3月31日、労組OB会の仲間たちと花見に行った報告の続きです。
文京区小石川の播磨坂でさくら見物をした後、近くの小石川植物園に向かいました。
小石川植物園は、正確には、東京大学大学院理学系研究科付属植物園と言います。およそ300年前、徳川幕府が設けた小石川御薬園がその前身です。
園内にはソメイヨシノなどのサクラ林があり、ここも満開と言って良さそうでした。
サクラ林の下は芝生になっており、小さなお子さん連れのママ友の姿が多く見られました。
上の桜はソメイヨシノだろうと思います。淡いピンクの花弁が綺麗です。
ここのソメイヨシノは何と樹齢130年のものがあるそうです。古そうな樹を、幹や枝振りをテーマにして撮ってみました。
ソメイヨシノに囲まれても、直ぐ目についたのが、温室前に植えられたシダレザクラ。赤っぽいから、エドヒガン系ですね。
幹に付けられた名札には、ソメイヨシノに続いて品種名が書かれているものがありました。
調べてみたら、国立遺伝学研究所でソメイヨシノのルーツを検証する実験の過程で出来た品種(伊豆吉野、帝吉野、昭和桜、三島桜、山越など)が植えられているのだそうです。これは貴重なものです。
3月31日撮影。
次回は、雪割草街道の旅の報告に戻りますが、もう1回、小石川植物園の桜などを投稿する予定です。
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この記事へのコメント
なおさん
コスモス
ここは是非行きたかったのですが、今はここまで出かけるのが大変そうです。家の近くを散歩しながら花見をしました。
長さん
染井吉野の学名は、初代園長である松村任三教授によって、園内の木から採集されたタイプ標本で命名されたものだそうです。ソメイヨシノのルーツ研究は1950年頃からだそうですから、写真の園芸品種も樹齢は60年くらいになりそうです。
長さん
31日は参加できずに残念でしたね。
これまでにさくらの時期に小石川植物園に行ったことがなかったので知らなかったのですが、樹齢130年、中には140年のものもあるらしいです。
分類標本園の花は5、6種類でしたが、広い園内ですから色々咲いているでしょうね。
ロシアンブルー
昨年ここでお花見をしました。
古い桜の樹もあり、枝ぶりも見事で見ごたえのあるところです。
今年は行かれそうもないので楽しませてもらいました。
無門
満開の桜のもと
素晴らしいお花見ですね
こちらも待ちきれず
4分咲きぐらいで
お花見を決行する予定です
みっきい
さくらの木の下でお友だちとお弁当とは特別に美味しいと思います。さくらの幹や枝ぶりに注目しての撮影は面白いですね。さくらの幹は横に輪のような筋が入っていて、良く分かります。枝は黒く見えるので、淡い花を引き立てますね。
樹齢130年の桜、今も元気なのですね。支柱に支えられた老木の幹には貫禄があって、威厳も感じます!
