クロバナタシロイモ、ツルランなど

つくば植物園にて(21)
 5月11日に行ったつくば植物園です。今回は熱帯雨林温室で見た花です。

クロバナタシロイモ (黒花田代芋)
タッカ・シャントリエリ
ヤマノイモ科(←タシロイモ科)タシロイモ属の多年草
原産は中国南部~インド東部~東南アジア(湿潤な熱帯地域)
別名:バットフラワー、デビルフラワー。流通名:ブラック・キャット
大きな苞の中心から多くの花と長いひげがでている
色と言い、形と言い、不気味な姿ですね
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本来の花はこんな形
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熱帯雨林温室にて
 花は黒く独特の形をしており、黒いコウモリやネコ、悪魔などにもたとえられます。この風貌で昆虫などをおびきよせ他家受精をしているのかと思いきや、じつはほとんどが自家受精であるという報告があります。
 また地下茎は食用にされることがあるそうですが、中国では胃潰瘍や腸炎、肝炎の薬としても利用されてきました。
 近年の成分研究では、新しい構造の化学物質が次々と発見されており、外見だけではなく中身も大変興味深い植物です。(つくば植物園のHPから)


ツルラン (鶴蘭)
ラン科エビネ属の常緑多年草。別名:夏エビネ。 絶滅危惧II類(VU)
原産は、九州南部以南、東南アジア、太平洋諸島
名の由来は、鶴が飛んでいるような花姿であることから
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熱帯雨林温室にて


こちらは、サバンナ温室で咲いていたラン(シンビジウム?)
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サバンナ温室にて

 5月11日撮影。
 次回も熱帯雨林温室で見た花です。
 (つづく)


 旅行中につき、コメント欄を閉じています。


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