熱帯雨林温室の2階回廊の展示で、ブータンと名が付く2種類の珍しい植物を見ました。勿論、花を見るのは初めてです。
ブータンノボタン (ブータン野牡丹)
ノボタン科ヒメノボタン属の常緑低木。原産はネパール
ピンクというか薄紫の可愛い花が咲きます。花期は7~9月
これは開花途中
花径は3~4cmくらい。一日花とのこと
ノボタン科は240属4000種もあるそうだ。なお、ノボタンはノボタン科、
シコンノボタンはシコンノボタン属、ヒメノボタンはメキシコノボタン属
ブータンルリマツリ (ブータン瑠璃茉莉)
イソマツ科ケラトスティグマ属の常緑低木。原産は中国西部~チベット
花径は2~3cmくらい。花期は7~11月。秋には葉色が赤みを帯びる
ルリマツリ(ブルンバゴ)と比べるとかなり小さい花に感じる
この仲間には、ルリマツリモドキ、アルタイルリマツリなどがある
なお、ルリマツリはブルンバゴ属で別属です
タイワンフタリシズカ (台湾二人静)
センリョウ科チャラン属の多年草。北海道、本州、四国、九州、台湾に分布
花はフタリシズカに似ているが、花序が下垂するのが特徴
ノボタン科ヒメノボタン属の常緑低木。原産はネパール
ピンクというか薄紫の可愛い花が咲きます。花期は7~9月
これは開花途中
花径は3~4cmくらい。一日花とのこと
ノボタン科は240属4000種もあるそうだ。なお、ノボタンはノボタン科、
シコンノボタンはシコンノボタン属、ヒメノボタンはメキシコノボタン属
ブータンルリマツリ (ブータン瑠璃茉莉)
イソマツ科ケラトスティグマ属の常緑低木。原産は中国西部~チベット
花径は2~3cmくらい。花期は7~11月。秋には葉色が赤みを帯びる
ルリマツリ(ブルンバゴ)と比べるとかなり小さい花に感じる
この仲間には、ルリマツリモドキ、アルタイルリマツリなどがある
なお、ルリマツリはブルンバゴ属で別属です
タイワンフタリシズカ (台湾二人静)
センリョウ科チャラン属の多年草。北海道、本州、四国、九州、台湾に分布
花はフタリシズカに似ているが、花序が下垂するのが特徴
(熱帯雨林温室にて。フラッシュ使用)
(つづく)
この記事へのコメント
無門
ブータンという名を関していると
温室よりも涼しい環境でないと
むしろ育てるのに苦労するのでしょうね
長さん
ブータンノボタンは耐寒性が弱いと言うこと、ブータンルリマツリは耐寒性も耐暑性も強いと言うことなので、温室が適当なのでしょう。
黄昏流
温室以外の場所では育成が
不可能なのでしょうかね?
長さん
私は知らなかったのですが、ブータンノボタンは‘ヒマラヤンオパール’と言う園芸種が、ブータンルリマツリはその名前で国内でも流通しています。育て方のHPもありますから、温室がなくても育成可能なようです。
river
なおさん
長さん
さすがですね、ブータンルリマツリを育てていらっしゃいますか。
花は小降りですが枝や葉から見ると丈夫そうな植物のようですね。
長さん
今の時期、花はどんどん少なくなってきますから、植物園の温室はネタの宝庫みたいなものです。
ブータンと名が付く珍しいものと思ったのですが、既に国内でも流通していました。
shuuter
おぼえておきたいです。
長さん
ブータンと名が付く植物は珍しいので、きっとお忘れにならないと思いますよ。
eko
ブータンの名前が付く2種類の花、花色が素敵です。
タイワンフタリシズカは花序が下垂するのですね。
長さん
大きな植物園の温室では、時期を変えていって見ると、これまでに見たことがない花が時々咲いているんですよ。これ嬉しいので、よく行きます。
寿々木
すーちん
ルリマツリは植えた事
有ります
可愛いい花ですよね
長さん
ブータンルリマツリは、ルリマツリとは属が違うので、花の形に差が見られます。同属のルリマツリモドキとはよく似ています。
ブータン国王が来日したときも青いケシが話題になりましたね。
長さん
ルリマツリモドキ同様、ルリマツリに花が似ていると言うことで付いた名前です。
ルリマツリは丈夫なんじゃないですか。
はるる
植物園はいろいろなものがあります。
フタリシズカのほうはタイワンという名がついて、この花は下がって咲いていますね。見栄えもきれいです。
長さん
ブータンだけに分布している植物でもないのにブータンと付くのが面白いですね。一方、タイワンと名がつくものも、タイワンレンギョウ、タイワンホトトギス始め、色々ありますよ。