カエデガイドツアー(5) 2種類しかない三出複葉のカエデ
11月21日、カエデ園のガイドツアーに参加しました。元園長の山下英夫氏(森林公園マイスター)から説明を聞きながら、カエデの色々を見て回っています。
カエデの園芸品種の紹介を終わり、原種のカエデ紹介に戻ります。
和名は、戦国時代頃から樹皮を煎じた汁を目薬として使用すると眼病などに効用があるとする民間療法があったことに由来する。
別名長者の木とも言う(名の由来は諸説あり)。フジグリーンという会社がメグスリノキでお茶などを製品化しています(こちら)が、長者になれたのでしょうか。
ミツデカエデ(三手楓)
北海道(夕張山脈以南)~九州(熊本県南部)に分布。日本固有種
三出複葉のカエデは、このミツデカエデとメグスリノキしかない
残念ながら、葉は散っており、わずかに残っていた葉(トリミング)
エンコウカエデ(猿猴楓)
本州、四国、九州の太平洋側に分布。日本固有種
イタヤカエデの一品種と言われる。別名アサヒカエデ、ナナバケイタヤ
葉は深く5裂し、長い葉柄を持つのが特徴
高木だったので葉の写真を近くで撮れなかった
アサノハカエデ(麻葉楓)
本州(福島県・新潟県以西)および四国に分布。日本固有種。黄葉する品種
和名は、葉脈の流れ方がアサ科のアサ(麻)の葉に似ることに由来
わずかに残っていた葉(トリミング)
逆光に輝くカエデを撮ろうと、光を待つ人たち
良い写真が撮れたかな?
私も同じような角度から
カエデ園で一輪見つけたリンドウ
カエデ園で撮った最後の写真
北海道(夕張山脈以南)~九州(熊本県南部)に分布。日本固有種
三出複葉のカエデは、このミツデカエデとメグスリノキしかない
残念ながら、葉は散っており、わずかに残っていた葉(トリミング)
エンコウカエデ(猿猴楓)
本州、四国、九州の太平洋側に分布。日本固有種
イタヤカエデの一品種と言われる。別名アサヒカエデ、ナナバケイタヤ
葉は深く5裂し、長い葉柄を持つのが特徴
高木だったので葉の写真を近くで撮れなかった
アサノハカエデ(麻葉楓)
本州(福島県・新潟県以西)および四国に分布。日本固有種。黄葉する品種
和名は、葉脈の流れ方がアサ科のアサ(麻)の葉に似ることに由来
わずかに残っていた葉(トリミング)
逆光に輝くカエデを撮ろうと、光を待つ人たち
良い写真が撮れたかな?
私も同じような角度から
カエデ園で一輪見つけたリンドウ
カエデ園で撮った最後の写真
紅葉や黄葉が綺麗な日本に生まれて良かったですねー。
ガイドの山下英夫さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
10月20日撮影。
(つづく)
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つくば植物園にて(6) 11月13日撮影
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
葉だけ見ると、カエデの類とは思えませんが、紅葉を見るとやはり良いものです。独特な色あいになりますね。此処のメグスリノキは何度か見ています。もう一か所、紅黄葉樹見本園にもありますね。
明暗差のある紅葉を撮るには、白く見える空の部分をなるべく入れないようにすると、より良い感じに撮れますので良いですよね。
river
長さん
昔の人の薬草への興味というか研究には目を見張るものがありますね。メグスリノキがなぜ眼病に効くかなんて、相当な期間調べ続けなければ分りませんものね。
実は、昨日もライトアップを見に行ってきまして、パークトレインを利用したのですが、その際、紅黄葉樹見本園の場所が分りました。三脚持参で撮影しましたが、初めてマニュアルで撮影してみましたから、あまり写りは良くありませんでした。
長さん
メグスリノキとミツデカエデはカエデ科とは思えない葉の形ですよね。
どうしてメグスリノキが眼病や肝臓に効くと分ったのでしょうね。
中之条の薬王園は花の駅美野原の近くのようですね。
寿々木
長さん
名古屋ではもうメグスリノキの葉が散ってしまいましたか。その紅葉は独特な色ですね。
ミックン
みっきい
ミツデカエデとメグスリノキという薬になるカエデ、
楓にはいろいろあるんですね。
逆光の楓を取ろうと待ち受けるカメラマンたち!時間をかけて待たなければよい写真は撮れないのですね!?
長さんの逆光の大きな紅葉の写真、きれいです!!
