クロカミセキショウ、タンナタムラソウ、ツガルミセバヤなど・・・つくば植物園にて(8)

 9月22日に訪れた「筑波実験植物園(つくば植物園)」で見た花たちを紹介しています。
 今回も「熱帯雨林温室」の2階回廊で見た花です。回廊の手すりには、その時々で咲いている鉢植えが展示されています。

クロカミゼキショウ (黒髪石菖)

チシマゼキショウ科(←ユリ科)の多年草。花期は8~9月。花径は3、4mm
和名は発見地(佐賀県黒髪山)にちなむが、原産地は定かではない

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タンナタムラソウ (耽羅田村草)

キク科タムラソウ属の多年草。花期は8~9月
日本(本州~九州)、朝鮮半島に分布
タムラソウよりかなり小降りで、草丈は10cm~20cm
「タンナ」は原産地である済州島の古名(丹那、耽羅)にちなむ

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ヒダカミセバヤ (日高見せばや)

ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多年草。花期は8~10月
北海道固有種。環境省レッドデータブック:絶滅危惧II類(VU)
(ベンケイソウなどは、ベンケイソウ属からムラサキベンケイソウ属に変更)

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ツガルミセバヤ (津軽見せばや)

ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多年草。花期は9~10月
原産は白神山地周辺の青森県・秋田県
環境省レッドデータブック:絶滅危惧II類(VU)

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ムラサキナツフジ (紫夏藤)

マメ科ナツフジ属の常緑つる性低木。花期は7~8月
台湾、中国南部~ベトナムに分布
別名:サッコウフジ(酢甲藤)、タイワンサッコウフジ(台湾酢甲藤)

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ニオイサンタンカ (匂山丹花)

アカネ科サンタンカ属の常緑低木。花期は5~10月。花径は8mmほど
花は芳香がある。原産はインド~ミャンマー。別名:イクソラ・オドラータ

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 (つづく)



 旅行中につき、コメント欄を閉じています(再開は10月4日の予定)。


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