8日目(6/24) アオスタ → ラ・パリュー → エルブロンネ展望台 → ラ・パリュー → クールマイヨール → アオスタ → コーニュ(グランパラディーゾ国立公園) → アオスタ(泊) (太字が今回の記事です)
グラン・パラディーゾ国立公園のハイキングで見た花たちを紹介しています。今回はその2回目。
ハイキングコースは、ヴァルノンテ渓谷を流れる川に沿って、遡ります。
先回、書き漏らしましたが、グラン・パラディーゾとは英語でGrand Paradise、つまり「壮大な楽園」という意味です。
右手の山の斜面には滝が見えました。ノメノンという名だそうです
エキウム・ブルガレ(ムラサキ科シャゼンムラサキ属)=シベナガムラサキ
ランヌクルス・アクリス(=ミヤマキンポウゲ)の群落(アップの写真は失敗)
フィテウマ・オルビクラレ(キキョウ科タマシャジン属)
=タマシャジン、別名「悪魔の爪」
フィテウマ・オヴァトゥム?(キキョウ科タマシャジン属)
Phyteuma ovatum Honck (Phyteuma scorzonerifolium)
または、フィテウマ・ニグラム?(Phyteuma nigurum)
どちらか同定出来ないが、穂咲きのタマシャジンは珍しいと思う
穂咲き黒タマシャジンとして扱っていた業者が見つかった(こちら)
ベルベリス・ウルガリス(メギ科メギ属)
≒バーベリー、オレゴングレープ、セイヨウメギ
ベロニカ・カマエドリス(ゴマノハグサ科)=カラフトヒヨクソウ
シレネ・ルペストリス(ナデシコ科)らしいがピントが合っていない
シレネ・アカウリス(ナデシコ科マンテマ属)=苔マンテマ、苔ナデシコ
オクシトロピス・カムペストリス(マメ科オヤマノエンドウ属)
リシリゲンゲ(利尻紫雲英)の母種だそうだ
歩き始めて約30分くらい。草原に出ました
右手の奥にホテルがあるらしく、小川で子供たちが遊んでいました
CPLフィルターで小川の反射光を押さえたのですが、
ランヌクルス・アクリスの黄色がつぶれてしまった
ダクティロリザ・マクラタ(ラン科ハクサンチドリ属)
≒ウズラバハクサンチドリ(鶉葉白山千鳥)
花弁に赤い筋が入って、美しい花だ
ダクティロリザ・マクラタを撮るツアーメンバー
ランヌクルス・アクリス(=ミヤマキンポウゲ)の群落(アップの写真は失敗)
フィテウマ・オルビクラレ(キキョウ科タマシャジン属)
=タマシャジン、別名「悪魔の爪」
フィテウマ・オヴァトゥム?(キキョウ科タマシャジン属)
Phyteuma ovatum Honck (Phyteuma scorzonerifolium)
または、フィテウマ・ニグラム?(Phyteuma nigurum)
どちらか同定出来ないが、穂咲きのタマシャジンは珍しいと思う
穂咲き黒タマシャジンとして扱っていた業者が見つかった(こちら)
ベルベリス・ウルガリス(メギ科メギ属)
≒バーベリー、オレゴングレープ、セイヨウメギ
ベロニカ・カマエドリス(ゴマノハグサ科)=カラフトヒヨクソウ
シレネ・ルペストリス(ナデシコ科)らしいがピントが合っていない
シレネ・アカウリス(ナデシコ科マンテマ属)=苔マンテマ、苔ナデシコ
オクシトロピス・カムペストリス(マメ科オヤマノエンドウ属)
リシリゲンゲ(利尻紫雲英)の母種だそうだ
歩き始めて約30分くらい。草原に出ました
右手の奥にホテルがあるらしく、小川で子供たちが遊んでいました
CPLフィルターで小川の反射光を押さえたのですが、
ランヌクルス・アクリスの黄色がつぶれてしまった
ダクティロリザ・マクラタ(ラン科ハクサンチドリ属)
≒ウズラバハクサンチドリ(鶉葉白山千鳥)
花弁に赤い筋が入って、美しい花だ
ダクティロリザ・マクラタを撮るツアーメンバー
もう1回、花の紹介を続けます。
(つづく)
この記事へのコメント
river
さらにびっくりしたのはこの花を日本で栽培している方がおられるということです。ウズラバハクサンチドリも平地での栽培は難しいとされています。
みっきい
見た事もない珍しい花ばかりの私にとっては、全てが新しい可愛い花ばかりです。
長さんの初見の花がどれなのかもわかりません…。
そんなアホな人もいます(私)
草原の小川で遊ぶ子供の写真…、良いですねぇ~
ダクティロリザ・マクラタの筋の入った花を撮るツアーのメンバーさん、ほんとうに楽しそうですね!