>紅葉や黄葉が綺麗な日本に生まれて良かったですねー。
本当に日本に生まれてよかった!と思います。
長さん
さすがに国営公園だけあって、カエデの原種だけでなく、有名な園芸品種も取りそろえてありました。
今日は日差しもあって、お出かけ日和でしたね。
長さん
メグスリノキとミツカエデは他のカエデ類とは葉の出方も形が違うので、教えてもらわないとカエデとは時付きません。
カエデの紅葉は太陽の日差しを透かしてみるのが一番とされているので、皆さん、太陽が顔を出すのを待っているのです。
紅葉の種類の多さは世界に誇れますね。
shuuter
紅葉を見るなら朝日に照らされるところが一番だと 説明うけました。
長さん
メグスリノキはくすんだピンクのような紅葉になりますから、すぐ分ります。紅葉の頃再度行かれることをお勧めします。
逆光で葉の裏に光が抜けてきたときが綺麗に見えます。朝日も良いかも知れませんね。
eko
皆さん逆光をお待ちなんですね。じっくり時間をかけないと良い写真は撮れないのでしょうね。私は無理です、パパッと写してお終いですから(笑)
同じような場所から撮られた写真綺麗ですね。日本に生まれてほんとに良かったです。
シコンノボタンの別名スパイダーフラワーよく言い当てていますね。
長さん
日本には氷河期時代からの生き残りのカエデが残っているのだそうですから、もしかすると、メグスリノキやミツカエデは早い頃に分化した品種ではないかと想像しています。
カメラの愛好家は良い写真が撮れるなら暇をいとわないようです。
シコンノボタンのしべの形がよく分りますね。
月奏曲
全然似てないから全く想像つきませんでした(;´Д`)
長さん
カエデって聞くと手のひらの形のような葉を思い浮かべますが、どの世界にも例外はあるようです。しかも、薬効成分のあるカエデがあるなんてね。
すーちん
逆光を待つカメラマン達
待つ甲斐が有りますねー
行き当たりばったり
カエデといっても、こんなに種類があるのですね。
ステキな情景、風景です。
こんな時にも、熱心に写真をとる人が大勢です寒いでしょうに--ね。
シコンノボタン----いい色合いです。
信徳
ご近所でもこの木を植えて紅葉の基準にしている人がいます。良い色出しますね。
長さん
この日、午前中は良い天気だったのですが、午後から雲が出て、光が射したり陰ったりで、カメラマンも待ち時間が長かったようです。
長さん
このカエデ園には日本の野生種が18種も植えられています。残念ながらもう葉を落としてしまったカエデもありました。
カエデは逆光で撮るのが一番だそうで、それほど寒くもなかったので日差しを待つのも辛くはなかったとおもいます。
長さん
メグスリノキは一種独特な紅葉の色で、葉もイロハモミジなどよりずっと大きいですから、華やかな雰囲気になりますね。
nobara
こうやって見ると一口にカエデといっても
形も色もいろいろ~で面白いですね。
紅葉・黄葉が楽しめる日本って云う国は素晴らしい!さすが長さんの紅葉のお写真、素晴らしいです。
名残花のリンドウが印象的でした
長さん
ミツカエデの花は見たことがないのですが、やはりカエデの仲間とは思えないような、枝垂れた花序にたくさんの花を咲かせるそうですね。
これだけカエデの木があるのですが、やはり良い色の葉、枝振りというと少ないので、カメラマンが集中しますね。
リンドウは夜のライトアップの頃、踏みつけられないかと心配です。
shizuo
眼病に効く“メグスリノキ”のこと。
へぇ~、今は商品化も、お茶、お菓子…、いっぱいあるんですね。
ホント!最高ですね、日本の秋。
長さん、今年もステキな秋、堪能されていますね~。
長さん
メグスリノキが眼病に効くなんて誰が発見したのでしょうね。石にエビとの知恵は恐るべしです。
今年の紅葉はどこに行ってもあまり良い色ではないようです。
はるる
四季があり、紅葉を楽しめます。
カメラマンがいるところはいい場所が多いので、私もそういうところは行ってみます。
リンドウが控えめに咲いていますね。
長さん
日本ほど四季折々の花や紅葉を楽しめる国は他にないでしょうね。
カメラマンも近くに陣取ってはた迷惑な人もいるのですが、このように遠くから撮ってくれると私達しろうとでも立ち位置が決められます。
リンドウが一輪、残り花でしょうね。
無門
メグスリノキ
てっきり目に指すものと
以前は思っていましたが
せんじ薬でしたよね
長さん
メグスリノキは煎じて飲むのが基本らしいですが、目を洗う場合は少量を煎じた液を使用するそうです。