3月26日の午後、ボランティアガイド・なかがわさんの案内で、雪国植物園の花などを見て歩いています。
ネコノメソウ (猫の目草)
茎の頂に淡黄色の小花が集まってつく。蕚片は4つで淡黄緑色
花弁はない。おしべは4本で蕚片よりも短い
花の近くの葉は黄色になる。葉の縁には低い鋸歯がある
裂開した果実がネコの目のように見えるところからの命名


ホクリクネコノメソウ (北陸猫の目草)
本州(新潟県〜島根県の日本海側)に分布
「ホクリク」は北陸地方を中心に分布することに由来する
葯は暗紫色で、葯が萼裂片より高く、外に出ているのが特徴


ヤマワサビ (山葵)

コシノコバイモ (越の小貝母)
福井県、富山県、新潟県と静岡県、福島県に分布
北陸の春を代表する春植物スプリング・エフェメラルのひとつ
名の由来は、バイモより小さく、新潟県を中心に分布するから

花弁が1枚脱落し、しべの様子や花弁の模様が見えた

キクザキイチゲ (菊咲一華)

ニリンソウ (二輪草)
二輪咲くとは限らない。左下は三輪、右下は四輪咲きそう


コシノチャルメルソウ (越の哨吶草)
本州(新潟県・富山県東部)に分布
「コシ」は分布の中心地が越後であることから


ザゼンソウとホクリクネコノメソウ、コシノチャルメルソウ

茎の頂に淡黄色の小花が集まってつく。蕚片は4つで淡黄緑色
花弁はない。おしべは4本で蕚片よりも短い
花の近くの葉は黄色になる。葉の縁には低い鋸歯がある
裂開した果実がネコの目のように見えるところからの命名
ホクリクネコノメソウ (北陸猫の目草)
本州(新潟県〜島根県の日本海側)に分布
「ホクリク」は北陸地方を中心に分布することに由来する
葯は暗紫色で、葯が萼裂片より高く、外に出ているのが特徴
ヤマワサビ (山葵)
コシノコバイモ (越の小貝母)
福井県、富山県、新潟県と静岡県、福島県に分布
北陸の春を代表する春植物スプリング・エフェメラルのひとつ
名の由来は、バイモより小さく、新潟県を中心に分布するから
花弁が1枚脱落し、しべの様子や花弁の模様が見えた
キクザキイチゲ (菊咲一華)
ニリンソウ (二輪草)
二輪咲くとは限らない。左下は三輪、右下は四輪咲きそう
コシノチャルメルソウ (越の哨吶草)
本州(新潟県・富山県東部)に分布
「コシ」は分布の中心地が越後であることから
ザゼンソウとホクリクネコノメソウ、コシノチャルメルソウ
3月26日撮影。
(つづく)
雪国植物園の理念
自然が主役
地球の自然を主役とし、力を持ちすぎた人間が脇役に徹し、自然と相談しながら共生の道を歩く
① 雪国低山である里山の植生を中心とした生態系の保全
② 高齢者も含め、市民参加のまちづくりの受け皿
③ 時代の子どもたちへの自然教育・情操教育の場の提供
④ 結果として、地域社会の活性化への貢献
清瀧院の桜(その2) シダレザクラ
千葉県流山市にある荒井山清瀧院には、幹周り約1.5m、高さ約10m、樹齢400年以上といわれるシダレザクラがあり、市の保存樹木に指定されています。今年は花が少なく、迫力がありません。
4月8日撮影
(つづく)
この記事へのコメント
花咲か爺
長さん
雪解けを待ちかねて芽を伸ばす草花たち、久しぶりの晴れの日で、輝いていました。
樹齢400年の枝垂れ桜、手入れはしておられるようですが、花付きが悪くなっているのが心配です。
無門
華奢な
コシノコバイモ
花弁がとれて観察可
いつも中を写すのが
大変だものね
river
ヤマワサビはどうも良く分かりません。ホースラデッシュをヤマワサビと言うこともあります。
コスモス
ニリンソウは可愛い花ですね。一輪も3輪もありましたか。
ミックン
長さん
コシノコバイモは遊歩道からちょっと離れた斜面に咲いているので、これを下から撮るのは不可能です。しかし、運良く虫にかじられたのか花弁が取れたものがありました。
長さん
