中でした。
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 マーチャーシュ教会の原型は13世紀にゴシック様式に建てられ、教会の名は、1470年にマーチャーシュ王の命により高さ88m(現在は80m)の尖塔が増築されたことに由来。オスマン朝に占領された時はモスクに改装されたが、その後元に戻され、18世紀にはバロック様式で修復された。更に古図面などを基に、現在の姿であるゴシック様式を基本とした改装がなされた。
 下2枚はいずれも複数枚を合成した写真です。
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 下の写真は、マーチャーシュ教会の裏側(ドナウ川方向)ですが、とんがり屋根があるのが「漁夫の砦」と言われるものです。写真右側の騎馬像は「聖イシュトヴァーン」(ハンガリー建国の父と呼ばれる初代ハンガリー国王)。
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 「漁夫の砦」です。古い城塞を土台として1905年に建てられたものです。
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 「漁夫の砦」でドナウ川を見下ろせるところに出ました。中央やや左寄りの建物は「ヒルトン・ブダペスト」。
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 「漁夫の砦」の名は、かつて、このあたりに魚の市が立っていたことや、城塞のこの場所はドナウの漁師組合が守っていたことに由来する。
 「漁夫の砦」からみたドナウ川とペスト側の風景です(左から右へと並べています)。
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国会議事堂 ↓                 
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                    右端に「くさり橋」 ↓
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 上の写真を撮ったのは、下の写真にある丸い塔の左下、テラスからです。左下に「くさり橋」が写っています。
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 若干のフリータイムになりましたので、「マーチャーシュ教会」の中に入って見ました。
 (つづく)


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 日比谷公園で見た花です(7月11日撮影)

ルドベキア
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ノリウツギ
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この記事へのコメント

  • なおさん

    尖塔のある風景というのは欧羅巴、という感じですよねえ。日本の五重塔とはだいぶ雰囲気が異なります。
     よくこれだけのものを昔に造ったよなあ、というのが率直な感想ですが、スゴイ技術ですよね。

     ノリウツギは装飾花ばかりのようですから、ミナヅキとよばれるタイプのものでしょうか。見栄えがしますね。
    2016年07月16日 16:03
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    教会の尖塔のある風景は日本とは異質のものですね。80mを越えるような高い塔をどんな足場を組んで造ったのでしょう。高度な技術を伺わせます。
    ピラミッドアジサイと言われる‘ミナヅキ’でしょうね。
    2016年07月16日 16:20
  • 無門

    こんにちは

    どこの国でも
    寺院とお城は
    街のシンボルですね
    人々の心のよりどころですね
    2016年07月16日 18:42
  • 寿々木

    チェコは訪れたことございませんので、楽しく拝見してます。ブダ、オーブダ、ペストの3地区が合併してブダペストになったとか。
    2016年07月16日 19:17
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    中世に栄えた町の観光は教会と城が見所の重要な要素になっていますね。
    2016年07月16日 19:26
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    オーブダは「古いブダ」という意味で、ブダの北側に位置しています。ブダとペストが合併した時、一緒に合併しました。
    2016年07月16日 19:27
  • みっきい

    ブダペストの世界遺産「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」として、1987年に登録されたそうですが、この日、たくさんご覧になりましたね。
    欧州はお城も教会も高い尖った塔のある風景が多いですね。
    マーチャーシュ教会も80mですか?どうして作りあげたのか?興味がわきます。内部もご覧になったのですね?
    2016年07月16日 20:14
  • すーちん

    今晩は
    町全体がまるで
    おとぎの国の様ですね~
    2016年07月16日 21:22
  • eko

    マーチャーシュ教会の尖塔も見事ですね。ヨーロッパはどこもお城と教会が立派ですね。80mもの尖塔を造り上げた昔の技術が凄いですね。内部もご覧になられたのですね。きっと見事だったでしょうね。
    漁夫の砦からのゆったり流れるドナウ川と街並みの眺めがいいですね。
    2016年07月16日 21:23
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    世界遺産が密集しているという感じですね。
    キリスト教圏はどこに行っても教会があり、権力者がいた街には城があります。マーチャーシュ教会の尖塔も後から国王が高いものを造れと命令したのです。どのような工法だったのでしょうね。
    2016年07月16日 21:58
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    外国製の絵本から抜け出したような世界がありました。「ドナウのバラ」とか「ドナウの真珠」といわれるだけのことはあります。
    2016年07月16日 22:01
  • 月奏曲

