アーブル美術館とは、館長・藤原晶子さんと小学生のお子さん(天馬君・心海ちゃん)からなるユニット。母親・晶子さんの指導の下、古今東西の名画を模写するというのが主な活動だそうです。
かつての天才画家たちも最初は名画の模写から始めたそうですが、お子さん二人の模写の仕方が実にユニーク。ヘタウマどころか、名画を題材にした現代アートかと思わせるほどの仕上がりに、ビックリすると共に、感動してしまいました。
内部は撮影禁止だったので、入口の写真と、チラシの裏表をアップします。
チラシに掲載されている絵は、皆さんよくご存じのフェルメールの「真珠の首飾りの少女」です。実物はA5サイズくらいの作品ですが、本物の絵の特徴を実に良く表現しているではありませんか。
誰の贋作か、ちょっと挙げてみると、マネ「笛吹く少年」、竹久夢二「黒船屋」、ムンク「叫び」、ピカソ「ゲルニカ」、クリムト「接吻」、ドラクロア「民衆を導く自由の女神」、俵屋宗達「風神雷神図屏風」などなど。
彼らの作品は殆どが段ボールの箱を広げたものに、水彩絵の具かアクリル絵の具で描かれたもの。ハガキサイズくらいから幅2m位の大作までおよそ50点。イヤー、楽しかった。
彼らの作品の一端がアーブル美術館の公式ブログ(こちら)にアップされています。こちら(必見!)には3人の写真と作品が掲載されています。
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日比谷公園ガーデニングショー2015にて(8)
赤い実の名前は藍上雄さんからお知らせがありました。感謝。
10月24日撮影
(つづく)
この記事へのコメント
寿々木
名画を模写する活動があるのですか、高山の尾根道を歩いている子育てのような気もします・・目を離すと転落したりして。
長さん
誰で知っているような名画を子供の視線で模写したものです。本物と偽って売るような作品ではないし、また、将来もそのつもりはないのでしょう。
shuuter
子供さんの模写 ひらめきを感じます。
ロシアンブルー
大贋作展?でした~。中々面白いですね。
子供さんの目線で真似てみるって、年齢に寄っても違って面白いでしょうね。
nobara
見方によっては興味深いですね。
子ども目線はまた違った捉えかたなんでしょうか。
館長さんだからできる事?(企画)なのかしら。
?は フウリンガマズミ のような?
??はカマツカとかコバノガマズミとか実が上向きだったり下向きだったり、見当もつきませんね。お手上げです。
みっきい
母と子二人の贋作点なのですね?
子供の目で名画を模写した作品、成る程ですね。
面白いな!と思います。
このお子さん、将来どんな絵を描くようになるんでしょうかネ!?
river
eko
絵画の道は模写から始まると聞いたことがあります。なるほどです。
この子たち、将来はどんな絵を描くのでしょうね。興味が湧きます。
なおさん
新聞屋さんの抽選、良く当たって良いですねえ。この調子で年末の宝くじも大当たりすると良いですねえ。
日比谷のガーデニングでは和ものもいろいろあるのですね。リンドウとウメバチソウのとりあわせは、草もの盆栽などでも良く見るものですが良いですね。
ミックン
面白い展覧会があるのですね気楽に見られて肩が凝らずすきですねー、こういうの。自分も先輩から、仕事を盗めと言われて育てていただきました。今年の流行語にあのエンブレムが入っていましたが、あれは…いけませんよね。
長さん
小学生のお子さんが、名画を見て感じたままを書いたものですね。感性が優れているように思いました。
長さん
面白いですよね。子供の目線で名画を模写するとこうなるという見本みたいですが、なかなかこうは描けませんよ。
長さん
ある種の現代アートとでも言って良いと思います。生長してもこういう画風で自分なりの絵が描けるようになったら面白いと思います。
アーブル美術館は3人のユニット名ですが、ルーブル美術館をもじった名前ですって。
フウリンガマズミというのがあるのですね。写真のものとは葉が違うみたいです。今回撮った写真の中に、フウリンガマズミらしきものがあったので、後日投稿します。
長さん
母親が指導して、お子さん二人が世界の名作を模写したんです。模写と言わず、贋作としたのが面白いと思います。
二人が今後自分なりの絵を描くとしたらどんな絵になるのでしょう。楽しみです。
長さん
子供たちの模写ですから、どう見たって名画の贋作には見えませんよね。大人の贋作とは意味がまったく違うから面白いのですね。
長さん
将来どんな絵を描く子に生長するのか、私も楽しみです。見たまま感じたままを描いた訳ですが、絵画以外の道に進んだとしても、こうした能力は生きると思います。
長さん
最初はA5位の大きさで描いていたようですが、お子さんの能力を伸ばしたお母さんも凄いと思いました。
当る確率が高いのは、抽選に申し込む人が少ないからなのですかねー。
リンドウとウメバチソウの組み合わせは和物の定番だったのですか。
長さん
お子さんが感じたままを描いたのが良いのであって、大人がこういう展覧会を開いても見向きもされないでしょうね。
贋作にしてもデザインにしたも、芸術を悪用しちゃいけませんよね。
月奏曲
生真面目・規律というイメージを語る日本人ですが私はどちらかというと江戸期の浮世絵・黄表紙から現代日本のアキバ系サブカルに至るまで結構遊び心とパロディ精神に溢れている…のが良い所だと思ってます。
ちょっとした遊び心からの工夫・改良が匠の心だったり研究者の独自的研究だったり…
あ、これ習作だったりパロディだからいいんであって【どこぞのエンブレム】みたいにパクってぼろ儲けはダメですよ?w
無門
大々贋作展
この開き直りがいいですね
今朝の静岡新聞も特集でした
普段じっくり新聞を見ない私
でもこの記事はじっくり読んでしまいました
ポン太
お子さんどのように伸びて行かれるのでしょう。
長さん
本人たちは感性に基づいて模写しているのであって、その純粋さが良いですね。人をだますために描いたり、盗作をする奴らは最低です。
長さん
模写展と言わず、贋作展としたのが面白いですよね。
私達が名画を見て、記憶に残るのは案外こういう形だったりするんですよね。
長さん
アーブル美術館はテレビでも紹介されているそうですね。どこかのCMにも作品が登場したとか。
お二人の今後の成長が楽しみです。
すーちん
興味湧く企画ですね
お子さんの成長が楽しみですが
企画されたお母さんも素晴らしい
長さん
名画を模写させて子供達の能力を発見したということなのでしょうね。それをこうした活動にまで発展させたお母さんも素晴らしい。
はるる
長さん
「真珠の首飾りの少女」を小学生が模写したわけですが、下手だと見る人も多いでしょうが、原画の特徴をよく表現していますよね。こどもの才能の引き出し方って、こういうのもあるのですね。
藍上雄
?ですが、セイヨウカマツカではと思います。(違っているかもしれませんが…。)??はハクサンボクかも…。あまり自信ありません。(実の形がはっきりと分かると良いのですが…。)
長さん
小学生のお絵かきの域をこえてますよね。額に入れられた作品もありましたが、もうアートと言って間違いないです。名画を見て、私達の頭の中に残る絵はこうした、ちょっと抽象化された記憶ですよね。
セイヨウカマツカにハクサンボクですね。調べてみます。