皇居東御苑で桜を色々見てきました。これまでに6種類のサトザクラを紹介しましたので、今回は異なる品種の桜を紹介します。
ヤマザクラ (山桜)
白色~淡紅白色の花弁で、5枚
本州の南半分の山地や平地に広く、分布している
エドヒガンザクラに次いで寿命が長く、全国各地に名木がある
花の色、若芽の色、形状に変異が多く、全く花の咲かない個体もある
↑ 石垣をバックに逆光で (二の丸雑木林で撮影) ↑↓
ヤエベニシダレ (八重紅枝垂れ)
淡紅紫色の花弁で、15~25枚
江戸彼岸桜の枝垂れるタイプで八重咲き。江戸時代から栽培されている
「松の芝生」東縁、楽部の前で
比較的色が淡いタイプだった
ソメイヨシノ (染井吉野)
淡紅白色の花弁で、5枚。 咲き残りの花
エドヒガン(母系)とオオシマザクラ(父系)の交雑種
江戸時代末に江戸染井村(東京都豊島区)の植木屋が、吉野桜として売り出した
上下とも「松の芝生」で。 花弁が散った後は赤い萼が目立つ ↑
マメザクラ (豆桜)
白色~淡紅白色の花弁で、5枚。 別名富士桜
富士山や箱根山を中心に自生している桜で、フォッサ・マグナ地域の特産
上下とも「ケヤキの芝生」で
フユザクラ (冬桜)
白い花弁で、5枚。 咲き残りの花(「ケヤキの芝生」で)
マメザクラの交雑種。10月頃から咲き始め、冬期の間も咲き続ける
冬花は、春花に比べ花も小さく、小花柄も短いのが特徴
カジイチゴ (構苺、梶苺、バラ科)
二の丸雑木林で
ヤハズエンドウ (矢筈豌豆、マメ科)
カラスノエンドウ(烏野豌豆)という別名の方が有名
二の丸雑木林で
白色~淡紅白色の花弁で、5枚
本州の南半分の山地や平地に広く、分布している
エドヒガンザクラに次いで寿命が長く、全国各地に名木がある
花の色、若芽の色、形状に変異が多く、全く花の咲かない個体もある
↑ 石垣をバックに逆光で (二の丸雑木林で撮影) ↑↓
ヤエベニシダレ (八重紅枝垂れ)
淡紅紫色の花弁で、15~25枚
江戸彼岸桜の枝垂れるタイプで八重咲き。江戸時代から栽培されている
「松の芝生」東縁、楽部の前で
比較的色が淡いタイプだった
ソメイヨシノ (染井吉野)
淡紅白色の花弁で、5枚。 咲き残りの花
エドヒガン(母系)とオオシマザクラ(父系)の交雑種
江戸時代末に江戸染井村(東京都豊島区)の植木屋が、吉野桜として売り出した
上下とも「松の芝生」で。 花弁が散った後は赤い萼が目立つ ↑
マメザクラ (豆桜)
白色~淡紅白色の花弁で、5枚。 別名富士桜
富士山や箱根山を中心に自生している桜で、フォッサ・マグナ地域の特産
上下とも「ケヤキの芝生」で
フユザクラ (冬桜)
白い花弁で、5枚。 咲き残りの花(「ケヤキの芝生」で)
マメザクラの交雑種。10月頃から咲き始め、冬期の間も咲き続ける
冬花は、春花に比べ花も小さく、小花柄も短いのが特徴
カジイチゴ (構苺、梶苺、バラ科)
二の丸雑木林で
ヤハズエンドウ (矢筈豌豆、マメ科)
カラスノエンドウ(烏野豌豆)という別名の方が有名
二の丸雑木林で
4月12日撮影。
次回は、サトザクラを紹介します。
(つづく)
隣家との間に目隠し用のすだれを立てていたのですが、あまりにもみすぼらしいので、フェンスを建てることにしました。
写真は、半月ほど前、防犯用のLED人感センサーライトを取付けた際の写真です。人の熱を感知して点灯するで、風で草木が揺れても反応しません。
フェンス工事の業者さん、説明書をろくに読まないで作業をしたので、取付け金具を天地逆に固定してしまい、最初からやり直したりして時間がかかりました。
シランのブロック鉢を元の位置に戻して完成です。
この記事へのコメント
無門
山桜こそ
日本古来から
人々に愛された
桜なんでしょうね
りりい
寒い冬を乗り越えて、ずっと咲くなんて、けなげですね。
真ん中のピンクの濃い部分が、女性の頬紅の色のようで、かわいらしいですね。
お色気を感じます。
nobara
玉川上水縁、ヤマザクラで復元です。
緑っぽい葉、赤っぽい葉、グラデがいい感じ
花の小さめのカスミザクラが特にいいです。
マメザクラ、可愛いですね。
富士五湖の周りなど可愛いですよ!
