地湧金蓮、熊の足詰草、グロブラリア・ブルーアイ、ヒメトベラなど

つくば植物園にて(15)
 5月11日に行ったつくば植物園です。今回も温室周りで見た花を取り上げました。
 サバンナ温室と熱帯雨林温室は20m位離れているのですが、その間で、バナナの花を逆さまにしたような花が咲いていました。
 熱帯雨林温室の南西側では、ヒメトベラの花が咲いていました。これは初めて見ました。

チユウキンレン (地湧金蓮)
バショウ科ムセラ属の耐寒性多年草。別名:雲南地涌金蓮
「中国雲南省からインドシナ半島の標高1000~2500mに生えます。
「地湧金蓮」とは、地面から生える金色の蓮という意味で、現地では
薬や豚の餌に使われるほか、食用にすることもあります。
花は8ヶ月くらい咲き続けます」 (植物園の立て札から)
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黄色い苞葉の間から小さな花が咲く。 茎(葉鞘)は上に伸びる
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サバンナ温室と熱帯雨林温室の間で


キティスス・ニグリカンス
マメ科エニシダ属の常緑低木。原産はヨーロッパ中南部~南東部
株丈は30~100cmくらいでこんもりとなる
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花径はエニシダより少し小さめ
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サバンナ温室の南側で


アンティリス・ブルネラリア (アンティリス・ウルネラリア)
マメ科アンティリス属の多年草(または一・二年草)
原産はヨーロッパ
別名:クマノアシツメクサ(熊の足詰草)、ワタゲツメクサ(綿毛詰草)
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サバンナ温室の入口付近で


デロスペルマ・カローイクム
ハマミズナ科(←ツルナ科)デロスペルマ属の常緑多年草
原産は南アフリカ。  花径は2cmほど
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サバンナ温室の入口付近で


グロブラリア・サルコフィラ ‘ブルー・アイ’
オオバコ科グロブラリア属の常緑低木。 花径2cmほど
原産は地中海沿岸地方。 別名:ルリカンザシ・ブルーアイ
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まさに青い目玉ですね
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サバンナ温室の入口付近で


セダム・ルブロティンクツム ‘虹の玉’
ベンケイソウ科セダム(マンネングサ)属の多年草(多肉植物)
原産はメキシコ
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サバンナ温室の入口付近で



ピットスポルム・ヘテロフィルム
トベラ科トベラ属の常緑低木。 和名はヒメトベラ
原産は中国西部。トベラより小型。葉はツツジ位の大きさ
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樹高は1~2.5mになる
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花径は1cm。咲き始めが黄色で、やがて白くなる。芳香あり
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熱帯雨林温室の南西側で

 5月11日撮影。
 次回は、温室の中で咲いていた花を紹介します。
 (つづく)


この記事へのコメント

  • 無門

    こんにちは

    青い眼玉おやじ出現
    そばに
    鬼太郎も隠れていそうです
    2016年05月30日 15:42
  • nobara

    ヒメトベラ、可愛いです。
    青い目玉、我が家のはナムナムしました。

    温泉にきています。
    朝から雨でしてね。峠道はガスがかかり
    予定変更せざるを得なかったです。
    余程に日頃の行いが悪いのでしょうね??
    2016年05月30日 15:53
  • river

    地湧金蓮はバナナの仲間ですね。黄色の部分は花弁ではなく苞で本当の花は苞の付け根の小さな筒状のものですね。大船の植物園で見ましたが30㎝ほどの大きな花でした。花期は大変長く10ヶ月くらい咲いているようです。
    2016年05月30日 16:12
  • 花咲か爺

    珍しい花が沢山集められていますね。
    この時期にも地湧金蓮咲いているのですね。
    冬場の温室などで見かける事が有ります。
    熊の足詰草、名前に似合わず可愛い花ですね。
    2016年05月30日 17:06
  • なおさん

    見たことない植物が目白押しで、つくばの植物園の品ぞろえはスバラシイですねえ。
     いろいろ珍しいものが見られると、楽しいものですね。
    2016年05月30日 17:57
  • うふふ

    こんばんは!
    植物園は本当に面白いですね。
    「ブルー・アイ」の名付親に座布団3枚あげましょう(笑)
    2016年05月30日 20:10
  • mori-sanpo

    地湧金蓮、初めて見させていただきましたが、名は体を表すで名前とともに記憶に残りました。
     ルリカンザシ・ブルーアイ、たしかに鬼太郎の父親を連想しますね。
    2016年05月30日 20:13
  • すーちん

    今晩は
    どっかで見たと思ったら
    鬼太郎さんでしたねー
    2016年05月30日 20:38
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    目玉おやじは赤ですが、グロブラリア・サルコフィラは外国生まれだけあって、目がブルーでした。
    2016年05月30日 20:38
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    あらあら、また雨に当たっちゃいましたか。お気の毒に…。
    ヒメトベラ、可愛い花が咲いていました。
    グロブラリア・サルコフィラは高温多湿に弱いみたいです。
    2016年05月30日 20:42
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    チユウキンレンはバナナの花序をひっくり返した形ですね。苞を広げたところは30cmくらいは十分あります。花がいくつか咲いていました。苞が1枚1枚開いて花が咲き続けるのですね。
    2016年05月30日 20:46
  • 長さん