同じ属なのに、イチリンソウは1~2輪、ニリンソウは1~3輪、サンリンソウは1~4輪とばらつきがありますね。イチリンソウは花が他より少し大きいですが、サンリンソウはニリンソウよりやや小さい。花数と花弁の大きさに関連性があるのかもね。
ヤマワサビという和名はないようです。洋種は植えていないと言うことなので、ヤマで取れるワサビと言った程度の名前かも知れません。
長さん
ネコノメソウの仲間は北海道から九州まで広い範囲に分布し、地域編死守も含めると18種類位が知られています。高尾山ではハナネコノメという白い花が咲く種類があるそうです。
2輪咲くからニリンソウという訳でもなく、仲間のサンリンソウは1~4輪咲きます。
長さん
ザゼンソウとホクリクネコノメソウ、コシノチャルメルソウのコラボ、昨年は気がつかなかったので、ホクリクネコノメソウとコシノチャルメルソウが生育域を広げたようです。
これから5月にかけて、2週間で花が入れ替わってしまうほど沢山の種類が咲くそうです。
shuuter
ホクリクネコノメソウ 日本海側に分布ですか。
枝垂れ桜 エドヒガンの四方に広がる性質を活用して作られたものです。美しさがエドヒガンと同じです。
なおさん
さて、ニリンソウとある一番上の大きい画像はキクザキイチゲと見ました。
あと、ついでで申し訳ないのですが、8日の記事でムラサキシキブとあるのはミヤコワスレですよね。
優美な枝垂桜も良いですね。400年も経つと樹勢の衰えというのもあるでしょう。でも、スゴイですよねえ。
長さん
ネコノメソウは地域変種が蟻、20種類近くの仲間があるようです。ホクリク・・・はその中のひとつです。
この寺の枝垂れ桜はこのあたりでは有名なんですが、今年は花付きが良くなくて、がっかりです。
eko
ネコノメソウも種類が多そうですね。
ニリンソウの中にも二輪ではない花もあって面白いですね。
シダレザクラは樹齢400年とは凄いですね。花付きが良くないですか。元気を取り戻してくれると良いですね。
長さん
ご存じのように、この植物園は自然のままの姿を再現することが目標ですから、名札が一切ありません。遊歩道の斜面上に咲いていたりすると見逃す可能性がありますよね。
ニリンソウ→キクザキイチゲ、ご指摘の通りですね。ムラサキシキブも含めてうっかりミスです。申し訳ありません。
400年の枝垂れ桜、一昨年はとても良い花付きだったのです。昨年はそれより少し少ないかなとは思ったのですが、今年はかなり少なくなりました。何とか復活してもらいたいものです。
長さん
ザゼンソウ、ホクリクネコノメソウ、コシノチャルメルソウの三種類、生存環境が同じ所なので、ザゼンソウの周りに広がってきたようです。
ネコノメソウは種類が多いですね。私は白い花弁に赤い葯のハナネコノメが好きなんですが・・・。
枝垂れ桜の樹勢が急に衰えたようです。お寺さんでも対策を考えてもらいたいものです。
寿々木
長さん
新潟の里山、寒いので上高地と似た環境なのかも知れませんね。
山野草は持ち帰っても土が違うと根付かないことがあるようですね。
すーちん
ネコノメソウ、高尾山で
見掛けます、見逃してしまい
そうな可愛い山野草ですね
長さん
ネコノメソウ、小さいですからね。高尾山にはハナネコノメが咲いているそうですね。あれ、可愛くて好きなんです。
はるる
ネコノメソウにも種類があるんですね。ザゼンソウのところに野草がたくさん一緒に見られるのは楽しいです。
自然の姿そのままがあるのは嬉しいですね。
今日薬用植物園でハナネコノメを見てきました。小さい花でびっくりしました。
長さん
コシノコバイモ、名のようにバイモより草丈がずっと短いです。
ネコノメソウの仲間は20種類近くあるようです。ハナネコノメはその中でも異質ですが、一番可愛いですよね。
雑草は抜くのかも知れませんが、自然のままの姿を保とうと努力しているそうです。