5月11日に行ったつくば植物園です。今回も熱帯資源植物温室とサバンナ温室で見た花です。
先ずは、温室展示の定番から…。
ヘリコニア・ロストラタ
(ヘリコニア・ロストラータ)
オウムバナ科(←バショウ科)ヘリコニア属の常緑多年草
原産は熱帯アメリカ西部(ペルー~アルゼンチンなど)
ロブスターのはさみのような、赤と黄色の苞が美しい
花は苞の先端に白っぽく見えるもの

花序を横から見たら板のようだった。以前見たときはもっと厚かった
と思うのだが、「どうしたもんじゃろのー」(ちょっと意味が違うな)

熱帯資源植物温室にて
(ヘリコニア・ロストラータ)
オウムバナ科(←バショウ科)ヘリコニア属の常緑多年草
原産は熱帯アメリカ西部(ペルー~アルゼンチンなど)
ロブスターのはさみのような、赤と黄色の苞が美しい
花は苞の先端に白っぽく見えるもの
花序を横から見たら板のようだった。以前見たときはもっと厚かった
と思うのだが、「どうしたもんじゃろのー」(ちょっと意味が違うな)
熱帯資源植物温室にて
続いて、ユーフォルビアの仲間です。ユーフォルビア属の原種は2000種以上あり、形態も一年草、宿根草、多肉植物、低木と多岐にわたっています。
ユーフォルビア・ペディラントイデス
トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木
原産はマダカスカル島。 流通名:ソウカキリン(痩花麒麟)

↑ 葉のない時期だったのか、トゲばかりが目立つ
↓ しべが飛び出した花はこれ以上開かないようだ

サバンナ温室にて
ユーフォルビア・ヴィグイエリ・アンカラファンツシエンシス
トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草(多肉植物)
原産は、マダカスカル島

流通名はフンカリュウ(噴火竜)。花の形からでしょうが、納得

サバンナ温室にて
ユーフォルビア・ユニスピナ
トウダイグサ科トウダイグサ属の落葉低木(多肉植物)
原産は、西アフリカ(ベニン・カメルーン・ナイジェリア)
樹液は猛毒だが、現地では薬に使うという

茎の頂点に花をつけるが、小さく目立たない(咲いていなかった)
↓ 中央やや左下、葉の落ちた跡が人形の顔のように見えた

サバンナ温室にて
ユーフォルビア・チィルカリ
トウダイグサ科トウダイグサ属の落葉低木(多肉植物)
原産は熱帯アフリカ、南アフリカ。 別名:ミルクブッシュ
別名は、茎を傷つけると、白いミルクのような樹液を出すから

流通名はアオサンゴ(青珊瑚)。これも納得です

サバンナ温室にて
ユーフォルビア・プニセラ
トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木・多肉植物
原産はジャマイカで、別名:ジャマイカポインセチア

赤いのは苞。花弁は黄色い部分、花柱の先が雌しべ (雄しべは脱落)

トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木
原産はマダカスカル島。 流通名:ソウカキリン(痩花麒麟)
↑ 葉のない時期だったのか、トゲばかりが目立つ
↓ しべが飛び出した花はこれ以上開かないようだ
サバンナ温室にて
ユーフォルビア・ヴィグイエリ・アンカラファンツシエンシス
トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草(多肉植物)
原産は、マダカスカル島
流通名はフンカリュウ(噴火竜)。花の形からでしょうが、納得
サバンナ温室にて
ユーフォルビア・ユニスピナ
トウダイグサ科トウダイグサ属の落葉低木(多肉植物)
原産は、西アフリカ(ベニン・カメルーン・ナイジェリア)
樹液は猛毒だが、現地では薬に使うという
茎の頂点に花をつけるが、小さく目立たない(咲いていなかった)
↓ 中央やや左下、葉の落ちた跡が人形の顔のように見えた
サバンナ温室にて
ユーフォルビア・チィルカリ
トウダイグサ科トウダイグサ属の落葉低木(多肉植物)
原産は熱帯アフリカ、南アフリカ。 別名:ミルクブッシュ
別名は、茎を傷つけると、白いミルクのような樹液を出すから
流通名はアオサンゴ(青珊瑚)。これも納得です
サバンナ温室にて
ユーフォルビア・プニセラ
トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木・多肉植物
原産はジャマイカで、別名:ジャマイカポインセチア
赤いのは苞。花弁は黄色い部分、花柱の先が雌しべ (雄しべは脱落)
5月11日撮影。
次回も、サバンナ温室で見た花です。
(つづく)
この記事へのコメント
river
ユーフォルビアにはたくさんの種類がありますね。身近なものはハナキリンでしょうか。多肉植物で茎を傷つけると白い乳液が出てきます。
無門
サボテンの仲間は
龍にたとえられますが
まさに火を噴く龍ですね
eko
ユーフォルビアはほんとに種類が多いですね。ペディラントイデスの刺が凄~い。初見の花ばかり、花色は鮮やかですね。
nobara
オウムバナ科ってあるんですね@@
科名変更にはついていけませんし、
頭に入ってこないです。我が家の花図鑑もほとんど旧科名ですし、そのたびに訂正するのもしんどいです((+_+))
ヘリコニア・ロストラタ、
ほんとに薄っぺらいですね~意外ですね。
長さん
ヘリコニアは何種類か見ていますが、どれも得意な色と形をしていますね。オウムバナ科という名称も面白い。
ユーフォルビアも変わったものが沢山ありますね。今回はあえてハナキリンは取り上げませんでした。
長さん
噴火竜なんて、うまい名前をつけたものです。そのバックになった幹はまさに龍が天に昇る姿です。
長さん
ヘリコニアの仲間は垂れ下がる花穂のものと、立ち上がるものがありますが、どれも特徴的な花姿をしています。
ユーフォルビアのトゲは葉が変化したものらしいです。
長さん
ユーフォルビアは原種だけで2000もあるそうですから、見たことがない種類の方が圧倒的ですね。何故、オウムバナという名がついたのか不思議ではあります。
形態学からの科名から、遺伝子解析による系統付けに変わりつつあるところで、一段落しないと図鑑の訂正が間に合わないですね。
このヘリコニア、ボール紙でできている偽物かと思って、思わず触ってしまいました。
なおさん
ユーフォルビアの類はいろいろあり、どれも個性的で面白いですね。
トゲトゲのユーフォルビアの茎を見ていると、日本のママコノシリヌグイのトゲは子供騙しに見えてきて、このユーフォルビアで尻拭いされたらタマラナイだろうなあ、と背筋がサムくなりますよね。ママコノシリヌグイという名がこちらにつかずになによりです。
mori-sanpo
マダカスカル島のソウカキリンとフンカリュウは独特の形をしていますね。以前、この島に行った人の講演を聞いたことがありますが、この島の植物は独特なものが多いようですね。
長さん
ヘリコニア、面白い形の苞が吊り下がっていますよね。
ユーフォルビアの枝を鞭に使ったらさぞ痛いでしょうね。しかも白い樹液は毒だというから、食い込んだら大変だ。その前に、痛くて枝を握れないか(笑)。
長さん
ヘリコニア・ロストラタは定番表示ですから、良く目にしますね。
マダカスカル島はかなり古い時代にアフリカ大陸から離れたので、得意な発展を遂げたというか、あまり発展しなかったというか、変わった植物や動物が多いそうですね。
shuuter
ユーフォルビア 赤と黄 ユニークな花ですね。
長さん
ユーフォルビアの仲間は2000種もあるそうなので、中には変わったものがありますね。
ユーフォルビア・プニセラは黄色い花弁がお皿みたいなんです。
うふふ
初めて見るお花ばかりです。
名前も難しいですね。
なかなか覚えられません。
月奏曲
やっぱりサバンナだと多肉植物が多くなるのでしょうねぇ…
すーちん
ユーホルビア種類おおいんですね
今年は、注文して買いました
大きく育ってます
寿々木
ユーフォルビアは棘のあるものが多いですね。
長さん
植物の名前ってラテン語系ですから、私も難しくて覚えられません。
長さん
サバンナに生きる植物は葉から水分の蒸発を少なくする工夫を身につけたんですね。
長さん
ユーフォルビアを注文でお買いになりましたか。トゲトゲに気をつけて下さいね。
長さん
遺伝子研究の結果から、分類が変更されてきていますね。オウムバナ科は1属80種(100種との説もある)からなります。バショウ科もオウムバナ科もバショウ目ですね。
はるる
でもおもしろいし、驚くようなものもあります。
背が高そうなものもあって、実際に見たほうがもっとおもしろいのかもしれません。
長さん
サバンナ温室はサボテン類とか、雨があまり降らない地域に分布する植物が多く展示されており、面白いものが多いです。この植物園は一度訪れてご覧になるのが良いと思います。
信徳
名前も見るのも初めての植物です。
一般的にトウダイグサ科の植物は毒草が多いようですね。
毒と薬は使い方によって紙一重なんでしょう。
長さん
ユーフォルビアの仲間は変わったものが多いですね。
白い樹液に毒が含まれているそうですね。
心
先日は、気持ち玉を頂き有難うございました。
珍しい植物がいっぱいですね~。
ヘリコニア・ロストラタ、出会った事がありますが横から眺めると板のように薄いのですね。
植物の名前も、なるほどと納得です。
個性的な花も楽しませて頂きました。
これからも宜しくお願いいたします。
長さん
このところ、珍しい山野草の花を投稿されていますね。とても興味深く拝見しています。
ヘリコニア・ロストラタ、何度か植物園で見たことがありますが、こんなに扁平な花序に出会ったのは初めてです。
植物園は大抵名札がありますから、調べるのは楽です。その点、野に咲く花はネットの図鑑などを調べなければならないので、大変でしょう?
今後ともよろしくお願いします。