天気予報は雨で、ミズタマソウの小房に生えた細かい毛に水滴がついて、名の由来となった姿が撮れるのではないかと思ったのです。しかし、予報に反して雨が早くに止んでしまい、狙いは失敗に終わりました。
でも、只では帰れませんので、新たに咲いていた花を撮ってきました。
ハグロソウ
葉黒草。キツネノマゴ科ハグロソウ属の多年草。花期は9~10月
関東以西の本州~九州、朝鮮半島・中国・台湾に分布する
路傍植物園で撮影

名の由来は葉が暗緑色なので。花弁の斑がお歯黒に似るからとの説もある
草丈は20~50cm。花弁の長さは2cmほどだが、見える部分は1cmに満たない

ハグロソウと同属のペリストロフェ・ヒッソピフォリアはこんなに色鮮やか

インドネシア原産。2009年5月、夢の島熱帯植物館で撮影
マルバハギ → ヤマハギ
丸葉萩。マメ科ハギ属の落葉低木。花期は9~10月
本州~九州、朝鮮、中国、ロシアに分布。日当たりの良い山地に生える
水生植物園のエリアで撮影

花の長さは1.5cmほど。旗弁は翼弁や龍骨弁より長い

葉の中脈の先端が針状に突出するのはマルバハギだが
ヤマハギも小さいながら突出したものが見られる

ヤマハギを撮影した地点から水生植物園を撮った(風は殆どない)

