3月26日の午後、ボランティアガイドのなかじまさんの案内で、雪国植物園の花などを見て回っています。
ミズバショウが咲き始めていました。昔、棚田だったところで、当時の農業用水路を利用しています。所々に段差を設け、水が緩やかに流れる工夫をしているそうです。
ユキツバキ (雪椿)
積雪の重みに負けないよう、幹や枝がしなやか
雄蘂の花糸は短く、合着していない
左下、ヒメアオキ(姫青木) 右下、タニウツギ(谷空木)の実殻
カンスゲ(寒菅)の仲間
カンスゲの仲間は、オクノカンスゲ、ミヤマカンスゲ、ヒメカンスゲ
などがあるが、花の時期は見分けが難しいという
フキノトウ (蕗の薹)
左下は花が黄色っぽいから雄株、右下は雌株
ニリンソウ (二輪草)
遊歩道から距離があった
左下、食用の野草と間違えやすいトリカブトの若葉(ニリンソウにも似る)
右下、コシノシモツケソウの若葉
ザゼンソウ (座禅草)
和名の由来は、花の姿を座禅を組む僧侶に見立てたもの
別名ダルマソウ(達磨草)
発熱植物という特徴があり、開花する際に肉穂花序が発熱し悪臭を放つ
このことから英名はスカンクキャベツ(skunk cabbage)とされている
3月26日撮影。
(つづく)
雪国植物園とは
雪国越後の里山をそのまま利用し、自然生態系を大切に山野草などを大切に保護する自然植物園。
自然を無理に人間に引き寄せるべきではない点を最重要視したものとなっている。
土地は長岡市が所有し、植栽、管理、運営は公益社団法人とボランティアが行っている。
「外国の植物・園芸植物・海浜の植物は植栽しない」を方針としている。
清瀧院の桜(その1) ソメイヨシノ
荒井山清瀧院(千葉県流山市)は、関東花の百ヶ寺・六十二番霊場札所として知られています。
4月8日撮影
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
僕が行ったときにはミズバショウのある近くの水たまりで、サンショウウオの卵があるというのを案内してもらいました。ニリンソウの清楚で可憐な花も良いですね。うちでも今庭で咲いています。
nobara
咲始めの活きのいいお花で綺麗ですね~
ニリンソウは玉川上水土手、公園の中、
割といろんな所で見かけます。
後ろ姿のほんのりピンクが大好きです。
無門
面壁九年
座禅を組んだのは
達磨大師ですね
その両方の名前を頂いて
一目で分かりますね
river
長さん
ミズバショウとザゼンソウが同時期に咲いていました。ザゼンソウ把握級があるということですが、私は殆ど気になりません(鼻が悪い?)。
サンショウウオの卵塊があるのは、昔、棚田だったとこをを登っていったあたりですね。昨年、国営越後丘陵公園で撮りましたので、今回は写真を撮りませんでした。
長さん
小清水というと北海道ですか。昨年の箱根湿性火炎は5月の始めでしたっけ。もうミズバショウの葉が大きくなっている頃ですね。ここはまだ小さなものでした。
ニリンソウは人気の花で、植えている公園が多いようですね。区立板橋区立赤塚植物園にはニリンソウの群生地があります。
長さん
ザゼンソウの仏炎苞の色は不気味ですが、形は達磨大師が座禅をする姿を彷彿させます。
長さん
ユキツバキの写真、ポインターを花弁と雄蘂の間に差し込んで、根元まで分離していることを見せてくれました。
園内には新潟大学の先生が持ち込んだ椿がたくさん植えられています。園芸種は植えないという方針に反するためか、ガイドさんは殆ど説明しません。
eko
ニリンソウの可愛い花が沢山咲いて良いですね。
清瀧院のソメイヨシノ大木で見事ですね。
月奏曲
やめときます(-_-;)
shuuter
ニリンソウ むれていますね。
座禅草 の悪臭かいでみたいです。
長さん
ここではミズバショウとザゼンソウが一緒に咲き出します。
ニリンソウはちょっと距離がありましたので、次回にもう少し大きな姿を投稿します。
ソメイヨシノの樹齢は不明ですが,大木です。枝が少し切られたようです。
長さん
ザゼンソウの花がにおうと行っても、花を仏炎苞に突っ込まない限り、気にはなりません。ユーモラスな姿ですよ。
長さん
ここは植えられたものもありますが、里山の自然を残すように努力されています。
ザゼンソウの肉穂花序はハエが好む腐敗臭だというのですが・・・。
信徳
今年は越後の雪割草を予定していたのですが願いかなわずでした。
長さんのブログで楽しませていただきます。
ボチボチスタートしましたので宜しくお願い致します。
寿々木
みっきい
ミズバショウ、ザゼンソウ、そしてフキノトウなど、
自然の里山風景を思い出されます。
ここはその様に設定されている植物園なのですね!!
清瀧院の桜は、見事で立派です。
8日撮影で満開でしたね!!
すーちん
二リンソウが咲いて来ましたね
毎年通勤バスの車窓から
道路脇に咲いてるの見掛けます
長さん
今年も雪割草を見に行ったのですが、時期を見計らって行ったし、天気にも恵まれました。雪国植物園の群落は後日ご紹介します。
長さん
ミズバショウは北海道でも3月下旬に開花ですか。
今年の新潟は積雪が少なかったそうで、このあたりには残雪が全くありませんでした。
長さん
この植物園は里山の生態系を維持するのを前提に作られています。植えられたものもありますが、自然に見えるよう配置されており、名札も立てられていません。
清瀧院のソメイヨシノは満開でしたが、シダレザクラは外れ年でした。
長さん
ニリンソウが車窓から見えますか。案外、都市部にも順応してよく咲くようですね。
花咲か爺
長さん
ユキツバキは東北地方から北陸地方の日本海側に分布しますが、新潟県の県の木に指定されている位ですから、新潟県が分布の中心でしょう。
草花の日照確保するため、枝打ちをしなければならないのですが、ボランティアの皆さんも次第に歳をとり、大変だと仰っていました。
はるる
ザゼンソウもなかなかいいですね。
トリカブト間違えるとこわいです。普通の野草に見えます。
ニリンソウ大群できれいです。遠くから眺めるのもいいと思います。
長さん
ミズバショウとザゼンソウは同じサトイモ科ですが、形は似ていても全く雰囲気が異なりますね。
ニリンソウも芽出しの頃は山菜となるそうで、トリカブトが似たものとして一番に上げられます。
ニリンソウ、次回は近くで撮ったものを投稿します。