    朝ごはんはおいしそうwベーコンとウインナーと玉ねぎ炒めたっぽいの良さげw

    三位一体像もいいんですけどその台座?塔?の部分の聖霊(だと思うんだけど)やら天使(だと思うんだけどw)とかもしっかり作ってあって素敵です。

    お天気よさげで空が綺麗に撮れてますね^^
    2016年07月16日 22:05
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    時の権力者が高い塔を造れと命じた訳ですが、重くて大量の石材を運んで積み上げたのですからかなりの人力・年月がかかったのでしょうね。
    素晴らしい内部は次回に報告します。
    ドナウ川の水、濁っているように見えますが、まだ魚が捕れるのかもね。
    2016年07月16日 22:09
  • shuuter

    ドナウ河 を挟んで両側の建物の様子 いいですね。
    古くから川が守られ 人々に愛されているのでしょう。
    2016年07月16日 22:11
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    朝はヘルシーに軽めものを食べています。この日も歩くので、ちょっと多めかな。
    Wikipediaによると、三位一体とは、「父」と「子(キリスト)」と「聖霊(聖神)」が「一体(唯一の神)」であるとするキリスト教の考え方です。それだけに彫刻も疎かにできないのでしょう。
    空が綺麗でしょう。コンパクトデジカメでPLフィルターが付けられないので、実はデジタル処理しているのです。これ内緒(笑)。
    2016年07月16日 22:18
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ドナウ川の両岸に建つ建物、世界遺産が多いのです。ドナウ川を中心にして発展した町だと言うことがよく分りますね。
    2016年07月16日 22:20
  • まり

    ブダペストで印象に残っているのは、女性現地ガイドさんが日本語がとても上手で一生懸命 案内をしてくれた事。他の外国人のガイドさんは無口な方が多かったです。
    プラハの孫の手の塚原さんは楽しかったですね。
    丼でーん(笑)
    2016年07月16日 22:46
  • 長さん

    まりさん、コメントありがとうございます。
    プラハの塚原さん、実にユニークな方でしたね。いきなり孫の手ですからね、丼でーん、茄子くれたの?には笑っちゃいました。
    ブダペストの現地ガイドはツゥンデさんという女性でした。確か英語だったと思います。
    2016年07月16日 23:07
  • うふふ

    こんばんは!
    美しい街ですね。
    どの場面も絵葉書のように見えます。
    まるで広いディズニーランドに迷い込んだよう。
    お疲れは出ませんでしたか?
    2016年07月16日 23:07
  • mori-sanpo

    中欧の国々の建物と街並みの景観はそれぞれ特色があるようですね。
     特に教会の建物の大きさとともに、宗教の巨大な力にも驚かされました。また、三位一体の像をおぼろに理解できました。
    2016年07月16日 23:07
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    ディズニーが中世のテーマパークを作ったらこんなような風景になるかもしれませんね。
    プラハも良かったですが、ブダペストにも再度行きたくなりましたよ。
    今回は睡眠をしっかりとりましたからまだ疲れていません。
    2016年07月17日 00:38
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    戦争でかなり破壊されたようですが、よくこれだけ修復して以前の風景に戻したなと思います。
    キリスト教の影響力というか力というのは大変なものだったのですね。日本の仏教とは大きな差がありますね。
    2016年07月17日 00:43
  • 信徳

    素敵な観光地を見ているとつくづく平和だなあ!と思うのですが、トルコでクーデター失敗やらフランスのテロなど頻繁に事件が起こっているのを見ると何処が安全なのかを考えさせられてしまいます。先日台湾で電車爆発のニュースもあり平和な日本も安全ボケなどしていられません。昨日は花火を家族で見ながらそんな事も語っていました。
    2016年07月17日 06:23
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    観光は平和が絶対条件ですね。今回旅行した国々はテロの脅威があるかどうかも考慮しました。外務省の情報によれば、オーストリア、スロバキア、ルーマニアがテロの脅威の低い国、チェコ、ハンガリーが脅威のかなり低い国とされており、安心して出かけました。
    2016年07月17日 09:36
  • はるる