葉黒草。キツネノマゴ科ハグロソウ属の多年草。花期は9~10月
関東以西の本州~九州、朝鮮半島・中国・台湾に分布する
路傍植物園で撮影
名の由来は葉が暗緑色なので。花弁の斑がお歯黒に似るからとの説もある
草丈は20~50cm。花弁の長さは2cmほどだが、見える部分は1cmに満たない
ハグロソウと同属のペリストロフェ・ヒッソピフォリアはこんなに色鮮やか
インドネシア原産。2009年5月、夢の島熱帯植物館で撮影
丸葉萩。マメ科ハギ属の落葉低木。花期は9~10月
本州~九州、朝鮮、中国、ロシアに分布。日当たりの良い山地に生える
水生植物園のエリアで撮影
花の長さは1.5cmほど。旗弁は翼弁や龍骨弁より長い
葉の中脈の先端が針状に突出するのはマルバハギだが
ヤマハギも小さいながら突出したものが見られる
ヤマハギを撮影した地点から水生植物園を撮った(風は殆どない)
(つつく)
この記事へのコメント
shuuter
お友達を呼んでやりたいです。
長さん
ハグロソウが咲いている路傍植物園はあまり日当たりが良いとは言えない場所なせいか、かなり繁茂しています。
寿々木
nobara
少し暗っぽいイメージがありますね~
マルバハギですが、ギュッと凝縮するように咲きますね。
葉は3小葉からなり、葉柄が比較的短いので、茎近くに重なって付く傾向がります。小葉は円頭から凹頭まで変異があるけれど中脈が針状となって凸出する傾向があるようです。このことからこれは他のハギだと思われます。確か?以前にも同じような話をした事が???
ハギもなかなか難しいですがマルバハギだけは雰囲気が判りやすいと思ってるんですけど?~としたら何? ヤマハギになるのかしら?
水生植物園の雰囲気もいいですね~
コスモス
長さん
そちらの植物園でもペリストロフェがありますか。花の形はそっくりですが、写真で分るようにペリストロフェの方が色が濃いですね。
長さん
ハグロソウは少し日当たりが悪いようなところが好きなようですね。それで葉の色が濃いのかとも思います。
マルバハギとヤマハギはよく似ているので困りました。下から2枚目の写真で、葉先の中脈から針状のものが出ているものを貼り付けましたが、ヤマハギのネット写真を精査すると、ヤマハギでもこの程度の張りが出ているものがありました。その他、ヤマハギとマルバハギの相違点をあれこれ調べると、「(マルバハギは)花序は花序軸がほとんど伸長せず、密に花が着き、ふつう葉より短い」との記述を見つけました。とするなら、これはヤマハギとした方が良さそうですね。ご指摘、ありがとうございました。
長さん
ハグロソウは2弁花なので、小さい花ですが、すぐ気がつきます。それに、この植物園ではかなりはびこっていますから。
なおさん
ハグロソウの花色を濃く、葉を濃く見せるには、やや露出アンダー気味にすれば良いのですが、やはりほどほどに加減しないとイヤミになりますよね。
ヤマハギはうちでも種子から育てて何年も経つのがあり、今咲いています。梅雨時に摘芯して低く育てないと大きく伸びますので、刈込みが必要になりますね。
長さん
たまたまスタッフが撒水をした後で、濡れた花弁を撮ったことはありますが、霧吹き持参なんて邪道ですよね。2枚目のハグロソウは霧吹きじゃなくて、昼間で降っていた雨が残ったものなので・・・(笑)。撮影データを確認したら-1/3にしていました。
未だにヤマハギとマルバハギの区別が付かなくて困っています。
river
みっきい
日陰を好むからか、黒っぽい緑の葉ですね。
ヤマハギですが、山に咲いているからヤマハギ、丸い葉だからマルバハギなんて思ってました。区別は難しいのですね。
水玉草に雨の水玉が付いている写真を撮ろうとしたら天気が晴れたという事ですか?気になってました。
eko
萩も種類がいろいろあって見分けるのが難しいですね。名札を付けて欲しいといつも思います。
ミズタマソウ、残念でした。
長さん
マルバハギとヤマハギ、同定が難しいですね。未だに間違えます。
葉の形や中脈からの針の有無なんかより、花序の長さを見た方が良さそうですね。
長さん
ハグロソウがお歯黒からの命名というのはひとつの説であって確定したものではないそうです。他の草と比べれば葉の色が濃いような気がしますが、ハグロソウより濃い色の葉を持つ植物もありますからねー。
ヤマハギとマルバハギ、区別が難しいです。マルバハギと言っても葉が丸いとは限りませんし・・・。
昼前の予報では午後から雨が強くなると言っていたのですが、曇りのままで雨は降らなかったのですよ。
長さん
ハグロソウの名の由来ははっきり分っていませんが、葉が黒いからという説が有力で、少数派の説としてお歯黒に似るというのがあるそうです。
この植物園は自然のままの姿にしてあるので、名札な立っていないところからも花が咲くのです。今回、名札がなかったヤマハギをマルバハギと勘違いしました。
mori-sanpo
「葉っぱ・花・樹皮でわかる樹木図鑑」では、ヤマハギとマルバハギとが左右のページで対比して書かれていましたが、実際にはなかなか難しいですね。
長さん
ヤマハギとマルバハギ、よく似ていて同定するのは難しいですね。今回は葉の中脈から出た突起に注目してみましたが、マルバハギにもヤマハギにも現れることを後に知りました。一番の見分け方は、マルバハギの方が花序が短い(葉柄より短い)と知りましたよ。
もこ
園芸種から小さな雑草にいたるまで色々な花の名前に詳しい長さんさんのブログ何時も楽しみに拝見しています
先ほどは花の名前教えていただき有り難うございました
行ったことの無い海外の様子などこれからも楽しみにしています
行き当たりばったり
何度も足を運んで狙いをつけて撮影--流石です
そして、「転んでもただでは起きない」それも見習いたいです
ハグロソウ、かわいいお花ですね。
すーちん
植物園、ヒッソリとして
都会の中とは思えませんね
無門
雨の続く9月
水玉狙いは面白いね
水生植物園では
他の生き物も見るけられるし
長さん
園内に咲いている植物名がすらすらと出てくると良いのですが、表示板やネット情報の助けを借りて投稿しています。
ゼフィランサス・シトリナで合っていましたか、良かった。
今年は予算オーバーで海外へはいけないと思いますが、国内旅行はいずれ投稿できると思います。
長さん
秋雨前線の影響で雨が多いですから、撮影に行く機会が減っていますが、雨を逆手にとって雨に濡れた花を撮りに行ったのですが、上手くいきませんでした。交通費をかけていったのですから、その分回収しなくては(笑)。
長さん
この植物園は、土日祝日以外は訪問者が少ないのです。この日2時間ほど滞在しましたが、6人ほど+TVの取材らしき6名に出会っただけでした。
長さん
水玉狙いは天候回復のため、果たせませんでした。
水生植物園ではコサギに出会うのですが、この日は午後だったせいか、見当たりませんでした。
ロシアンブルー
ハグロソウの葉は濃い色をして、暗い感じですね。
花はピンクでハッキリしますね。
ヤマハギの小さな花も可愛いです。
長さん
ハグロソウの名の由来は「葉が黒い」というのが多数意見だそうですが、生育場所により葉の色がこれほど濃くないものも見受けられます。花は2弁花でピンクですね。小さい画像はハグロソウとは違う植物です。
はるる
キツネノマゴは見たことありますが、同じ仲間なんですね。
ハギも種類があるようで、難しいものですね。
水性植物園、いいところですね。
長さん
ハグロソウは小さな花です。キツネノマゴより少し大きいくらいの花です。キツネノマゴも見た目2弁花ですから、似たものとして紹介されたりするようです。
ハギの仲間はよく似ているので困ります。