5月11日に行ったつくば植物園のクレマチス園特別公開で見た花たちです。
クレマチスの一種であるカザグルマは、本州・四国・九州、朝鮮半島、中国に分布していますが、自生地が少なく、国内では準絶滅危惧種(NT)に指定されています。
カザグルマ(分類はパテンス系)は自生地(括弧内に表示)によって花色や花びら(がく片)の形に変化が見られます。
今回は日本のカザグルマ自生種とパテンス系の品種を集めてみました。
カザグルマ (群馬県川原湯温泉)
カザグルマ (茨城県大子町)
カザグルマ (茨城県東海村)
カザグルマ (茨城県水戸市)
‘土岐のカザグルマ’
日本の原種。花期5月(2季咲き)。花径13~15cm。草丈1.5~1.8m
早咲き大輪系。他のカザグルマと比べて蕾に毛が生えているのが特徴
‘武蔵野のカザグルマ’
日本の原種。花期5~10月。花径11~14cm。草丈1.5~2.5m
東京都の武蔵野地域に自生する。早咲き大輪系
クレマチス‘雲仙’
パテンス系。花期5~10月。花径11~14cm。草丈1.5~2.5m
クレマチス‘桜貝’
パテンス系。花期5月(一季咲き)。花径8~10cm。草丈1~2m
クレマチス‘天塩(てしお)’
パテンス系。花期5~10月。花径12~15cm。草丈1.5~2.5m
淡い青色で、花芯は黄色。八重咲き大輪品種。旧枝咲き
クレマチス‘ドクター・ラッペル’ (ドクター・ルッペル)
パテンス系。花期5~9月。花径14~16cm。草丈2.5~3m
桃色地に濃いピンクの覆輪。大輪多花性。丈夫で四季咲き性が強い
クレマチス‘ダッチェス・オブ・エジンバラ’
パテンス系。花期5~10月。花径12~14cm。草丈1.8~2.5m
少しグリーンがかった純白八重。旧枝咲き
クレマチス園の展示の様子
カザグルマ (茨城県大子町)
カザグルマ (茨城県東海村)
カザグルマ (茨城県水戸市)
‘土岐のカザグルマ’
日本の原種。花期5月(2季咲き)。花径13~15cm。草丈1.5~1.8m
早咲き大輪系。他のカザグルマと比べて蕾に毛が生えているのが特徴
‘武蔵野のカザグルマ’
日本の原種。花期5~10月。花径11~14cm。草丈1.5~2.5m
東京都の武蔵野地域に自生する。早咲き大輪系
クレマチス‘雲仙’
パテンス系。花期5~10月。花径11~14cm。草丈1.5~2.5m
クレマチス‘桜貝’
パテンス系。花期5月(一季咲き)。花径8~10cm。草丈1~2m
クレマチス‘天塩(てしお)’
パテンス系。花期5~10月。花径12~15cm。草丈1.5~2.5m
淡い青色で、花芯は黄色。八重咲き大輪品種。旧枝咲き
クレマチス‘ドクター・ラッペル’ (ドクター・ルッペル)
パテンス系。花期5~9月。花径14~16cm。草丈2.5~3m
桃色地に濃いピンクの覆輪。大輪多花性。丈夫で四季咲き性が強い
クレマチス‘ダッチェス・オブ・エジンバラ’
パテンス系。花期5~10月。花径12~14cm。草丈1.8~2.5m
少しグリーンがかった純白八重。旧枝咲き
クレマチス園の展示の様子
5月11日撮影。
次回は、絶滅危惧植物温室と山地草原区画(高地性)で見た花を紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
小枝
いつも拙Blogに気持玉を
どうも有り難うございます。
こちらのカザグルマも素敵ですね。
大輪の花はいつ愛でてもバラと同じく
個人的に飽きないものがあります。
花咲か爺
shizuo
名前どうり、風に吹かれクルクル回っているようです。
微妙に違うんですね、それぞれ咲く場所で。
さすが植物園、見比べることが。
研究熱心な長さん、特別公開中のクレマチス園は^^。