    外国では教会が目立ちますね。
    空に雲があり、そのなかに貫くかのように建っていて、教会ですから神を連想してしまいます。
    よく似合っていますね。
    2016年07月17日 19:05
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    ヨーロッパに行くと、どんな小さな村にも中心に教会が建っています。それはキリスト教だからと言うことではなく、信仰が中心の世の中だったからなんでしょうね。
    2016年07月17日 21:38
  • けい婆(baba)

    写真の合成がとてもきれいにできていますね。
    大きくてなかなか入りきらないですよね。
    けい婆(baba)は、マーチャーシュ教会のあとで王宮の方に徒歩で移動した時に振り返って撮りましたが、うまくいかなかった記憶があります。
    ちょうど、国会議事堂が改修工事中で外側に3分の1くらい足場やシートがかけられていたのも残念でした。
    ツアーだった事もあり、国会議事堂の内部も見られなかったので、ブダペストは「再訪したい都市」リストには入れているんですが、また行かれるかなあ~~~。
    2016年07月17日 21:42
  • ゆけむり

    今回もたくさん素敵な画像ありますね~
    ブダペストに増々行ってみたくなりました!
    ところで合成した画像と言うのが2枚ほどありましたが、何か特殊なソフトを使っているのでしょうか?
    自分はそのような事に疎く恥ずかしいのですが、参考までのお聞かせ願いませんでしょうか?

    去年クロアチアやスロベニアをツアーで訪れ、旧社会主義国の街並みの美しさを知り、東欧の国々にも興味を持つようになりました
    2016年07月17日 21:52
  • 長さん

    けい婆(baba)さん、コメントありがとうございます。
    写真の合成はAdobeのPhotoshop Elementsというアプリケーションソフトで行い、その後、自然に見えるようレタッチしています。そんなことが好きなんですよ。
    国会議事堂が改修中でしたか、それは残念でしたね。今回、ナイトクルーズでライトアップされた姿も見てきました。中も素晴らしいそうですし、国立美術館も見てみたいし、私も再度行けることならと思っていますよ。
    2016年07月17日 22:18
  • 長さん

    ゆけむりさん、コメントありがとうございます。
    写真の合成については、この上のけい婆(baba)さんへのレスに書いてありますので、ご一読頂ければ幸いです。特段難しい操作を要求される訳ではありません。ただ、撮影に際して、可能な限り、長い焦点距離を使うこと、必ず1/3以上はオーバーラップして写すこと、撮る位置をずらさないこと、といった注意が必要です。
    スロベニアには行ったことがないですが、クロアチアは4年前に行きました。この国も美しいところで、できることなら又行ってみたい国です。
    2016年07月17日 22:29
  • ゆけむり

    これまた詳しいご回答ありがとうございます
    なるほど、有料のソフトを使っているんですね
    自分はデジカメに付属されているソフトしか使った事がありません
    撮る位置をずらさず、ある程度オーバーラップさせ、長い焦点距離を使うのですね
    慣れれば案外何とかなりそうですね
    とても参考になりました
    ありがとうございましたm(__)m
    あっ、スロベニアはブレッド湖と首都リュブリャーナだけでしたが、華美では無いものの古き街並みと自然が調和した素敵な街でした
    ブレッド湖のほとりにカジノがあったのには驚きましたが、アルプスの瞳と讃えられるだけの事はありました
    チャンスがありましたら是非!
    2016年07月18日 06:59
  • 長さん

    ゆけむりさん、コメントありがとうございます。
    長い焦点距離と書きましたが、遠景をスムーズにパノラマ化する場合の手法です。近いものを長い焦点距離で撮ることは画面に入りきらないこともありますから、やむを得ず広角側で撮って重ねることもしていますが、これは合成した後で広角特有のゆがみを修整する必要が出てきます。
    最近はクロアチアとスロベニアをセットにしたツアーもできていますね。ある理由から、今後海外旅行に度々行けなくなるのが残念です。
    2016年07月18日 09:52

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