2015年・北イタリアの旅(その36)
6日目(6/22) パドヴァ →(121Km)→ シルミオーネ(ガルダ湖) →(175Km)→ コモ(コモ湖) →(223Km)→ アオスタ(泊) (太字が今回の記事です)
途中、ミラノ万博の会場近くを通過しました。
右の写真は、ミラノ万博のシンボルタワーである、イタリア館の「生命の木」(高さ37m)です。ちょっとシャッタータイミングが早く、お二人の頭が入ってしまいました。
途中立ち寄ったサービスエリアのショップ前で咲いていたマメ科の花です。名前が分りません。 → レダマ(連玉、マメ科レダマ属の常緑小低木)と判明。
左下、到着直前、車窓から見えた「カサ・デル・ファッショ(ファシストの家)」(右側の四角い建物。イタリアのモダニズム建築家ジュゼッペ・テラーニの設計で、1932年にムッソリーニのファシスト党本部として建築。現在は国境警備隊が使っている)。
右下、ツアーバスが止ったのはパレスホテルの裏手にあるローマ広場。ホテルの反対側はコモ湖です。

コモ湖は右図のような形をしています(「地球の歩き方」より拝借)。
「イナバウアーしているスケーターの、前に出した足のつま先がコモです」というのが添乗員の説明。分りやすい。
コモ湖 (Wikipediaなどより)
イタリアで3番目に広い湖。面積146㎢、長さ50Km、幅4.4Km、最深410m。
東南端にレッコ、南西端にコモの都市がある。ラーリオ湖とも呼ばれる。湖の東南部分はレッコ湖とも呼ばれる。
ローマ帝国の皇帝やユリウス・カエサルが保養のために訪れたと言われている。現代でもヨーロッパきっての避暑地として知られ、湖畔にはヨーロッパの各王室や富豪等が建てた豪奢な別荘が立ち並んでいる。
コモ湖の船着き場です(後刻、撮影)

コモ湖には向かわず、反対方向のドゥオーモ広場へ向かいました
見えてきたのはコムーネの塔(1215年に建てられた時計塔)や、
ブロレット(1215年建築、当時の市庁舎)。その奥がドゥオーモ

ドゥオーモ広場です。後刻、右のカフェテラスで昼食をとりました

ドゥオーモ広場を反対側から

ロブレットはロマネスク・ゴシック様式。白、灰色、ピンクの大理石を使用

ドゥオーモのファサードです。

ドゥオーモは典型的なロンバルディア・ルネッサンス様式の建物
だとのことですが、ファサードはバラ窓を持つゴシック様式です
1396年に建築に着手。1744年にクーポラが完成し、建築終了