river
家にダッチェス・オブ・エジンバラがあるのですが今年は白ではなく薄い青紫の色がついています。花色は気候、土質、肥料などにより変化することがあるようです。
長さん
クレマチス、大輪がお好みですか。今頃咲いているのは大輪が多いようですね。バラも色々咲き始めましたね。外出すると赤、白、ピンク、黄色…と、あちこちで目にします。
長さん
白いカザグルマ、説明では違いがあると書いてありましたが、あまり差が無いのもありました。武蔵野はカザグルマでも色が違いますね。
長さん
昔の人も6枚の花弁(がく片)をみて、カザグルマの回る様子を想像して名をつけたのでしょうね。自生地で違うといわれると、細かく見比べてみたくなりましたよ。
長さん
テッセンとカザグルマ、昔は呼び方の違いと思っていたんですが、基本的な違いがあるのですね。花弁数は同じものがありますが、葉の形が決定的に違うようですね。
花色が土質やpHによって異なる性質はアジサイに似ていますね。
なおさん
他のクレマチスもどれも良いですね。
長さん
カザグルマの自生種はどれも同じかと思いきや、言われて見れば、違いがあることが分りました。色が違うのはわかりやすいですが…。
未だによく分らないのはテッセンとクレマチスの区別なんですよ。
shuuter
ヘンスにはえていました。種がはこばれてきたのでしょうか、写真を撮るかどうかまよったのですが、撮りませんでした。自生のものかどうか わからずでやめました。
月奏曲
まぁクレマチス系は手裏剣みたいなお花多いですからねえ…
長さん
カザグルマの自生種だったら発見ですね。挿し木や挿し芽で増やすそうで、こぼれ種で増えるという話は聞きません。
長さん
風車の羽根が広がったような形をしていますね。
手裏剣見たいという表現は面白いです。確かに花弁の先端がとがっている。
無門
春の風を受けて
こいのぼりと一緒に
くるくる回るカザグルマ
今の季節にぴったりの名前でね
mori-sanpo
クレマチスはただ美しい花としか見ていませんでしたが、代表的な名前だけは憶えたくなりました。
nobara
武蔵野のカザグルマ、余所のお宅で見かけます。
原種系ってハンショウヅルみたいな?と思っていました。こんな大きな花を咲かせるのがあるのですね☆
我が家のビエネッタ、やっと開き始めました。
蕾から開いていくさまが興味深いです。
ちゃんと撮ってあげなくちゃ~ですね。
eko
それにしても種類が多くて奥が深いですね。
長さん
カザグルマの名の由来は、鯉のぼりのカザグルマではなく、こどもが遊ぶ風車のほうらしいですよ。
長さん
カザグルマ、自生地が少なくなって、絶滅危惧種に指定されているんですが、こうして並べてみると、微妙に違いますね。
園芸種は有名な品種だけでも沢山ありそうですよ。
長さん
自生のカザグルマを初めて見ましたが、花は大きいですね。
園芸上のクレマチスという呼び方は、テッセンやカザグルマも含めての広義の名と、それらを含めない狭義の名があるようです。
ビエネッタは母の日のプレゼントだった品種ですね。あのような八重がつぼみから咲き進む様子を見てみたいものです。
長さん
カザグルマは自生地によって違いがあるそうですが、武蔵野は白ではないし、その差が少ないものと大きなものがあるようです。土岐は岐阜県でしたね。
寿々木
すーちん
大きな花びらを一杯に
広げ、カザグルマの名
に相応しいクレマチスですね
長さん
クレマチスは愛好家が多いので、園芸種もかなりたくさん作り出されているそうです。カザグルマは8弁が多いのに対し、中国原産のテッセンは6弁が多いそうです。
長さん
折り紙で作った風車は羽根が4枚ですが、カザグルマは8枚が基本だということで、10cm以上の大輪です。