カイナンサラサドウダン、ハナヒリノキ、ハクウンボク、マユミ、コマユミなど

つくば植物園にて(4)
 5月11日のつくば植物園です。クレマチス園を見た後、池の東側を回って奥に進みます。いつもは端の方に行くのですが、敷地の東端に歩いたことがない遊歩道があり、入ってみました。ここで初めてカイナンサラサドウダンを見ました。

カイナンサラサドウダン (海南更紗満天星)
ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。サラサドウダンの変種
日本固有種(愛知県・三重県・和歌山県・四国の太平洋側に分布
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花径は1cm弱。黄緑から次第に赤くなるようだ。黒いのは前年の実殻
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岩礫地植物区画(海岸性・山地性)にて


モチツツジ (黐躑躅)
ツツジ科ツツジ属の落葉低木
日本固有種。静岡県・山梨県-中国地方東部・四国に分布
花柄の粘りが鳥もちなどに似ているのが名の由来
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低木林区画(低地性・高地性)にて


ハナヒリノキ (嚏の木)
ツツジ科イワナンテン属の落葉低木。嚏(はなひり)はくしゃみのこと
日本固有種。本州(近畿以北)・北海道に分布
枝葉の粉末が鼻に入ると激しいくしゃみが出るというのが名の由来
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花径は5mmほど。木は伊吹山で見たが、花は初めて見た
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山地草原(低地性・高地性)区画にて


ハクウンボク (白雲木)
エゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木
北海道・本州・四国・九州、朝鮮・中国に分布
名の由来は、白い花が木をおおう姿を白雲にたとえた
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落ち葉の上に落下した花
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岩礫地植物区画(海岸性・山地性)にて


マユミ (真弓、檀、檀弓)
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木、または小高木。雌雄異株
北海道・本州・四国・九州、サハリン・朝鮮(南部)・中国に分布
昔、弓を作ったのでこの名がついた。別名ヤマニシキギ(山錦木)
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↓ これは雄花 (花径は雌雄とも1cm程度)
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↓ これは雌花 (雌株は1本だけでも実を付ける)
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低木林区画(高地性)にて


コマユミ (小真弓、小檀)
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木
北海道・本州・四国・九州、中国・アジア(東北部) に分布
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花は終わりに近かった。花径は6~8mm
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水生植物区画にて

 5月11日撮影。
 次回は、バラ科の仲間を取り上げます。
 (つづく)



 今回、都合によりコメント欄を閉じています。


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