ウィーン市内観光⑤…シェーンブルン宮殿

中欧5カ国8日間旅行(8 旅行2日目(6月5日…その6)
 昼食後、ツアーバスに乗って、近郊にあるシェーンブルン宮殿に向いました。
画像 右の写真は、リング(旧市街を取り巻く周回道路)の北側、地下鉄のシュヴェーデンプラッツ駅付近です。
 手前の道路と奥のビルの間にドナウ運河があり、中央やや左の白い建物は運河を運行するフェリーの乗り場です。フェリーはドナウ川(ヴルタヴァ川)を下って、チェコにも運航しているそうです。

 車窓から見たセセッション舘(分離派会館、1898年完成)です。白亜の建物の屋上には金の月桂樹がデザインされており、別名「金のキャベツ」と言われています。グスタフ・クリムトの大作「ベートーヴェン・フリーズ」などが常設展示されています。右下は、復路で撮影。
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 13時40分頃、シェーンブルン宮殿に到着しました(車窓から)。同宮殿と庭園群は世界遺産に登録されています。
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 門を入って、振り返ったところです。右側の建物が見学チケット売り場になっています。
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 シェーンブルン宮殿の正面です。逆光なので、色が悪いですが、黄色はテレジア・イエローと呼ばれています。
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 左下は、正面玄関。 右下、建物の左手から入館します。
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 1693年レオポルト1世(在位:1658年 - 1705年)が狩猟用の別荘を建て、その後、歴代の皇帝らが夏の離宮として使うために増築・造作を行い、マリア・テレジア(在位:1740年 - 1780年)の時代に完成された。ウィーン風ロココ様式と称される。
 建物は、あらゆる部屋を合計すると1,441室あり、両翼の端から端まで180m、正面右側翼には宮廷劇場がある。また、広いフランス式庭園を挟んで宮殿に向かい合う丘の上にはグロリエッテという対プロイセン戦の勝利と戦没者の慰霊の為に立てたギリシャ建築の記念碑(未完成)があり、ここからは周囲が一望できる。
 オーストリアで一番重要な観光資源で、年間入場数150万人。更に公園と動物園や行事での集客数520万人を合計すると年間には670万人が訪れる。
 外壁は金を塗ろうとしたところ、マリア・テレジアが財政の状況を考慮し、黄金に近い黄色にした、これをテレジア・イエローと云うが、彼女が好んでいた色というわけではない。
(Wikipediaより)

 内部はフランツ・ヨーゼフ1世とエリザベートの部屋など22室の見学で、所要約30分。館内は撮影禁止ですが、差し支えない部分と、窓から見えた風景を貼り付けます。
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 館内の見学を終え、若干のフリータイムになったので、西側庭園を抜けて広大な庭園が見える場所に行きました。
 左下、西側庭園の一部。右下、つぼみに毛(?)が生えているバラ。
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 左下、西側庭園の白いバラ。  右下、赤いバラと宮殿。
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 宮殿の南側です。建物が大きいので、かなり離れないと全体が入りません。
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 庭園の一部とグロリエッテです。
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 全体を見ていただくために、庭園から360度の眺めを動画で撮りました(35秒)。パンニング速度が一定ではないのでちょっと見苦しいですが、ご容赦下さい。

ご覧になれない場合はこちら

 南側の中央部分です。
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 日が回り、正面部分も明るく見えるようになりました。
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 4年前は、宮殿と庭園を半日掛けてゆっくり見て回りましたが、ツアーだとバスを降りて、乗るまでが1時間半ほど。あっという間でした。
 旧市街まで戻って2時間ほどフリータイムになります。
 (つづく)