旅行1日目(11月12日)、笠間の菊まつりを報告しています。
今回は笠間の菊まつりのメイン展示・菊人形展を紹介します。今年のテーマはNHKの2015年大河ドラマの「花燃ゆ」です。
展示場の中に入ると菊人形の材料と作り方の説明がありました。菊人形用の菊を人形菊と言い、茎の柔らかい小菊だそうです。これを花の高さが揃うように咲かせます。
以下、写真下の小さな文字は、会場内の説明板から転記したものです。
第一景 「長州に関わった女性たち」
室内展場に入って最初に皆さんを豪華絢蘭にお出迎えたします
第二景 「高杉晋作、加藤桜老を訪ねる」
一度は諸国歴訪中、二度目は脱藩して笠間「十三山書楼」を訪ねています
第三景 「ある日の松下村塾」
塾に集う若者たちの姿です。その中に紅一点、杉文がいます
第四景 「文、久坂との祝儀」
兄の松蔭は久坂玄瑞に一目置いていました。自分の後継者に考えていたのかもしれません
第五景 「寅兄との最後の別れ」
兄の松蔭(寅次郎)が江戸伝馬町獄に送られる家族との別れの一場面
以下は、屋外展示でした
第六景 「文と龍馬」
坂本龍馬がある日突然松下村塾を訪ねました
第七景 「文、毛利家の奥女中に」 (着せ替え中)
菊は、茎を花瓶に挿してあるわけではないので、萎れてきます
従って、展示期間中に何度か着せ替えが必要になるのです
長州藩内が落ち着いて数ヶ月後、文は毛利定広公夫人、安子に仕えました
第八景 「文(美和)の再婚」
母滝に小田村伊之助(楫取素彦)との再婚を薦められました
第九景 「富岡製糸場」
殖産興業の発展につくす楫取素彦。富岡製糸場の存続に尽力しました
第十景 「防府に帰鄕」 (着せ替え中)
群馬県令を定年退職した楫取素彦は、妻の美和(文)と共に故郷に帰ります
菊人形展を見終わって本殿に戻る途中、狐がこちらを睨んでいました(笑)
室内展場に入って最初に皆さんを豪華絢蘭にお出迎えたします
第二景 「高杉晋作、加藤桜老を訪ねる」
一度は諸国歴訪中、二度目は脱藩して笠間「十三山書楼」を訪ねています
第三景 「ある日の松下村塾」
塾に集う若者たちの姿です。その中に紅一点、杉文がいます
第四景 「文、久坂との祝儀」
兄の松蔭は久坂玄瑞に一目置いていました。自分の後継者に考えていたのかもしれません
第五景 「寅兄との最後の別れ」
兄の松蔭(寅次郎)が江戸伝馬町獄に送られる家族との別れの一場面
以下は、屋外展示でした
第六景 「文と龍馬」
坂本龍馬がある日突然松下村塾を訪ねました
第七景 「文、毛利家の奥女中に」 (着せ替え中)
菊は、茎を花瓶に挿してあるわけではないので、萎れてきます
従って、展示期間中に何度か着せ替えが必要になるのです
長州藩内が落ち着いて数ヶ月後、文は毛利定広公夫人、安子に仕えました
第八景 「文(美和)の再婚」
母滝に小田村伊之助(楫取素彦)との再婚を薦められました
第九景 「富岡製糸場」
殖産興業の発展につくす楫取素彦。富岡製糸場の存続に尽力しました
第十景 「防府に帰鄕」 (着せ替え中)
群馬県令を定年退職した楫取素彦は、妻の美和(文)と共に故郷に帰ります
菊人形展を見終わって本殿に戻る途中、狐がこちらを睨んでいました(笑)
11月12日撮影。
笠間と言えば焼き物も有名。生活用の食器を見に行きました。
(つづく)
この記事へのコメント
コスモス
なかなか大変な作業ですね。
長さん
普通の菊は茎を曲げると折れやすいので、しなやかな茎の品種を育てるのだそうです。着せ替えをしばらく見ていましたが、同柄にくくりつけるのに手間がかかる作業でした。
寿々木
長さん
顔や手はマネキンのように作られたものですからリアルさを感じますね。これが10景で30体ほどもありましたから、大変な作業ですよね。
みっきい
7~10日で菊の花がしおれるので衣替え中なのですね!
