正門を入ってすぐ、太い遊歩道の両側に路傍植物園が続いています。路傍植物園の中程にキンミズヒキが咲いていました。
キンミズヒキ
金水引、バラ科キンミズヒキ属の多年草。花期は7~10月
北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシアに分布
母変種のシベリアキンミズヒキはヨーロッパ東部、中国に分布

名の由来は、黄色い小さな花をつける穂を金色の水引に見立てたもの
花径は1cm程度。今回は、近くに美しい花穂がなかった

飛来したのはホソヒラタアブらしい
実(そう果)の先端にある鍵状の棘で、動物や人間にくっつく(ひっつき虫)

ロープの上を、小さな蟻が花弁らしきものを運んでいた


ミズヒキ
水引、タデ科ミズヒキ属の多年草。花期は8~11月
北海道から本州、四国、九州、南西諸島まで全国各地に分布
ただし、南西諸島では絶滅危惧種。日本国外には中国、ヒマラヤに分布
低地の日当たりのよい林床や林縁、路傍等に生育する

これは水鳥の沼から武蔵野植物園に向かう途中で撮ったもの
名の由来には、花の上半分は赤、下半分は白で、これを水引に例えた
という説と、細くて長い花穂を水引に例えたという説がある
写真は、花弁が開く前に2本のしべが飛び出してきたところ

白花種はギンミズヒキ(銀水引)と言われる
ダイコンソウ
大根草、バラ科ダイコンソウ属の多年草。花期は6~8月
日本全国、中国に分布。山地のやや明るい渓谷、山道のほとりなどに生育

