今回の目的はトラノオスズカケの写真を撮ることですが、その他にも色々見てきましたので、順次ご紹介したいと思います。
トラノオスズカケ
虎の尾鈴懸、ゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草。花期は8~9月
路傍植物園を過ぎてから左折し、水鳥の沼の少し手前、
下り坂となった散策路の左側で見られます
少々盛りを過ぎていましたが、まだまだ咲き続けるようです
四国と九州の限られた地域に希に見られる。絶滅危惧種
海外では中国の南部にも分布しているそうだ
この地に、平賀源内が移植し、1932(昭和7)年に牧野富太郎
博士が発見したとされています。その後、絶滅かと思われて
いましたが、2007(平成19)年に生き残りが発見されたのです
花の長さは4~5mm、先は4つに深裂。 雄しべは2本(長い)、雌しべは1本
現在では、自然教育園が育てた苗の子孫があちこちの植物園で元気に
育っているとのこと。園内の武蔵野植物園にも移植されていました
ヤブミョウガ
藪茗荷、ツユクサ科ヤブミョウガ属の常緑多年草。花期は8~9月
東アジア(中国、朝鮮半島、台湾、日本)に分布し、日本では関東
地方以西の暖地の林縁などに自生。湿気の多い土地を好む
トラノオスズカケ発見場所の少し手前、中世豪族の館跡あたりで撮影
両性花と雄花があり、白くて長い雌しべが目立つのは両性花
既に、実(直径5mmほど)が藍紫色になっている
雄花は黄色い葯の付いた雄おしべ(6本。雌しべは1本)が目立つ
花径は8mm程度で、花弁は3枚。萼も白く 3枚
虎の尾鈴懸、ゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草。花期は8~9月
路傍植物園を過ぎてから左折し、水鳥の沼の少し手前、
下り坂となった散策路の左側で見られます
少々盛りを過ぎていましたが、まだまだ咲き続けるようです
四国と九州の限られた地域に希に見られる。絶滅危惧種
海外では中国の南部にも分布しているそうだ
この地に、平賀源内が移植し、1932(昭和7)年に牧野富太郎
博士が発見したとされています。その後、絶滅かと思われて
いましたが、2007(平成19)年に生き残りが発見されたのです
花の長さは4~5mm、先は4つに深裂。 雄しべは2本(長い)、雌しべは1本
現在では、自然教育園が育てた苗の子孫があちこちの植物園で元気に
育っているとのこと。園内の武蔵野植物園にも移植されていました
ヤブミョウガ
藪茗荷、ツユクサ科ヤブミョウガ属の常緑多年草。花期は8~9月
東アジア(中国、朝鮮半島、台湾、日本)に分布し、日本では関東
地方以西の暖地の林縁などに自生。湿気の多い土地を好む
トラノオスズカケ発見場所の少し手前、中世豪族の館跡あたりで撮影
両性花と雄花があり、白くて長い雌しべが目立つのは両性花
既に、実(直径5mmほど)が藍紫色になっている
雄花は黄色い葯の付いた雄おしべ(6本。雌しべは1本)が目立つ
花径は8mm程度で、花弁は3枚。萼も白く 3枚
(つづく)
ここで咲く花は、いつも目黒のおじいちゃんが報告して下さるのですが、ブログをお休みされてもう2ヶ月近くになります。その後、体調は回復されたでしょうか。心配しております。
この記事へのコメント
無門
絶滅危惧種
トラノオスズカケ
あの時代に平賀源内が移植でしたか
さすがに先見の明ですね
nobara
そちらの状況は目黒さんが教えて下さっていましたが。まだ復調なさってませんね。このお花の事、きっと気がかりだと思うのですが・・・
ヤブミョウガはマイパークにも群生しています。
段々に黒い実を付ける姿が面白いです。
お花もツユクサのようで可愛いですね。
長さん
ここは高松藩松平讃岐守の下屋敷だったのです。薬草に詳しい高松藩士の源内はこの敷地内に薬園をつくったそうで、その際植えられた植物の一つにトラノオスズカケがあった・・・というのが自然教育園の推理です。
寿々木
ヤブミョウガは世界遺産熊野古道の大門坂両脇に茂っていたのを思い出しました。
信徳
目黒の自然教育園は都内の三大自然植物園の一つだそうですね。珍しい植物が有りそうですね。
都内でもレンゲショウマ、シラネアオイ、クマガイソウなど有るのでしょうか?