ソメイヨシノの園芸品種があるのですね!?60年以上の古木は、園芸品種にとってかわられるかもしれないですね。
お仲間と満開の桜を見て歩けるなんて…、ほんとうに幸せな事ですね。
長さん
昨年ここへお出かけでしたか。古そうなさくらの木があるのは知っていましたが、花の時期は初めて来ました。花が咲いていると枝振りをじっくり見ることになり、面白い写真が撮れました。
mori-sanpo
私が出かけた半月前は固い蕾でしたので、桜林が一変したような感じを受けました。
ソメイヨシノの園芸品種があることに気がつきませんでしたが、「山越」葉が同時に出ているようなので、この木に出会うと驚いてしまいますね。
長さん
焼津は暖かい土地なのにさくらの満開時期が東京より遅くなるとは意外ですね。冬の温度が低くならないことと関係がありそうですね。
長さん
桜の幹って、5、60年でかなり太くなるものなんですね。しかも、ごつごつした黒い木肌は迫力満点。淡いピンクの花弁とのコントラストも強烈で、うまい下手は別として、面白い写真が撮れましたよ。
染井吉野は種が出来ないので、全てが挿し木や接ぎ木です。ですから園芸品種に取って代わられることはないでしょう。今回ご紹介した品種は,研究の途中で作られたもので、特殊な染井吉野と言って良いと思います。
長さん
さくら林は咲いているといないでは全く雰囲気が違っていました。こんなにすごいとは想像以上でしたよ。
白い花弁で葉も同時に展開しているので、オオシマザクラ?と思って近づいたんですが、ソメイヨシノの園芸品種と書かれていてビックリしました。
すーちん
31日はお花見に丁度良い日
でしたねー
ココ曇りや雨に成ってしまってます
shuuter
始め寒く 後一気に気温が上昇 サクラも美しく花開きます。
あちこちで花見でにぎわっています。
月奏曲
品種の関係なのか立地なのかうちの近所の枝垂れはやっとポツポツ花が咲き始めたかなぁ?程度ですね。
ソメイヨシノの園芸種…(;^ω^)
ただでさえ覚えきれないのに益々…(-_-;)
eko
ソメイヨシノのルーツを検証する実験過程で出来た珍しい園芸品種があるのですね。貴重なものを見せて頂き有難うございます。
こちらも満開になり、今日早速行ってきました。
river
日本人はソメイヨシノをサクラの代表として考えクローンを全国に植えてしまいましたが本当はこれは不自然で本来の桜の植生を乱している可能性がありますね。
長さん
30日は晴れの予報が曇りで、4月1日も曇り。間の31日は奇跡のような良い天気で、ラッキーでした。
長さん
東京は開花宣言が出てから天気が悪く、満開まで10日かかりました。普通は7日程度なんですがねー。
長さん
都心部はコンクリートが多いので、周辺部より平均気温が少し高い。さくらの開花が早いのは、そんな状況を反映しているのだと思います。
ソメイヨシノに園芸種が存在したなんて、初めて知りましたよ。
長さん
ソメイヨシノも大切に管理すればこのくらい長生きするという証拠みたいですね。
最初に、オオシマザクラかと思って幹の名札を見たらソメイヨシノの園芸品種と書いてあってビックリしました。
長さん
弘前城のソメイヨシノは小石川植物園と同じ頃、明治10年頃植えられたということが某HPに書いてありました。と言うことは樹齢140年なんですね。ソメイヨシノはクローンだと聞いていましたが、他の品種との交配が可能なんですね。ここの桜がそれを証明してくれているんですね。
戦後、荒廃した日本にいち早くソメイヨシノを一斉に植えたのですが、それが良かったのか悪かったのか…。
寿々木
nobara
なんか歴史をかんじます。
それと品種改良もいろいろなさって、
素人目にはそれと判りませんが素晴らしいです。
ソメイ、樹齢およそ60年?と言われていますが
長く生きているのもあるのですね@@
長さん
山越と書かれた品種、花が白く緑の葉が一緒に出るオオシマザクラにそっくりです。ヤマザクラも葉が一緒に出てきますが、葉の色は赤みがかったいますね。
長さん
日本最古の植物園で100年以上の歴史があります。静岡にある国立遺伝学研究所でソメイヨシノのルーツを検証するために、各種の桜を交配して研究したものがここに植えられていると言うことだそうです。
ソメイヨシノは江戸末期の誕生ですから、まだ長寿の古木が少ないと言うことで、60年寿命説はあまり根拠がないらしいです。
はるる
長さんはあらゆるところにお出かけで知らないところはないでしょう。それが驚きです。
長さん
ソメイヨシノは江戸の植木職人が作り出したものですが、そのルーツが分っていないので、明治以降研究がされたのだそうです。これは今回初めて知ったことで、まだまだ知らないことが沢山あります。植物の世界も奥深いです。