チェスキー・クルムロフの旧市街にあるスヴォルノスティ広場にやってきました。
16世紀にルネッサンス様式で建てられた市庁舎は修復中でした。
左、広場に建つ「マリア記念柱」。ペストからの庇護を願って聖母マリアに献げられたもので、1716年に完成。
右の写真で、左側の建物は、後に、昼食会場だと分った「THE OLD INN」。右側の黄色い旗が出ている建物の1階で、日本円をチョコ・コルナに両替をしました。
チェスキー・クルムロフはナチスドイツによりドイツに編入させられましたが、第二次世界大戦でドイツが敗戦した後、ドイツ系住民はすべて町を去りました。
その後、一時は荒廃して,人が住む町ではなくなりましたが、1989年のビロード革命以降、建造物の修復が急速に進められ、町はかつての美しさを取り戻しました。
1992年にはユネスコの世界遺産に登録され、現在は世界中の観光客に人気のある観光地となっています。 (Wikipediaなどより)
スヴォルノスティ広場から聖ヴィート教会の前を通り過ぎ、ヴルタヴァ川越しにチェスキー・クルムロフ城が望める展望台に向いました。
右下は、酒屋さんのショーウインドーです。右に瓶のステッカーが貼られていますが、ヤン・ベヘール社製の「ベヘロフカ」というチェコ特産リキュールで、良質な温泉水に薬草やアルコールを調合して作られているのだとか。
「地域博物館」です。チェスキー・クルムロフ及び南ボヘミア地方の歴史・民族・美術・工芸などの資料が展示されているそうです。
「地域博物館」の前(北側)が展望台でした。ヴルタヴァ川は見えませんが、展望台から見たチェスキー・クルムロフ城と旧市街の町並みです。
「地域博物館」の前で、ベニバナトチノキの花が咲いていました(大きな木は菩提樹)。
続いて、聖ヴィート教会の見学です。
1439年にゴシック様式で建築されました。改築が繰り返され、現在はネオゴシック様式が混在したものになっています。1683年に完成した主祭壇には守護聖人である聖ヴィートとマリアが描かれています。
スヴォルノスティ広場に戻って、「THE OLD INN」(HPはこちら)で昼食です。
食前酒はチェコのビール「ピルスナー・ウルケル」。チェコは最高級ホップの生産地で、ラガービールの本場。国民一人あたりの消費量は世界一だとか。
野菜があったのは嬉しい。メインはビーフ料理ですが、肉が少な!でも、クネドリーキ(チェコの主食と言われる、小麦粉を卵・牛乳・水でこねた後、茹でて作るパンのようなもの)が付いて、量的には十分。デザートはカットフルーツにシャーベット。
食後、14時から45分ほどフリータイムになりました。
(つづく)
昨日、ある画像の関連画像を検索していたら、こんなホームページを発見しました。
「猿顔のランからダースベーダ―まで!世界中のユニークな植物大集合!」
クリック → よろず堂通信
花のおもしろ画像大好きな人は必見です。
この記事へのコメント
river
寿々木
長さん
中欧3か国は初めてでした。それまでに17か国だったと思うので、これで20か国です。在職中はあまり行っていないので、トータルすると少ないです。今後、何カ国行けるが、体力と相談です。
長さん
どこの教会もそうですが、天井が高いのは荘厳さを表しているのでしょう。小さな教会の割には縦長の窓が大きく、内部は明るかったです。
ビーフの横にあるのは、クネドリーキ「茹でたパンのようなもの」をスライスしたものです。
eko
教会の内部は天井が高くて見事なものですね。
チェコは最高級ホップの生産地なんですね。お料理美味しそうです。
猿顔のラン、ダースベーダー、天使、男性などとユニークなランがあるものですね。面白かったです。
なおさん
おもしろHP発見されましたか。探すといろいろ出会えますので楽しいことでしょうね。
みっきい
博物館前の、ベニバナトチノキの花、菩提樹の木の木陰のベンチに休む人影がありますね!
ランチはラガービールですか?ビーフを食べた後ではなく?量がやや少ない感じがしますが、十分だったのですね!