eko
横に地を這うように伸びるようですね。虎の尾とついていても短い尾なんですね。珍しい花を有難うございます。
ヤブミョウガは花と実が一緒に見られて良いですね。
なおさん
湿性植物のあるあたりも、夏から秋にはいろいろ見どころがあり楽しいですよね。
ヤブミョウガはうちの庭にも咲いています。あまり増えると困るので、ある程度制限が必要になるほどですね。
river
ヤブミョウガは家の庭に自然に生えてきて今や我が物顔ではびこってしまい困っています。
みっきい
トラノオスズカケが咲いていると聞くと、植物園へ撮影に出かけられるというのですね!
絶滅危惧種の花の良い写真が撮れましたね。
トラノオとイメージが違いますね。
ヤブミョウガも珍しいですね、食べられないミョウガだそうですね。
mori-sanpo
何回か見てはいましたが、このような瑞々しく可愛い花が咲くとは気が付きませんでした。
おそらく、花期が終わった直後位の時期に、毎回出かけていたようです。
長さん
菊池渓谷でもトラノオスズカケが自生していましたか。具体的な自生地名を知ったのは初めてかも。
目黒のおじいちゃん、ブログを見て下さっていると良いのですが。
ヤブミョウガは昔はどこにでも生えていたんでしょうね。日比谷公園でもあちこちで見られます。
長さん
トラノオスズカケ、自生地は極めて限られるそうです。
ヤブミョウガ、日比谷公園でも繁茂していますから、昔はあちこちに生えていたのかもね。
長さん
都内三大植物園の一つですか?ここを含めるとなると、小石川植物園は入るでしょうが、もう一つはどこでしょう?神代植物公園、東京都薬用植物園、赤塚植物園と後方が続きます。
この植物園は武蔵野の自然保存が目的なので、レンゲショウマ、シラネアオイ、クマガイソウなどは展示していないようです。
長さん
トラノオスズカケはつる性で横に広がります。トラノオと付くと長い花穂が普通なんですか、これは例外ですね。
ヤブミョウガは雌花の中に既に実の原型が出来ています。
長さん
トラノオスズカケの盛りは年によって前後するようです。今年は、既に黒くなった花の残骸がたくさん見られました。新宿御苑などはヤブ蚊が多そうですが、私はここで蚊に刺されたことはないのです。
水生植物園で見た花も後日投稿したいと思います。
ヤブミョウガの若芽は食用になるそうですが、いまでは食べる人もいないのでしょうね。
長さん
この植物園は立ち入り禁止の区域がたくさんあり、トラノオスズカケはその中でひっそりと生きながらえてきたのでしょう。
ヤブミョウガは種と地下茎の両方で増えるから放っておくと大変なことになりますね。
長さん
トラノオスズカケは発見の経緯が面白いので、もう4、5回見に行っています。散策路のすぐそばで咲いているのですが、地味なので、気づかずに通り過ごしてしまう方も多いようです。虎の尾というにはちょっと気が引けますね。
長さん
トラノオスズカケはもう盛りを超えつつありました。盛りを過ぎると花色が良くなくなるようです。園内は空いていたので、三脚を使ってマクロ撮影できました。
小梨
長さん
トラノオスズカケ、今年は咲くのが早かったようで、花を探して撮りました。
目黒のおじいちゃん、ご高齢なので心配ですね。8月8日にご長男が「父は先月来体調を崩しており、しばらくお休みさせていただくようです。ご心配をおかけして申し訳ございません。快復の際はまたお付き合いさせていただきますようお願い申し上げます」との書き込みをされていました。
はるる
また見せていただいて嬉しいです。
ヤブミョウガは時期ですね。よく見かけます。
長さん
8月末から9月始めころこの自然教育園に行く目的はトラノオスズカケを撮るためなのですが、あまり早いと秋の花が咲いていないんですよ。
すーちん
トラノオスズカケ、面白い処
から花が咲くんですね~
長さん
スズカケソウの仲間はこのように葉の付け根から花序が立ち上がります。葉の付け根から咲く花は結構種類があるのですよ。