自然教育園の最奥部、武蔵野植物園でツルボが1本花を咲かせていました。更に奥へ進むと、シモバシラの花が咲き始めていました。
ツルボ
蔓穂。クサスギカズラ科(←ユリ科)ツルボ属の多年草。花期は8~9月
日本各地の山地の日当たりの良い草原に生える
朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布
周囲の葉はイヌショウマ(犬升麻) もう咲いても良い頃なのに
花茎の長さは20~40cm
花径は7、8mm。もう蟻が蜜を集めに来ていた
蔓性の植物でもないし、名の由来は分かっていませんが、
名の語源について研究された方がいらっしゃいます(こちら)
地下茎は有毒とされるが、飢饉の際には、鱗茎を水に
良くさらし、煮たり、ツルボ餅にしたりして食べたそうだ
シモバシラ
霜柱。シソ科シモバシラ属の多年草。花期は9~10月
日本固有種で関東地方以南の本州から九州にかけて分布
低山の木陰や水はけの良い林内に生える。草丈は40~70cm
葉腋に総状花序を出し、片側だけに白い唇形の花を並べてつける
花の長さは7mmほど。長い雄しべが目立つ
名の由来は、冬枯れした茎の根本に霜柱のような結晶が出来るから
2012年12月、つくば植物園にて撮影
蔓穂。クサスギカズラ科(←ユリ科)ツルボ属の多年草。花期は8~9月
日本各地の山地の日当たりの良い草原に生える
朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布
周囲の葉はイヌショウマ(犬升麻) もう咲いても良い頃なのに
花茎の長さは20~40cm
花径は7、8mm。もう蟻が蜜を集めに来ていた
蔓性の植物でもないし、名の由来は分かっていませんが、
名の語源について研究された方がいらっしゃいます(こちら)
地下茎は有毒とされるが、飢饉の際には、鱗茎を水に
良くさらし、煮たり、ツルボ餅にしたりして食べたそうだ
シモバシラ
霜柱。シソ科シモバシラ属の多年草。花期は9~10月
日本固有種で関東地方以南の本州から九州にかけて分布
低山の木陰や水はけの良い林内に生える。草丈は40~70cm
葉腋に総状花序を出し、片側だけに白い唇形の花を並べてつける
花の長さは7mmほど。長い雄しべが目立つ
名の由来は、冬枯れした茎の根本に霜柱のような結晶が出来るから
2012年12月、つくば植物園にて撮影
(つづく)
この記事へのコメント
やまびこ
知人からシモバシラの株分けをいただきました。
未だ我家の土質に馴染んでないので、花を見かけることはできませんが、激寒の冷え込みで 霜柱の結晶を見られる時が来るのを楽しみにしています。 (*^。^*)
長さん
ツルボの淡い色が綺麗だったので何枚も写真を撮りました。
シモバシラが咲くと良いですね。茎がしっかりと伸びれば、この冬にでも‘霜柱’を見ることが出来るかも知れませんね。
黄昏龍
今朝でした。
シモバシラ秋と冬の姿のギャップ
が面白いですね。
長さん
やっと雨が上がったようです。
シモバシラ、名の由来を知らないと、何故こんな名前なのと首をかしげられますね。
なおさん
シモバシラの花も咲いてきましたね。うちでもぼちぼち咲き出しています。氷の花は12月の寒い朝の楽しみですが、花の頃も清楚で良いものですね。
river
シモバシラは榛名山にも自生があります。冬の根元にできる霜柱は面白い造形です。
shuuter
遅いですね。
シモバシラの花いまごろさくのですか、霜柱ができるころが楽しみですね。
nobara
私はことごとくぶれていました(泣)
そのうち、リベンジ撮してきます。
シモバシラ、確認に出向いたのですが・・
極悪ハチがその近くに巣食っていて、立ち入り禁止になっていました。片側に咲くさまが美しいですね。
無門
シモバシラ
目立たない花なのに
冬に山中で初めて見たとき
その美しさに見とれました
長さん
ツルボの花色、好きなんですよ。低い位置に三脚をセットし、何枚も撮りました。こんな所から一人生えしているから、こぼれ種が飛んできたのかも知れません、
シモバシラは葉が大きいので、花が地味に感じます。
長さん
ツルボは好きな花なんですが、住宅街だとこうしたところで見るしかないのですよ。ヒメツルボの実物は見たことがないです。
シモバシラ、榛名山あたりだと冬はかなり冷え込みますから、とても大きな氷花が咲くでしょうね。
長さん
ツルボの花期は8~9月ですから、ちょっと遅いですかね。
シモバシラは草丈の割に葉が大きいので、花が葉に隠れてしまいそうです。
長さん
ローアングルにも対応するカメラと三脚を持って行きましたので、ツルボの花も撮影可能なんです。コンデジのオートフォーカスで大写しにしようとすると難しいでしょうが、是非リベンジして下さい。
シモバシラは蜂のお陰で立ち入り禁止でしたか。こちらもリベンジですか。
長さん
シモバシラの美しさは冬の寒い日が狙い目ですよね。ただ、寒ければ出来るかと思うと、そうではない。条件があるようですね。
信徳
冬のシモバシラは高尾山が有名ですね。群馬フラワーパークにも有りますが霜柱は大きくなりません、風が影響しているのでしょうか?