上のミズヒキと同じ場所で咲いていた
花径は1.5cm~2cm。雄しべと雌しべがたくさんある

多数まとまって出来る実(そう果)の先端は鍵型で、ひっつき虫になる
金水引、バラ科キンミズヒキ属の多年草。花期は7~10月
北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシアに分布
母変種のシベリアキンミズヒキはヨーロッパ東部、中国に分布
名の由来は、黄色い小さな花をつける穂を金色の水引に見立てたもの
花径は1cm程度。今回は、近くに美しい花穂がなかった
飛来したのはホソヒラタアブらしい
実(そう果)の先端にある鍵状の棘で、動物や人間にくっつく(ひっつき虫)
ロープの上を、小さな蟻が花弁らしきものを運んでいた
ミズヒキ
水引、タデ科ミズヒキ属の多年草。花期は8~11月
北海道から本州、四国、九州、南西諸島まで全国各地に分布
ただし、南西諸島では絶滅危惧種。日本国外には中国、ヒマラヤに分布
低地の日当たりのよい林床や林縁、路傍等に生育する
これは水鳥の沼から武蔵野植物園に向かう途中で撮ったもの
名の由来には、花の上半分は赤、下半分は白で、これを水引に例えた
という説と、細くて長い花穂を水引に例えたという説がある
写真は、花弁が開く前に2本のしべが飛び出してきたところ
白花種はギンミズヒキ(銀水引)と言われる
ダイコンソウ
大根草、バラ科ダイコンソウ属の多年草。花期は6~8月
日本全国、中国に分布。山地のやや明るい渓谷、山道のほとりなどに生育
上のミズヒキと同じ場所で咲いていた
花径は1.5cm~2cm。雄しべと雌しべがたくさんある
多数まとまって出来る実(そう果)の先端は鍵型で、ひっつき虫になる
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
花穂のさまも良いですが、実の形が面白く楽しいですね。
ミズヒキもいざ撮ろうとするとなかなか良い感じに撮るのがタイヘンです。AFで撮ろうとすると、ピントが前後して徒労に終わることもあり、はじめからMFで撮った方がラクですね。
ダイコンソウは葉の形をみても、これがダイコン??という気もするのですが、花は可愛らしいですね。
ダイコンソウの下にはチヂミザサも見えていますが、これの実もズボンや靴下によく引っ付いてきますね。
黄昏龍
少し涼しくなると、もう目黒辺りでも
ミズヒキが見れる季節なんですね!
今週コムラサキの実の色づきを見つけて
やや感動したのですが・・・
river
ミズヒキは斑入りミズヒキと共に庭にたくさん生えて駆除に困っています。大変繁殖力の強い植物で駆除困難の雑草です。写真には大変撮り難い花ですがうまく撮れていますね。
長さん
アブはキンミズヒキの写真を撮ろうとしていたとき偶然飛び込んできたものです。ちょっとホバリングしたときに撮りましたから、オートで1/320sと記録されていました。実ができると鍵が引っかかりやすくなるよう下を向くんですね。
ミズヒキはオートで撮りました。風がないのが幸いしました。風があるピントが合いませんね。
ダイコンソウのロゼットは花の頃には気づきませんね。チヂミザサの実もひっつき虫になりますか。
長さん
ミズヒキは咲き始めで、やっとしべが先端から見えてきたところです。もう少しすると花弁が開いた写真が撮れたんですが・・・。
コムラサキのみの色づきも1本の茎でも進み具合が異なるので、変化が分りますね。
長さん
ミズヒキは写真に撮りにくいですが、キンミズヒキの方は茎も太いし、比較的撮りやすい花です。
ミズヒキは花穂が細長いので風があるとアップで撮れませんが、今回は風がなかったので三脚を据えてマクロで撮れました。ただ、花の向きがばらばらなのは困ったものです。
nobara
中央部のオレンジの蕊?が面白いですね。
水引の蕾?と思われるのは花後の姿のような?
我が家が丁度こんな状態になりました。
蕾と直後の実がおんなじですよね~
ダイコンソウの花後も可愛らしいです。
大根の葉に見えませんよね~(*^-゚)⌒☆
みっきい
金ミズヒキはありませんが、ともに引っ付き虫になるんですね。繁殖力の強い水引です。
ダイコンソウは花も葉もあまり大根には見えませんが、どこからついた名前なのでしょうね?
根がダイコン様になるのでしょうか。
こちらも引っ付き虫になりますか…。
eko
ミズヒキは細い枝に小さな花、写真を撮るのは難しいですね。綺麗に撮れています。
ダイコンソウも引っ付き虫なんですね。
mori-sanpo
そう果は、注意して見たことがありませんが、ユニークな形をしていますね。成熟するとばらばらになって引っ付くんですね。
ミズヒキの花穂は、細くてなかなか撮る気がしませんが、きれいに撮れましたね。
長さん
キンミズヒキの実は面白い形ですね。中央の黄色いのは花柱が萎れた痕みたいです。
ミズヒキは年に1度か2度しか見ないので、知りませんでしたが、つぼみと実は同じ形ですね。花弁が開いてまた閉じるんですね。写真に撮ったのは色つやが良いからつぼみで良いでしょうか。
ダイコンソウのロゼット葉は花の頃には枯れてしまうのでしょうか。
長さん
ミズヒキは丈夫な植物でどんどん増えるそうですね。ミズヒキもキンミズヒキも、そして、ダイコンソウもみんなひっつき虫になりますね。
ダイコンソウは冬越しをするロゼット葉(根生葉)が大根の葉に似ているからというのが命名の由来です。下から2枚目の右上にダイコンソウの実が写っていますが、長い棘がひっつき虫になるのです。
長さん
今回はひっつき虫になる植物の特集でした(笑)。
キンミズヒキの実は独特な形をしており、面白いですね。
ミズヒキの花はとても小さいので、風があると上手く写せません。
長さん
キンミズヒキの花は下から上に咲き進みますね。日当たりが良い場所なら咲くスピードが速そうな気もするのですが。そう果は円錐形のものが一つずつひっつき虫になります。鈎がたくさんあるので、いくつも一緒にくっつきやすそうですね。
ミズヒキの花穂、風がないのが幸いしました。
小梨
ダイコンソウの根生葉は花時にも付いていますよ。
http://tateshina.at.webry.info/201508/article_47.html
信徳
良く撮れていますね。
寿々木
長さん
花弁のようなものを運んでいる蟻は1匹だけでした。この蟻の気まぐれ(笑)。
ダイコンソウの根生葉はずっと残っていますか。こんど確かめてみますね。
長さん
ミズヒキの花のマクロ写真、風があったら撮れなかったでしょうね。飛び出したしべが鈎状に固くなってひっつき虫になるんですね。
長さん
キンミズヒキの発芽率は高いですか。ミズヒキも同様にはびこるそうですね。
すーちん
ミズヒキ、趣が有って良いのですが
ドクダミと同じく
増え過ぎ、抜きまくってま~す
無門
働き者のアリさんたち
キリギリスの遊んでいる間
せっせと頑張っているんだよね
長さん
お宅にもミズヒキが生えてきますか。とても生命力がある植物のようですね。ドクダミは地下茎まで掘らないと根絶できませんねー。
長さん
小さな蟻がせっせと花弁みたいなものを運んでいました。こんなものを運んでいっても巣穴に入らないのにねー。
はるる
長さん
花の写真はマクロレンズがあると、細部まで確認できるので楽しいですよ。蟻の写真はそのついでです。ミズヒキのような小さい花は三脚を使って、風のない状態で撮れば、誰でも撮れますよ。ダイコンソウは黄色い蕊が魅力ですね。