    花咲か爺さん、コメントありがとうございます。
    地湧金蓮は1990年の大阪花博で公開され、人気を博したとか。花茎を伸ばしながら苞が開き、小さな花をその間から咲かせます。開花期は8ヶ月位続くと言います。
    熊の足詰草、名の由来が分りません。
    2016年05月30日 20:53
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    今回は、滞在時間を長く取ったので、それだけ珍しい花に出会う確率が高くなり、楽しい時間でした。キティスス・ニグリカンスやヒメトベラの花は初めて見ました。
    2016年05月30日 20:56
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    ブルー・アイを初めて見たときは、うふふさんと同じように、うまい名付けに感心しました。
    2016年05月30日 20:58
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    地湧金蓮は花茎が伸びると、ちょっと間延びした形になってしまいますが、この位だと「地中から湧きだした」という表現がぴったりなんです。
    ブルーアイ、瑠璃色の目玉おやじです(笑)。
    2016年05月30日 21:04
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    やはりゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじを連想されましたか。ぴったりな名前でしょう?
    2016年05月30日 21:12
  • shuuter

    温室の花 詳しく調べて載せられますね。
    私苦手です。爺さんいには向いていませんです。
    面倒なことしなくなるのは老化の始まりだと 妻は申します。

    エニシダはしっていますが、キテイススは仲間ですか。
    2016年05月30日 21:31
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    植物名はネット検索をかけて、2~3のHPを閲覧すれば、この位の情報は直ぐ集まります。検索結果に満足できない場合は、学名(カタカナではない)で検索し、グーグル翻訳を利用しています。
    キティスス・ニグリカンスはエニシダ属ですね。
    2016年05月30日 22:07
  • eko

    植物園は珍しい花ばかりで楽しいですね。
    今回もブルーアイ以外は初めて見る花ばかりです。
    キティスス・ニグリカンスはエニシダと見分けられません。
    2016年05月31日 00:06
  • 寿々木

    さすが筑波植物園、当地植物園に無いものが沢山出てきます。キティススですか、黄色い花の姿がムラサキセンダイハギによく似ています。
    2016年05月31日 07:07
  • みっきい

    おはようございます。珍しい花ばかりです。
    ブルーアイ、見つめられているようですね。
    キティスス・ニグリカンスはエニシダの仲間ですか?
    エニシダは身近によく見るのですが、イタリアポンペイで、エニシダにそっくりだけど違う花、たぶんこれではなかったかしら?と思っています。ゆっくり植物園を見るのも発見がいっぱいですね!!
    2016年05月31日 07:20
  • OZMA

    つくば植物園には珍しい花がたくさんあるのですね。
    弟が千葉に住んでいますので、7月に房総半島の100名城を制覇してこようと思っています。
    その際、つくば植物園やひたち海浜公園にも立ち寄れたらいいなと思っています。
    2016年05月31日 08:44
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    ブルーアイ、目玉おやじはご覧になりましたか。
    キティスス・ニグリカンスはエニシダと比べて草丈も低く、花も小さいです。
    2016年05月31日 09:19
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ここは国の施設だけに、管理されている植物の種類は多いです。
    キティススはエニシダ同様、マメ科らしい顔つきの花です。
    2016年05月31日 09:25
  • 長さん

    みっきいさん、コメントありがとうございます。
    ‘ブルー・アイ’から見つめられるとドキッとしませんか(笑)。
    キティススはエニシダの仲間で、エニシダよりずっと小振りです。私もイタリア旅行の際、マメ科の黄色い花を見ました。それはレダマ( 連玉)でした。みっきいさんがご覧になったのは、もしかすると、レダマかもね。
    2016年05月31日 09:31
  • 長さん

    OZMAさん、コメントありがとうございます。
    7月に千葉にいらっしゃいますか。100名城に入っているのは佐倉城でしょうか。茨城には水戸城がありますね。城巡りのついでにつくば植物園やひたち海浜公園に立ち寄るのは良いことですね。
    2016年05月31日 09:35
  • はるる

    つくば植物園遠くて行けませんから、見せていただいて嬉しいです。植物園は外を歩くことが多いので温室とかあまり見ません。神代植物園では温室オープンということで寄ってきましたが。おもしろい形ですね。広いので植物もたくさんありそうですね。
    2016年05月31日 20:19
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    ここは車で行くのが便利ですが、遠いですよね。我が家からは高速道路で1時間弱なのです。
    温室展示は、非日常の植物を見ることが出来ますから、あると必ず寄ってしまいます。ここは温室が5カ所ありますから広いです。
    2016年05月31日 21:45

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