みっきい
花の名前を研究している方も(こちら)あるんですね!
シモバシラの冬の写真を見たことがありますが、本物は見たことがありません。秋にはこんな花が咲くのですね!不思議な花ですね。
フキノトウがフキの花と言われなければ気が付かない…、あ恥ずかしい。
eko
ツルボはお彼岸頃にヒガンバナより先に咲きヒガンバナの引き立て役と書いてあります。ヒガンバナがそろそろ咲き始めているのでもう遅いのでしょうね。
シモバシラの冬の写真は皆さんのブログで毎年拝見しますが、こんな片方だけに可愛い白い花を咲かせるんですね。
長さん
ツルボの花の淡い色が好きです。花には蟻をおびき寄せるような臭いがあるらしいです。
シモバシラの氷花の出来る条件は風がないこともそうですが、土の温度がプラス、外気温がマイナスが良いそうですよ。
長さん
昔の人は飢饉になったら何でも食べられるかどうか試したのでしょうね。しかし、何度も水に晒して毒を抜くなんていかにして知ったのでしょう。
シモバシラの花、ちょっと地味ですね。
フキノトウから、あのフキの葉は想像しにくいですものね。
長さん
ツルボは8月頃から咲き出すそうですから、ヒガンバナが咲き始めるころでは遅いのかも知れませんね。でも、どの世界にも出遅れるのがいますから、ひょっとすると見つかるかも。
シモバシラの花穂は一方向にしか花が咲かないという性質は面白いですね。他にあったかな?
mori-sanpo
私も数年前に、この場所でツルボの花を見ました。この時は、ツルボの周りの植生を少し刈り払っていましたので、10本ぐらいが群生して咲いていました。
シモバシラはまだ見たことがありませんが、今の時期の花と冬の霜柱を是非見たいと思っております。
長さん
ここでツルボの花をご覧になりましたか。私は初めて見ましたが、それでは、毎年咲くのでしょうね。
シモバシラは冬の氷柱の方がずっと有名ですから、花をご存じでない方もいらっしゃるようです。私はまだ行ったことがないのですが、柏市増尾の廣幡八幡宮の境内でシモバシラの氷柱が見られるそうです。ちょっと遠いですか。
ロシアンブルー
ツルボが咲く時期なんですね。小さな花がとても可愛く撮れてますね。
シモバシラの花、まだ、お目に掛かったことありませんがこちらも可愛い花で、何だか不思議です。
長さん
ツルボ、8月22日には咲いていませんで、今回はバッチリの被写体でした。
シモバシラの花は白くて地味な花ですが、一方向を向いて咲くのが面白いです。
行き当たりばったり
じっくり観察したのでしょうか。
どの花も、名前の由来があるのでしょうけれど--
寿々木
長さん
シモバシラの氷柱ができた状態が命名の由来と言うことは、花はあまり目立たないということなのでしょうね。実際、白い花ですが、葉に比べて小さいので、地味な花なのです。
長さん
シモバシラの花期は10月までですから、フルーツパークではこれから咲くものと思われます。
すーちん
ツルボが咲きだしましたね
土手に群生してて見事ですよ~
長さん
土手にツルボが群生していますか。見てみたい。ブログに投稿をお願いします。
はるる
シモバシラ、冬のシモバシラはよく見ます。
と言っても昭和記念公園の中のシモバシラ、たくさんあります。
結晶がとてもきれいです。
ミックン
先週歩いた東海道の藤沢の遊行寺というお寺の入り口の土手にツルボが咲いてました。また、江東区では深川の埋め立てられた河川敷で見かけます。かわいらしい花が魅力的です。
長さん
昭和記念公園でシモバシラの氷柱をご覧になりましたか。気温が氷点下に下がって、根が凍らない温度なら氷柱が伸びるんですって。
長さん
遊行寺は箱根駅伝が通る場所ですね。あそこでツルボが咲いていましたか。こぼれ種でも増えるのだそうで、本来、条件があればあちこちで咲くものなんでしょうね。
りりい
と思いきや、冬の姿を見ると、なるほど!と思いました。
でも、見落としてしまいそうです。
珍しい花を(私にとって)たくさん見せていただき、ありがとうございました。
長さん
シモバシラの花を初めて見たら、誰もが何故こんな名前?と不思議に思うでしょうね。でも、冬の姿を見たら、すぐ理解できますね。