5月11日に行ったつくば植物園です。今回も水生植物区画で撮った花の続きを紹介し、続いて、岩礫地植物区画(山地性)で撮った花です。
ヒツジグサ (未草)
スイレン科スイレン属の多年草(水生植物)
日本・ヨーロッパ・東アジア・インドに分布
名の由来は、未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから
(実際は朝から夕方まで花を咲かせる)
カッパグサ, カメバス, コレンゲ等多数の別名が存在する
花径は3~4cm、萼片が4枚、花弁が10枚ほど
水生植物区画にて
オゼコウホネ (尾瀨河骨)
スイレン科コウホネ属の多年草(水生植物)、日本固有種
根室河骨の変種とされている。 絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
3年前、ここで撮った写真がテレビ朝日の「大人の山歩き」で使われた
今回は虫がたかっていて、綺麗じゃなかった
水生植物区画にて
ここからは、池の北東側、岩礫地植物区画で撮ったものです
ヤグルマソウ (矢車草)
ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草
北海道(西南部)・本州/朝鮮に分布
葉が5個掌状についた葉の外形を、鯉のぼりに添える矢車に例えた
岩礫地植物区画(山地性)にて
シロウマアサツキ (白馬浅葱)
ヒガンバナ科ネギ属の多年草
日本では、北海道・本州(白馬岳・飯豊山・朝日連峰)に分布
花序の直径3.5~4cm。 左側はスギナ
岩礫地植物区画(山地性)にて
オオヒラウスユキソウ (大平薄雪草)
キク科ウスユキソウ属の多年草。高山植物。絶滅危惧II類(VU)
北海道後志総合振興局管内の大平山と夕張山地の崕山(きりぎしやま)
のみに特産する種で、高山帯の石灰岩地の岩場に生える
外見は、ヨーロッパのウスユキソウにかなり近い
岩礫地植物区画(山地性)にて
タカネナデシコ (高嶺撫子)
ナデシコ科ナデシコ属の多年草。カワラナデシコの高山型
北海道・本州(中部以北の高山帯)/ヨーロッパ・中国(東北)・朝鮮に分布
岩礫地植物区画(山地性)にて
スイレン科スイレン属の多年草(水生植物)
日本・ヨーロッパ・東アジア・インドに分布
名の由来は、未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから
(実際は朝から夕方まで花を咲かせる)
カッパグサ, カメバス, コレンゲ等多数の別名が存在する
花径は3~4cm、萼片が4枚、花弁が10枚ほど
水生植物区画にて
オゼコウホネ (尾瀨河骨)
スイレン科コウホネ属の多年草(水生植物)、日本固有種
根室河骨の変種とされている。 絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
3年前、ここで撮った写真がテレビ朝日の「大人の山歩き」で使われた
今回は虫がたかっていて、綺麗じゃなかった
水生植物区画にて
ここからは、池の北東側、岩礫地植物区画で撮ったものです
ヤグルマソウ (矢車草)
ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草
北海道(西南部)・本州/朝鮮に分布
葉が5個掌状についた葉の外形を、鯉のぼりに添える矢車に例えた
岩礫地植物区画(山地性)にて
シロウマアサツキ (白馬浅葱)
ヒガンバナ科ネギ属の多年草
日本では、北海道・本州(白馬岳・飯豊山・朝日連峰)に分布
花序の直径3.5~4cm。 左側はスギナ
岩礫地植物区画(山地性)にて
オオヒラウスユキソウ (大平薄雪草)
キク科ウスユキソウ属の多年草。高山植物。絶滅危惧II類(VU)
北海道後志総合振興局管内の大平山と夕張山地の崕山(きりぎしやま)
のみに特産する種で、高山帯の石灰岩地の岩場に生える
外見は、ヨーロッパのウスユキソウにかなり近い
岩礫地植物区画(山地性)にて
タカネナデシコ (高嶺撫子)
ナデシコ科ナデシコ属の多年草。カワラナデシコの高山型
北海道・本州(中部以北の高山帯)/ヨーロッパ・中国(東北)・朝鮮に分布
岩礫地植物区画(山地性)にて
5月11日撮影。
次回は、中央広場、及び、広場と接する絶滅危惧植物区画で見た植物です。
(つづく)
この記事へのコメント
nobara
葉がパックンチョしていますね(*^-゚)⌒☆
佐賀の樫原湿原に群生してたのを思い出します。
九州に居る頃はよーく出かけました。
もし今までいたら地震で大変だった?((+_+))
ヤグルマソウのお花、よく捉えられましたね。
これがあるからヤグルマギクと区別しなきゃーネ
シロウマアサツキ、チャイブを地味に?したような色ですね~ タカネナデシコはこんなに綺麗に撮れた事ありません。さすがです((((^Q^)/
花咲か爺
river
長さん
ヒツジグサの葉の形は昔はやったコンピューターゲームのパックマン見たいですね。熊本地震で佐賀県はどのくらいの被害が出たんでしょうね。