プロでも天地逆に?(笑っちゃいますね)
鎧戸風?なんですね~
我が家はベニカナメを目隠しに植えてます。
2㍍くらいに抑えて横張りさせています。
今は紅い新芽がとても綺麗です。
river
長さん
ヤマザクラは古来から日本の原種桜として愛されてきたので、和歌にも多く詠まれていますね。
長さん
ひとつの花が冬からずっと咲いているなんてあり得ませんから、新しい花がぼつりぽつりと咲き続けるのですね。
雄しべや花弁の付け根が赤くなるのは桜の特徴みたいで、かわいらしいですね。
長さん
春に、ドライブしたり、列車で旅をしたりすると山肌に1本2本とある桜は大抵ヤマザクラですよね。
小金井桜はかつて2000本もあったのが、今では800本を割ったそうですね。これをヤマザクラで復元しようという訳ですね。今は4代目だそうですが、染井吉野より寿命が長いから良いですよね。
マメザクラ、図鑑にはうつむいて咲くとあったのですが、皆、横向きでした(笑)。
ベニカナメモチ、目隠しには最適ですが、枝が早く伸びるので剪定するのに往生しました。
長さん
自然に生えているサクラは殆どがヤマザクラでしょうね。都会では逆にあまり見かけないのですが、変異が多いのだそうですね。その性質を利用して、様々な園芸種が作られたのでしょうね。
みっきい
鳥が運んできたので山桜と言えますか?
マメザクラ、別名富士桜は、富士山や箱根山を中心に自生している桜なのですか!
カラスノエンドウは「ヤハズエンドウ」という別名があるのですか!?どこにでもある可愛い花です。今はもうほとんど実が出来ていて、豆を取ってピーピー笛を作るのが得意です。
長さん
ヤマザクラは日本に分布する桜の原種のひとつです。名の由来は多分山に咲いているサクラというようなことだったのでしょう。
マメザクラは火山地帯で土地のやせたところに自生している桜田と思います。染井吉野より花が小さいです。
ヤハズエンドウが正式な和名だそうですよ。
shuuter
一斉にさくのですか、おもしろいですね。
カジイチゴの花 私も撮りました。
mori-sanpo
ここの山桜の見頃を期待していましたが、天候不順のため満開を見ることなく散ってしまい残念でした。
長さん
染井吉野はわずかに咲き残りがあり、ヤマザクラもマメザクラも終盤と言うことで、サトザクラの八重が一番勢いがありました。
長さん
里見公園の分園にあるヤマザクラは幹周りが3mもあるそうですね。
今年は天候が不順で、行きたい日には雨や風、曇りで写真美よりは少なかったですよね。
eko
ヤマザクラは桜の季節になると山肌をピンクに染めています。人が入れない場所でも桜があることが分かります。
ヤエベニシダレは華やかで可愛い花ですね。好きな桜です。
雄しべや花弁の付け根が赤くなる桜は可愛いですね。
なおさん
マメザクラ(フジザクラ)は以前鉢植えで育てたことがあります。
フェンス工事をされたのですね。「隣との境に塀が出来たってねえ」「へえ~」という感じで、のぞかれずに済むのは良いですねえ。
寿々木
すーちん
桜の種類の多い事
ソメイヨシノは種が出来ない
そうですね
長さん
ここは広いですが芝生の面積も多いし、桜の品種数としては15位かなと思います。
最近、列車に乗りませんが、車窓から山肌に白いものがあると、ヤマザクラだと直ぐ分りますね。
八重紅枝垂れも花色の濃い薄いがあるようですね。
長さん
華やかな園芸種の桜も良いですが、原種の桜も趣があり、大切にしてもらいたいものです。
マメザクラは盆栽用にもなりますか。
「囲いが出来たってねー」「へー」と言うのが落語の落ちですが、「塀」を先に言っちゃった場合「かっこいー」と受けるのが現代風の落ちだそうですよ。
長さん
カラスノエンドウは二の丸雑木林でかなり繁茂していました。スズメノエンドウやカスマグサも探せば見つかるかも知れませんが、遊歩道以外は立ち入らないようにしています。
長さん
染井吉野に種が出来ないというのは誤解だそうで、同じ時期に花が咲く別の品種が近くにあると種が出来ることがあるそうですよ。
はるる
カジイチゴ見てみたいです。でも私には他のものと同じように見えてしまうかもしれません。
長さん
目隠し率が90%のフェンスを選びました。完全に見えなくすると、閉塞感もあるでしょうし、お隣との関係もうまくないですよね。
カジイチゴは上を向いて咲くのが特徴です。
花咲か爺
熟練の職人さんだとは思いますが
「弘法も筆の誤り」ならぬ
「職人の金具逆さ付け」とんだ手間でしたね。
長さん
早咲きの桜から八重桜まで、2カ月以上楽しめますね。
フェンスのカタログは2.5cmほどありましたから、扱ったことがない品種だったのでしょうね。