コモ湖には向かわず、反対方向のドゥオーモ広場へ向かいました
見えてきたのはコムーネの塔(1215年に建てられた時計塔)や、
ブロレット(1215年建築、当時の市庁舎)。その奥がドゥオーモ
ドゥオーモ広場です。後刻、右のカフェテラスで昼食をとりました
ドゥオーモ広場を反対側から
ロブレットはロマネスク・ゴシック様式。白、灰色、ピンクの大理石を使用
ドゥオーモのファサードです。
ドゥオーモは典型的なロンバルディア・ルネッサンス様式の建物
だとのことですが、ファサードはバラ窓を持つゴシック様式です
1396年に建築に着手。1744年にクーポラが完成し、建築終了
ドゥオーモ広場で15時45分までフリータイムになりました。20人ほどがコモ湖遊覧のオプションに参加したようですが、私たちはまずドゥオーモを見学しました。
ドゥオーモ内部の写真は次回に紹介するとして、ドゥオーモ見学後、カフェテラスで食べた昼食です。モッツァレラチーズのサラダを挟んだパン。一人ひとつで十分すぎる量。
実は、ドゥオーモ見学を先にしたことと、昼食でのんびりしていたことが後に裏目に出るのですが、それは次の報告で。
(つづく)
次回は、7月23日、車山高原で泊まったペンションの花とフランス料理の紹介です。
この記事へのコメント
無門
すがすがしい避暑地の風景ですね
日本でいえば箱根のような感じかな
信徳
今年は話題の多い高校野球のようですね。
ローマ帝国時代から避暑地として有名な土地の様ですね。
今は中近東からイタリアに密入国そしてスイスへの密出国の
基地だと書いてありました。
国境警備隊は頑張っているのでしょう。
長さん
有名人の別荘が多いとか。日本で言えば、箱根、山中湖、そんなところでしょうか。
長さん
最終回は同点に追いつくチャンスだったんですがねー。
コモは今でも有名人の別荘がたくさんある避暑地だそうです。
イタリアも海岸線が長いですから、密入国を防ぐのは困難でしょう。EUの国に入ってしまえば、EU内ではパスポートも不要ですから、国境警備と言っても武器などの移動に目を光らせることでしょうか。
eko
わが県の代表も、昨日愛知県の代表との試合で負けました。隣接県同士が最初の試合で当たるとは何とも言えません。
コモはイナバウアーの前に出した足先とは面白い説明でよくわかりますね。
ローマ帝国時代から保養地として有名なんですね。
国境警備隊の建物、ムッソリーニのファシスト党の本部だったと聞くと厳つい建物に見えてしまいました。
黄昏龍
専大付属松戸は残念でしたね!
常磐線沿線は今年は影が薄そうですね。
>ミラノ万博のシンボルタワーも「生命の木」
なんかよりも、ドゥオーモみたいな建築物
の方が印象深いと思うのですが・・・
月奏曲
サンド写真を見る限りそんなに大きい?と思ったけど左のカフェとの対比で大きさ納得!でか!
mori-sanpo
北海道の倶知安は、サンモリッツと姉妹都市だと聞いていましたが、コモ湖の最上流部のアルプス山脈の向こう側にサンモリッツがあることが分かりました。
コモはローマ帝国時代からの避暑地だったのですね。
ミックン
暑い夏に、さわやかな避暑地の街にみられホッとしました。コモがイナバウアーをうまく使って表現されていて、ナイスです。北イタリアの歴史ある建築物に出会え、蒸し暑い東京から一気に抜け出しコモへ行きたいです。
nobara
大浦天主堂のように見えました。
長崎の番組を見ていたせいかも知れません。
どうしても食べ物に目が行きます。
大きなサラダパン@@
珈琲のアートが♡ですか?余裕がありますね(笑)
ロシアンブルー
コモ湖は珍しい形ですね。イナバウアー成る程です。
コモ湖の名前、どこかで聞いたが・・・ミュージカルの題材だったような、すぐ忘れてしまいます(笑)
ゴシック建築すばらしいです。
長さん
専大松戸は「まれ」を見ている間に3点取られていました。岐阜城北は昨日の第2試合でしたね。
イナバウアーは荒川静香選手の活躍で知らない人がいないくらいですからね。
ファシストの家は1:2、開口部は1:√2の比率で作られているんです。
長さん
霞ヶ浦も今日の2回戦で負けてしまいましたね。
ミラノ万博は「食」をテーマにしているそうですね。あまり、重厚な建物はテーマに合わないかもね。
長さん
どーもくんですか、歯歯歯(笑)。
このサンドイッチ、結構大きいです。妻は2/3位しか食べられませんでした。
長さん
コモのあたり、国境が入り組んでいますから、あと5Kmほどでスイスですが、サンモリッツまではちょっと距離がありますね。
保養地として手が入れられてしまったので、ローマ帝国時代の遺跡は残っていないようです。
長さん
コモは夏でも夕暮れは羽成肌寒さを感じると言いますから、今の日本とはかなり気候が違います。コモ湖の形は「人」だとか「逆Y字」とか表現されますが、イナバウアーは分りやすいですよね。
長さん
ドゥオーモのファサードは中央部分がせり上がっていて、確かに大浦天主堂を連想させますね。
大きなパンと格闘していたら時間が経ってしまいました。カフェ・ラッテ、ちょっとおしゃれですね。
長さん
コモ湖など、湖水地方の湖は氷河の流れた形ですから南北に細長いのです。コモ湖はミュージカルになっていましたか。ドゥオーモの内部は後日紹介します。
なおさん
1744年頃の建物が残っているというのは、素晴らしいですよね。
のんびりしていたことが裏目にでてしまいましたか。続編が楽しみ??ですねえ。
寿々木
みっきい
ミラノ万博のシンボルタワーですか!?
イタリア館の「生命の木」高さ37mのタワーですか。
「食」をテーマですか、行けないけど…見てみたい。
マメ科の黄色い花ですが、日本のエニシダに良く似ているんですが、葉がちょっと違いました。伊ポンペイ遺跡の入り口に同じ花が咲いていました…。
ドゥオーモのファサードは素晴らしい建築です!
300年以上かかって出来上がったのですね。
スイスに近く、ここは避暑地として別荘地としてにぎわっているんですね。
コスモス
長さん
歴史が古い避暑地ですが、それだけに開発が進んで、古い建物はドゥオーモ広場の一角だけになってしまったようです。ヨーロッパは教会を数百年も作り続けるのですね。あのサグラダファミリアもいつ出来るか分らないと言いますものね。
長さん
520Kmというと東名高速道路を東京から大阪まで走る距離ですが、途中休憩しながらですから、疲れることはなかったです。その間、大きな荷物はツアーバスの中ですから。
長さん
ミラノ万博のテーマは「地球に食料を、生命にエネルギーを」だそうで、それを具現化したのが「生命の木」なのでしょう。
マメ科の黄色い花、ポンペイでご覧になりましたか。エニシダよりずっと大きな花でした。
ドゥオーモは素晴らしかったです。内部は後日、記事にします。
長さん
川のような形は氷河が流れた形に由来しているのです。イナバウアーは荒川静香さんの活躍で、日本中に知れ渡りましたね。
はるる
お昼の量は多いような気がします。
モッツァレラチーズは好きなのでおいしそうです。
そちらの方たちはこれが普通なのでしょうか。
広い湖、すてきですね。
長さん
ドゥオーモの内部は後日紹介しますね。
モッツァレラチーズのサラダを挟んだパンは大きかったです。イタリア人は概して大食漢です。夕食も多いので、大抵パスタは食べ残しました。
すーちん
どの街を訪れても立派な
建物ばかりですね~
ソンナ建物を目の前にお食事
良いですね~
長さん
数百年以上前の建物を眺めながら食事をするなんて、贅沢ですね。ここでのんびりしていたら、時間が足りなくなりました。