10月29日、労組OB・OG会で御巣鷹の尾根に慰霊登山を行いました。
御巣鷹の尾根からマイクロバスで移動し、「浜平温泉しおじの湯」(上野村村営立ち寄り温泉)に到着しました。登山の汗を洗い流し、身を清めて「慰霊の園」に向かうためです。
建物の前の花壇で咲いていたコスモスとキクイモモドキです。ピンクのコスモスで吸蜜中はニッポンヒゲナガハナバチ(♀)らしいが、出現時期は3月下旬~5月だという。
→ 藍上雄さんからミヤママルハナバチではないかとのご連絡がありましたが、出現時期からトラマルハナバチがより似ているような気がします。どうですかねー。
温泉の対岸のカエデが赤く色づいていました。
「慰霊の園」には16時頃到着しました。ここも良くTVニュースに登場したので、ご存じの方も多いでしょう。
両手を合わせたような形の慰霊碑の先10Kmに御巣鷹の尾根があります。慰霊碑の奥には、内部に金箔が貼られた納骨堂があり、身元不明のご遺骨(123壺)が収められています。
ここでは参加者中、最年長の高橋さんが献花を行い、犠牲者に祈りを捧げました。
2回目の記念撮影です(名倉さん提供)。
慰霊碑の手前にある展示棟です。今年、リニューアルオープンし、展示物が一新されました。また、ビデオ鑑賞室も出来ました。
展示棟の内部です。
上野村消防団の活躍した状況がパネルになっています。
この日に宿泊する民宿旅館・不二野屋さんに到着しました。夕食後、交流会は深夜に及びました。私からはご遺族のお世話をした際の苦労話をちょっぴり披露。
(つづく)
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日比谷公園ガーデニングショー2015にて(4)
10月24日撮影
(つづく)
日比谷公園ガーデニングショー2015は10月25日で終了しましたが、受賞作品(コンテナガーデン、ハンギングバスケット)10点ほどが上野恩賜公園・上野グリーンサロン前広場で11月8日(日)まで展示されています。
この記事へのコメント
無門
皆さん心を込めて
慰霊登山されたことが
よくわかります
当事者でなければ
理解できないこともありますよね
コメントを前日のところに
書いてしまいました
失礼しました
なおさん
民宿での交流会は深夜まであったのですね。当時の状況を知るひとからの話は貴重なものですから、語り継ぐのも大事なことなのでしょうね。
オグリ君
ここ3日の連載は、回顧とは言えちょっと悲しいですね。
お疲れさまでした。
川上さんが救助ヘリに救助された姿、昨日の様に思われます。
1日、笠間菊祭りに行ってきました。
坂本九さんは、ここ笠間稲荷で結婚式を挙げたそうですね。
九ちゃんは2~6歳まで笠間に疎開。その旧家が今も、つづじ公園近くに保存されています。
寿々木
nobara
皆さん心を一つにしての慰霊でしたでしょうから
交流会での長さんのお話・・
語り継いでいってほしいですね。
グリーンボール(菊)や観葉の妙はなかなか見応えありますね。狭いスペースなど斑入り葉や常緑や、気を使っていますが、なかなか難しいですよね。
nobara
shuuter
会社の上司が事故にあっていますので 2度とないこと祈りたいです。
信徳
身元不明のご遺骨もまだ沢山有ったのですね。如何に厳しい状況だったが推測されます。
大きなハンギングバスケット、どんなところで使われるんでしょうか?公会堂や体育館などでしょうか。
みっきい
6年ぶりの慰霊登山だったのですね!?この時期では紅葉した楓以外は花もすみれだけでしたか。お疲れさまでした。
ハンキングバスケット、知事賞の「朧月夜」は落ち着いた大人の配色ですね!!