ヤグルマギクが一時ヤグルマソウと言われていた時期があったそうで、そこから紛らわしくなったのですね。
シロウマアサツキはチャイブより大きな花序でした。
今回は手抜きをして超望遠ズームのコンデジです。接写はピントが合うと、デジイチのマクロレンズが負ける位鮮明な画像が撮れます。
長さん
この植物園は生態系に合わせて土質などを変えた区画に分類してあります。
コウホネは水の中ですから、普通の望遠ズームでは撮れないことがありますよね。
シロウマアサツキはチャイブより大きな花序でした。関東では主に細めの白ネギが薬味に使われます。我が家ではアサツキは買ったことがありません。鍋に使うのは太くて甘みがあるもので、我が松戸市では矢切ネギが有名です。
長さん
この植物園は池の中に木道が作られていて、ヒツジグサやオゼコウホネなどを近くで見られるようにしてあります。
若い頃は毎年のように尾瀬ヶ原に行き、至仏山や燧ケ岳にも登ったことがあります。当時は、花にさほどの興味がなく、今にして思えばもったいないことをしたと思います。
ロシアンブルー
尾瀬を思い起こす水生植物ですね。
矢車草、その名の通り、矢車そっくりですね。
高嶺ナデシコの花弁は細かくて綺麗ですね。
長さん
ヤグルマソウは5枚の葉が輪生していて、鯉のぼりの矢車を思わせると言うことなのです。葉を真上から撮れれば良かったのですが、葉が交錯していてうまくいきませんでした。
タカネナデシコの花弁の切れ込みはカワラナデシコより複雑ですね。
信徳
標高の高いところでは決まってミズバショウ、リュウキンカなどがあります。
なおさん
ヤグルマソウは葉が大きく目立ちますね。神代植物公園の流れの山野草園でも見たことがあります。
シロウマアサツキやらオオヒラウスユキソウ、タカネナデシコなど下界で労せずして見られるのは良いですね。
eko
オゼコウホネ、「大人の山歩き」で採用されたの覚えています。TVも見ました。番組は残念ながら終了しましたね。
ヤグルマソウは地味ですね。
シロウマアサツキはチャイブと同じような花が咲くのですね。
タカネナデシコ花の切れ込みが複雑、でもきれいですね。
長さん
展示保存する植物にあった環境が作られていますが、標高や緯度はどうにもなりません。それを担うのは、管轄は違いますが、小石川植物園の分園である日光植物園でしょうね。
mori-sanpo
オオヒラウスユキソウは、若い頃でしたが太平山に何度か登って見たことがあります。
長さん
私も尾瀬ヶ原を歩いたのはもう45年以上前ですから、ミズバショウやリュウキンカ、ワタスゲ、ニッコウキスゲなどを覚えているに過ぎません。尤も、当時は植物に興味がなかったですからねー。
高原で咲く花も実生で育てればある程度環境に慣れますから、そうした植物が近くで見られるのは良いですよね。
長さん
ヒツジグサ、咲いていたのは一輪だけでした。
「大人の山歩き」覚えていて下さいましたか。嬉しいですね。
ヤグルマソウは大きな葉の割に花は小さいです。
タカネナデシコはカワラナデシコと比べ、花の中心部の色や形が違いますね。
長さん
実は、ヤグルマソウの花を見たのは初めてなんですよ。葉が大きく成長した姿は知っているのですが…。
自生のオオヒラウスユキソウをご覧になりましたか。日本のエーデルワイスですね。
うふふ
コウホネは絶滅危惧種でしたか。
皇居東御苑の二の丸の池にも咲いていますね。
尾瀬はついていませんが…。
子どもの頃には「ヤグルマソウ」というと別のお花を指していたように記憶しているのですが、今はヤグルマギクと言っているお花でしょうね。
長さん
皇居東御苑にいらっしゃいましたか。コウホネにヒメコウホネがあり、ヒツジグサも咲き出したようですね。
ヤグルマギクのことを、一時、ヤグルマソウとして売り出した業者がいたようで、本来のヤグルマソウと混同されてしまいました。
寿々木
木曽駒ヶ岳の頂上付近でヒメウスユキソウを見ました。毛がいっぱい生えてて、霧から水分を捕集するんでしょうね。スイスアルプスでも野生のエーデルワイスにはなかなか出合えませんでした。
すーちん
ヤグルマソウ、そういえば
葉っぱ、鯉のぼりの
矢車に似てますね~
長さん
ヤグルマソウの葉は長野県で何度か見たことがあるのですが、花は今回初めて見ました。
ウスユキソウは日本にも変種を含めて何種類か有りますね。スイスアルプスでも野生種は減少しているそうです。
長さん
鯉のぼりの矢車は8枚羽根ですが、ヤグルマソウは5枚でした。葉は大きくなるのですが、花は小さいですね。
無門
オゼコウホネ
青春時代
尾瀬を歩いたとき
初めて知りました
青春の一ページに記憶
はるる
初めて目にするものばかり、こうして見せていただいてありがたいです。
さすが植物園、いろいろそろっていますね。
長さん
私も青春時代、尾瀬に毎年のように行きましたが、ミズバショウやリュウキンカは覚えているのに、オゼコウホネは覚えていません。当時は、花に興味がなかったのです。
長さん
水の中に根を張る植物も色々あります。バイカモもは水中で花を咲かせるのです。ただ、清瀧でなければ育たないので、植物園では見られません。