きれいに見せるための大変な仕事ですね。
感動をもらえる、きれい、美しい生ものには菊に限らず、作者のたゆまない努力があっての作品だと思いますネ。
長さん
菊人形のテーマですが、笠間では毎年、大河ドラマを基にしているそうです。昨年が「軍師官兵衛」、その前が「八重の桜」だったとのこと。
展示期間は40日ほどですから、4~5回くらい着せ替えが必要ということになりますね。多くの皆さんが関わって苦労して作るので、有料ゾーンというのも頷けます。
なおさん
river
「花燃ゆ」は丁度今が群馬が舞台です。初代群馬県令の楫取素彦は今は苦労していますが退職して故郷の山口に帰る時は大勢の人が別れを惜しんで見送りました。群馬の近代化の礎は彼が作ったと言っても過言ではありません。
長さん
菊師、人形師、背景師と3人の名前が記されていましたが、彼らはそれぞれのチーフだと思われますから、多くの人と資金が必要なんですね。水苔を巻いた根付きのものとは言え、水を差すわけにも行かないから着せ替えが必要なんですね。ここで初めて知りました。
shuuter
展示中 着替えをするのですか、期間が長いとやむ得ないですね。
物語思い出しながらの菊展 いいものですね。
長さん
私も菊人形というとおおざっぱに菊をくくりつけたものと言う印象があったのですが、ここのは着るものによって菊の色を変えるというきめの細かい着せ方をしていてビックリしました。
「花燃ゆ」は見ていませんが、菊人形のシーンからいうと。第九景が群馬の場面ですね。
長さん
根に水苔を巻いているとは言え、人形に水を掛けるわけにもいかず、萎れ始める前に着せ替えが必要なんですね。
「花燃ゆ」、放送予定はあと5回くらいですかね。
nobara
ちょっと、この先のネタバレ?もありましたね。
どういう経緯でそうなるのか?
物語は終盤ですものね~
不評と云いながらも頑張っていますから!
朝の連ドラと時代が重なっていますが・・その差は?
生きた花を相手ですから~気が抜けませんね。
最後のが笠間稲荷さま?
怒っておいでですね。長さん何かしました?
長さん
大河ドラマとしての書き下ろし作品なので、第十景はネタバレかもね。
我が家では見ていないのですが、視聴率が10数%で低迷しているそうですね。
使っている小菊は根があるのですが、水苔を固く巻いたくらいでは長持ちしないのでしょうね。
この狐さん、いくつもまとめて置かれていました。用済み扱いされたので、怒っているのかも(笑)。
りりい
すばらしい衣装、動作、表情もデザインから菊の花の差し替えまで、地元の皆様のお力あってこそ!
菊人形を見るときにいつも、どうやって花を持たせるのかしら?と不思議に思っていましたが、水苔を使ったり、しおれた花を取り替えているという陰の仕事があったとはしりませんでした。
長さん
使用する菊は何色か栽培しているのでしょうが、企画から菊の着せつけまでどのくらいの期間が必要なんでしょうね。今回のような書き下ろしドラマでは日数も限られますよね。
私も菊人形の作り方から保守まで初めて工程を知りました。
信徳
すーちん
コンナに沢山の菊人形が
飾られてある処は無いのでは
期間中何回か着せ替えるんですね
長さん
菊人形作りはチームで分担しなければならず、それぞれを職業にしている人たちでないと出来ませんね。
長さん
30体ほどの菊人形が展示されていました。人形の見事さと共に、数の多さでも日本で有数のレベルだと思います。
菊の着せ替えが必要なんてここで初めて知りました。
無門
一まわりまわるだけで
今年一年のドラマが
すっかり鑑賞できますね
お見事です
はるる
それも何体もたくさん、シーンを再現しています。
ずいぶん人がかかわっているのでしょうね。
今回よくわかりました。
ロシアンブルー
菊人形の「花燃ゆ」で十景もあってびっくりです。
衣替えまでするんですね、お見事です。
長さん
我が家では「花燃ゆ」を見ていないのでストーリーが分らないのですが、ご覧になっているお宅では「ああ、あの場面か」とお分かりになるのでしょうね。
長さん
会場には菊師、人形師、背景師の3名のお名前が表示されていましたが、遙かに沢山の人手が必要とされたのは間違いないところです。
長さん
菊人形の展示というのはもっと少ないものだと思っていましたから、十景でおよそ30体もの人形があって、ビックリしました。