おもしろいHP ご紹介ありがとう、ほんとうに猿顔やユークな花の表情には驚き興味深く見ました。最後の金魚草の骸骨にはビックリです。
shuuter
ベニバナトチノキ あるのですね。 見てみたい樹木です。
うふふ
それが世界遺産に登録されたのですから、どんなにか素晴らしかったでしょう。
青空をバックに、チェスキー・クルムロフ城と旧市街の町並みが美しいですね。
長さん
展望台からの写真、もっと左によって撮るべきでした。旧聖ヨシット教会の尖塔が城の塔に被ってしまいました。
中世の町には必ず立派な教会があります。キリスト教の影響力は強かったのですね。
ホップの出来が良いので、美味しいビールができるんですって。
面白い花が沢山あったでしょう。楽しいですね。
長さん
イタリアは地震がありますが、このあたりは火山もないので、石を積んだだけで崩れなかったのですね。
ネット検索の途中で、横道にどんどん逸れていくって言うことがあるんですよ。
長さん
現地ガイドも定番の展望台は外せないようです。でも、写真を撮る位置を教えてくれれば尚良かった、なんて、アングルが悪いのを人のせいにしています。
ビールの写真、半分飲んでから写真を撮っていないことに気づいたんです。
金魚草の骸骨は見られそうですが、他は珍しい画像で、驚いちゃいますね。
長さん
綺麗な町並みでした。赤い屋根瓦、中世の特徴みたいです。
ベニバナトチノキは北米南部原産のアカバナトチノキとヨーロッパ原産のセイヨウトチノキの交雑種と言われていますが。ここには後で植えられたもののようです。
長さん
日本の木造家屋が荒廃したら、復元はできないかも知れませんが、石造りの町だったから、修復が可能だったのですね。ここの良さに気づいた人は凄いですね。お陰で、私たち旅行者は楽しませてもらえました。
月奏曲
私ラガーよりエール派だからなぁ…とわいえラガーも飲みますがw
お花のHPありがとうございました。鳥がスゲー!
心
聖ヴィート教会、内部は装飾が施されていて荘厳ですね。展望台からは、お城や塔、赤い屋根の家々が青空に映えて美しいですね。
はやり、世界一美しい街です。
おもしろHP、ユニークなランの花がいっぱいですね。
神秘的で驚きました。
ビックリポンです(古いですね(笑)
mori-sanpo
また、ナポレオンやヒットラーによる戦火などを経ても、当時の姿で残されているのに感心しました。
長さん
茹でパンが主食とは言え、ビーフが少ないですよね。
のんべじゃないので、ビールの違いはよく分りませんが、ピルスナーじゃなく、黒ビールを注文する人もいましたよ。
ロシアンブルー
聖ヴィート教会、改築されネオゴシック混在でも見ごたえがありますね。
ビールが美味しそうです。
長さん
聖ヴィート教会の内部は、本当は撮影禁止らしいのですが、現地ガイドも添乗員も何も言わないので、撮ってきました。聖ヴィートとマリアの絵は有名らしいです。
町並みも美しかったですよ。
面白いのはランの花だけじゃなく、相当変なのもありますね。
長さん
地域の権力者が変わると、教会の様式も作り替えられるようです。デザイナーが優秀だったから、美しく改修されたのでしょう。
ここで華々しい戦闘が起こったようではないらしく、ヒトラー敗退でドイツ系住民の殆どが本国に逃げ帰り、結果として誰も住まなくなって、一時荒廃したそうです。しかし、その後の復旧は大変だったろうと想像します。
長さん
旅行に行って雨だったりすると最悪ですが、幸いにして天気が良くて助かりました。 教会の改修は時の権力者の指示だろうと思いますが、設計者の腕が良かったのでしょう。 本場のピルスナー、美味しかったですよ。
すーちん
地震国としては何百年も前の
建物が健在うらやましいですね~
お花面白いですね~
長さん
今朝も8時過ぎに震度2を感じました。
こうした中世の綺麗な建物も、東日本大震災や、熊本地震のような大規模な地震に見舞われたらひとたまりもないでしょうね。
偶然に一致でしょうが、世の中には面白い花がありますね。
OZMA
このような美しい街並みを見ることができる展望台が街中にあるはいいですね。
「よろず堂通信」拝見しました。
こういった植物大好きですw
長さん
この展望台は旧市街からチェスキー・クルムロフ城を見るには絶好の場所です。フリータイムには城の塔へ上って城内の中庭や美しい旧市街を見ました。後日、ご紹介します。
よろず堂通信、ご覧になりましたか。面白いですよね。
りりい
私が中欧へ行った平成14年は、ヨーロッパ一帯に大雨が続き、ドナウ川も洪水状態でした。
ドイツのエルベ川は氾濫寸前!ハンガリーのブダペストでは「美しき青きドナウ」のはずが「泥水で汚れたドナウ」でした。幸い、ディナークルーズ船は、私たちの乗った船の前後は増水で運航停止で、1便だけ航行してくれました。
そんな中で行った中欧でしたが、傘を差したのはチェスキークルムロフの1日だけでした。
長さんの旅行記を読みながら思い出しています。
夫はピルスナービールのおいしさを絶賛していました。(工場見学のあとで試飲がありました)
長さん
ヨーロッパで大雨が続いたこと、ありましたね。あの頃行かれたんですか。今年も異常気象で、セーヌ川が溢れ、ルーブル美術館の入場が禁止になったりしましたよね。
私たちも雨に降られましたが、殆どがバスの移動中だったので、観光に差し支えるようなことはありませんで、ついていましたよ。
ピルスナー・ウルケルでしたか。あれは美味しかったです。