長さん
上野村でこのような広い場所を確保するのは大変だったのですが、町民の方にご協力をいただき、感謝に堪えません。
長さん
当時はDNAによる鑑定は出来なかった時代ですから、血液型だけでは判断できないご遺体が多数出ました。それをここに納骨していただきました。
交流会では、当時の経験をみんなで書いてみたらどうかという話も出ましたよ。
長さん
川上慶子さんがヘリにつり上げられる映像は何度も流れましたね。その場面がパネルにも出ていました。
坂本九ちゃんは笠間で過ごした時代があったのですか。笠間稲荷の菊まつりには13日に行ってみようかと思っています。
長さん
上野村の紅葉は例年より早いとのことです。雨にも振られず(6年前は小雨だった)紅葉見物も出来ました。
長さん
今ならDNA鑑定が出来るのですが、当時は血液鑑定の時代でしたから、特徴のないご遺体は特定が出来なかったのですよ。
最高賞を受けたハンギングバスケットは審査員がべた褒めだったようです。かなり経験を積んでおられる方のように見受けました。これだけの花や素材を集めるのも大変なようです。
ニッポンヒゲナガハナバチはnobaraさんのブログにも登場していましたね。今週図鑑に出ていた発生時期は一番多いときなのでしょうね。
長さん
JALは幸いにしてこの事故以降は人身事故を起こしていませんが、現在は絶対安全か?と問われると、クエスチョンマークを付けざるを得ません。
長さん
分断されたご遺体が多かったですから、血液型だけでは特定できないご遺体が多く残ったそうです。
ハンギングバスケットの作品はコンテスト用に作られたものですから、実用とするには飾る場所が限られますね。
長さん
航空機事故によるご遺体は5体満足というのは珍しい方だったのですね。私が担当したご被災者も全体の4割程度しか同定されませんでした。
ハンギングバスケットの作品展には90以上の作品が集まり、どれも見事なものでしたよ。中でもこの作品は手が込んでいました。
ポン太
慰霊の園など知らないこともたくさんありました。
結局家族の元へ帰ることができなかったご遺骨が123壺もあるのですね。ここへ来られる方は心を尽くして慰霊されることでしょうからこんな施設、納骨堂があってよかったです。
長さん
毎年8月12日、御巣鷹の尾根で慰霊祭を行うのは困難ですから、この慰霊の園で開催されています。殆どの方は特定が出来たのですが、部分遺体も多く、血液型判定だけでは決められず、ご家族の元に戻せなかったのです。
すーちん
多くのご遺骨が安置されて
居るのに吃驚しました
つい先日も飛行機事故
有りましたね
長さん
部分遺体で鑑定が出来ないということで、ご遺族に引き渡せなかったものをお骨にしました。
先日のロシア国籍の航空機ですね。空中分解と言うことですから、遺体も確認できないでしょうね。
はるる
忘れないことですね。
ハンギングバスケット、さすがにすばらしいものばかりです。
今日薬用植物園へ行ってきました。イランイランノキを見てきました。
長さん
交流会では、OB・OG会の会員が体験談や思い出を書き、一冊にまとめたらという話も出ましたよ。
こんな素敵なハンギングバスケットの作品が100近く並んでいました。
藍上雄
ハンギングバスケットは夏の間、北海道でも良く見かけましたが、もう季節的には、リースを作る季節に成って来ましたね。ハンギングバスケットの緑色のまるい花はなんでしょう?
長さん
ハナバチの仲間もいろいろいるのですえね。ニッポン…は春に出現するそうで違うかなと思っていました。ミヤママルハナババチは似ていますね。これは8~9月が多いそうです。出現時期がおもっと遅いトラマルハナバチの方がより似ているように思いますが、如何でしょう。
黄緑色の丸い花はポンポン咲の菊らしいです。グリーンピンポンではないでしょうか。
藍上雄
長さん
ミヤママルハナババチと教えていただいたのがヒントになりました。それでなければトラマルハナバチにたどり着けなかったでしょう。何度もありがとうございました。