サクララン、ムニンセンニンソウ、原種蘭など・・・つくば植物園にて(7)

 9月22日に訪れた「筑波実験植物園(つくば植物園)」で見た花を投稿しています。
 今回から、「熱帯雨林温室」の2階に設けられた回廊で見た花たちです。
 
サクララン(ホヤ)の一種

キョウチクトウ科(←ガガイモ科)サクララン属のつる性多年草
ホヤの仲間は、日本の南部から熱帯アジア、オーストラリア、太平洋諸島
などに約200種ほどが分布している。それのどれにも当てはまらないのか?

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多肉質の花で、形が美しい
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ムニンセンニンソウ (無人仙人草)

キンポウゲ科仙人草属の多年草。花期は7~9月
日本固有種(小笠原諸島の父島と母島にのみ分布)
小笠原諸島の固有種には「ムニン」と付くものが多い
環境省レッドリスト:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)

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花径は3cmほど(普通のセンニンソウより花がやや大きい)
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クリヌム(クリナム、詳細不明)

ヒガンバナ科ハマオモト属の常緑多年草。ハマユウの仲間
ハマオモト属は熱帯から亜熱帯地方に分布している
耐寒性が比較的あり、温帯でも冬越しできる

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クリヌムのみ、熱帯雨林温室の1階入口で撮影



 以下は、熱帯雨林温室の回廊からガラス越しに撮った原種蘭です。つくば植物園では多くの原種蘭を保存、研究しており、その時々に開花しているものが展示されています。

ハベナリア・ロドケイラ (Habenaria rhodocheila)

マレー半島~中国南部に分布。花期は6~9月。花径約3cm
日本のサギソウの仲間

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ペクテイリス・ホーケシアナ (Pecteilis hawkesiana)

ミャンマー、タイに分布する地生蘭。花径は約4cm
別名:ペクテイリス・サガリキイ (Pecteilis sagarikii)

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スパトグロッティス・ウングイクラタ (Spathoglottis unguiculata)

バヌアツ、ニューカレドニアに分布する地生蘭。花径は2~3cm

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スパトグロッティス・アフィニス (Spathoglottis affinis)

インドネシア半島、中国、インドネシア、ボルネオに分布する地生蘭
八重山諸島に自生するコウトウシランの仲間。花径は約3.5cm

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 (つづく)



 旅行中につき、コメント欄を閉じています(再開は10月4日の予定)。


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