「本丸大芝生」から南下すると、中雀門跡を経て、大手門に至りますが、ガイドに参加した一行は、中雀門跡の手前を西に向かいました。
ガイドの二宮さん(左端)とネジキの冬芽を観察する参加者
ネジキの冬芽
(捩木、ツツジ科) 和名の由来は、幹がねじれることから
まだ芽鱗に包まれている。新枝はまっすぐで、捻れていない
樹皮は縦に裂け目が入り、幹が捻れていることが分かる。右下は実殻
ネジキのはす向かいで咲いていたミヤマウグイスカグラ
ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)と、その実
ジャノヒゲは英名でモンキーグラス(monkeygrass)とも呼ばれる
イスノキ
柞、蚊母樹、マンサク科イスノキ属の常緑高木
教えられて初めて認識した木です。1枚目は幹の様子
葉の様子(左下は表面、右下は裏面)
面白い形の「虫こぶ」がたくさん地表に落ちていた
モンゼンイスアブラムシ(または、イスオオムネアブラ
ムシ)の幼虫が中身を食べ尽くしたので、中は空洞。
イスノキだからイス(ベンチ)を背景に撮影(笑)
ネジキの冬芽
(捩木、ツツジ科) 和名の由来は、幹がねじれることから
まだ芽鱗に包まれている。新枝はまっすぐで、捻れていない
樹皮は縦に裂け目が入り、幹が捻れていることが分かる。右下は実殻
ネジキのはす向かいで咲いていたミヤマウグイスカグラ
ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)と、その実
ジャノヒゲは英名でモンキーグラス(monkeygrass)とも呼ばれる
イスノキ
柞、蚊母樹、マンサク科イスノキ属の常緑高木
教えられて初めて認識した木です。1枚目は幹の様子
葉の様子(左下は表面、右下は裏面)
面白い形の「虫こぶ」がたくさん地表に落ちていた
モンゼンイスアブラムシ(または、イスオオムネアブラ
ムシ)の幼虫が中身を食べ尽くしたので、中は空洞。
イスノキだからイス(ベンチ)を背景に撮影(笑)
植物観察ガイドはこれで終了、解散となりました。
2月3日に写真の撮り直しに行ったのですが、その際、「本丸大芝生」の東側、「緑の泉」付近で見たミヤマシキミの実と花芽を紹介します。
写真は、1月27日撮影と2月3日撮影が混在しています。
次の報告は、苑内で咲いていたウメやツバキを予定しています。
(つづく)
この記事へのコメント
goki
ネジキは幹が捩れながら大きく成るの
ですか、面白い木ですけれど内部の年輪
などを見ると更に面白そうですね。
イスノキも枝分かれの部分が椅子の様で
リスや猿さんなら良さそうですね。
イスノキの虫こぶのコメント楽しいですねぇ。
花咲か爺
ロシアンブルー
ネジキの木は面白いですね。
イスノキの葉はアブラムシの虫こぶがたくさん見られますね。ちょっと気持ち悪いですが・・・。
先日、小石川植物園でも虫こぶを見つけました。
nobara
福岡天神の百草木の道で見ました。
幹がよじれているんですよね。
イスノキは国立劇場で丁度桜が満開の頃咲きます。
何度か取り上げています。
花とも思えない形ですが、ムシコブが凄かったです。
木もなかなか楽しいですね。
行きつけの所なら覚えておくのもいいですね。
長さん
ネジキは太くなるにつれ、左巻きに捻れてくるそうです。幹を横に切っても普通の木の年輪と変わらないでしょうが、縦に割るとねじれが確認できそうです。
イスノキの枝はたまたまこんな形になったのでしょうね。イスノキの虫こぶ、丸い穴を開けて横から吹くと、笛になりました。
長さん
今まで冬芽には全く興味がなかったので、色々勉強になりました。
冬芽は葉になるもの、花になるもの、両方になる可能性があるものと3種類あるんですね。
座布団3枚は多すぎます。2枚返します(笑)。
長さん
ネジキはもっと太くなるとねじれの状態がよく分るようになるそうです。
その後、イスノキに付くアブラムシは4種類もあることが分りました。この虫えいはモンゼンイスアブラムシのものに最も似ていました。
shuuter
深山とつきますが、高山にさくのですか。
長さん
ネジキにはスズランみたいな花、イスノキには赤い地味な花が咲くようですね。ネジキは5,6月頃、イスノキは桜の咲く頃ですか。場所が分ったので、その頃に行ってみたいと思います。
みっきい
皇居の東御苑にも有る木なのですね!?
昨年だったか、スズランの様な白い花が並んで咲いていた木が見つかり、長さんに名前を教えていただきました。
愛知用水上の公園の横の自然林に沢山ネジキがあります。
見に行って来ようと思います!
イスの木は知りませんが、イスの木をイスを背景に撮るなんて…、長さんユーモアたっぷり楽しい事ですね!!
「虫こぶ」中身が空っぽですか?面白いです。
冬の植物観察の案内ありがとうございました。
サンシャインのランも見た事のない原種やいろいろ見せていただき、ありがとうございました。最終回は香の良いもの…、良い香りがしてきたように…思いました。
無門
ネジキ
自らの体を捩りながら
強度を増していくのでしょうね
長さん
ネジキの花を教えて差し上げたんですか。忘れていました。スズランの木も似たような花が咲くので、間違っていたらごめんなさい。ネットの画像によると、スズランの木の冬芽はネジキよりずんぐりしているので、確認してみてください。
イスノキをイスを背景になんて、おじんギャグです。笑ってやってください。
今週末から東京ドームで日本最大のらん展が開催されます。またレポートしたいと思っています。
eko
観察ガイドさんの説明を聞きながらだと興味深く見られますね。
イスノキは初めて聞きました。虫こぶがたくさん付いているのですね。イスをバックに…面白い~(笑)
長さん
ネジキが捻れる理由を調べてみたんですが、ネット上では記述が見つからないんです。幹が捻れるだけでなく、伸び方も捻れるんです。,
長さん
レスが前後して申し訳ありません。
ミヤマウグイスカグラは「本州の日本海側、四国、九州の山地に分布する」とあり、深山に分布するようなイメージはないですね。
長さん
冬芽が若葉に成長したり、花芽に変わったりする場合があると分って面白かったです。
イスノキには実のような虫こぶが出来ると分って、俄然興味がわきました。2月3日に行ったときも、この虫こぶを拾ってきてしまいました。
なおさん
ウグイスカグラやミヤマウグイスカグラは、雑木林の木のなかでいちばんに目覚めて動き出しますね。
イスノキは神代植物公園でも見たことがあります。虫こぶのできた実は笛になり、ヒョンノキとも呼ばれますが面白いですよね。
長さん
ネットで見たらネジキの花は赤いけれど目立たないものですね。桜の頃見られるそうなので、探してみましょう。ウグイスカグラやミヤマウグイスカグラ、以外に早く咲くものですね。
虫こぶの抜け殻、直径4mmほどの丸い穴を開けたら良い音が出るようになりました。
寿々木
長さん
東御苑の樹木は殆どが植えられたものです。ネジキの枝や葉には有毒成分が含まれているそうなので、教授はその成分解析に携わったのでしょうか。
信徳
ミヤマウグイスカグラの可憐な花が素敵です。開花が随分早いですね。今シーズンもまた全て速くなるのでしょうか?
藪の中ではキシミの実が赤く目立ちます。
長さん
ミヤマウグイスカグラの花期は4~5月ですから肺や胃ですよね。ブログ友さんの報告では、ウグイスカグラは12月から咲いていたという報告もあり、色々な花が早く咲いているようです。
ミヤマシキミの実は鮮やかな赤でした。
はるる
イスノキ、椅子とは全然関係ないのですね。
虫こぶ、一度見たことあります。おもしろいですね。
シキミはこんな実がなるのですか。
長さん
ネジキ、もっと大きくなって捻れている状態が見たいです。
イスノキは椅子の木ではありません(笑)。虫こぶにしては大きいですね。
仏前に供えるシキミとは全く違う植物で、科も違うんです。
小梨
長さん
イスノキは。Wikipediaによると「本土では低地の森林によく見かける」とあるので、ご覧になった公園のものも、この東御苑のものも、人為的に植えられたものでしょう。ひょんの木の言われ通り、笛を作ってみましたよ。