一緒に旅をしている気分でいます、ありがとう!!
長さん
ダクティロリザ・マクラタはハクサンチドリの花弁にはっきりした赤い筋をつけたような花ですね。写真を撮った場所は細い草がたくさん生えているところで、肝心な葉を写すことを失念しました。
日本で栽培されているという方、多分、電脳中年Aさんのことだと思います。この方は、蘭についてはとても詳しい方で、ご自宅でも多くの種類を栽培しておられます。この方の作った蘭のHP(↓)は凄いですよ。蘭の名前が分らないときによくお世話になっています。
http://homepage2.nifty.com/electronic-middleman/
長さん
この日、午前と午後の2つのオプショナルツアーに参加しましたが、快晴がずっと続いててくれて、最高の観光日になりました。まさに、壮大なアルプスの山と、壮大な花の楽園を楽しみました。
今回紹介した花は、勿論日本では見たことがない花ばかりです。その中でも穂咲きのタマシャジンは珍しいと思いましたよ。
最後の写真に写ったお二人も、とても花好きな方たちと見受けました。
eko
見たことのない花ばかりです。
タマシャジン「悪魔の爪」も面白いですが、穂咲きのタマシャジンに目が釘づけです。
最後のダクティロリザ・マクラタの赤い筋が入った花も魅力的ですね。
長さん
雪を被ったグラン・パラディーゾの山々を望みながらの花散策になりました。標高1700m程度ですから、亜高山帯の花ということになります。
穂咲きのタマシャジンもウズラバハクサンチドリの仲間もこの日初めて見たものです。珍しい花ですね。
ミックン
なおさん
ホザキタマシャジンやらダクティロリザ・マクラタなどは確かに珍しく美しい花ですね。ご覧になれてなによりです。
長さん
山の景色はこの日の午前中に行ったエルブロンネ展望台に及びも付きませんが、観光最後の日も多くの花に出会えたのは最高でした。
小さな子供たち、小川で嬉しそうに遊んでいました。どこの子供も同じですね。
長さん
前回の記事でタカネシオガマに出会ったと報告しましたが、今回はウズラバハクサンチドリの仲間です。線状の赤い斑が印象的でした。
タマシャジンはこのツアーで2度目ですが、穂咲きのタマシャジンに出会ったのは良かったですよ。
mori-sanpo
悪魔の爪といわれるタマシャジンと穂咲きのタマシャジンは色も形もインパクトのある花ですね。
月奏曲
みてると羨ましくなっちゃうんだよなぁ…
長さん
車が通れるくらい幅のある道でしたが、その両側に色々な花がずっと咲いているという感じです。ウズラバハクサンチドリの仲間と共に、2種類のタマシャジンに出会えたのは収穫でした。
長さん
この小川、靴を脱いで一緒に遊びたい気分でしたよ。
ここに泊まって、この先にある高山植物園に行けたらなと思っちゃいました。
小梨
長さん
1700m程度でこれだけの花が咲いているのですから、もう少し登れば高山帯の花が咲き始めることでしょう。ここはあまり日本に紹介されていないところですから穴場です。
フィルターの効果で、川面の光の反射は押さえられて水草が写ったのですが、黄色い花ははっきりしませんね。
信徳
高山植物も色とりどりで綺麗ですね。
寿々木
長さん
群馬の新潟寄りの地域ならこんな感じの場所がありそうな気がするのですが。
長さん
タマシャジンの群生をご覧になりましたか。零れ種で増えそうですね。
nobara
お子さんたちが気楽に集ってる?こんな高山の場所があるのですね~♪こんな所に暫く滞在したいです。
長さん
シレネ・アカウリスはヒメフウロより一回り小さい花で、這い性であるため‘苔’の名がついたようです。
ヨーロッパアルプスにはタマシャジンの仲間が多く、穂咲きのものも数種類あるようで、花の写真からは同定が出来ませんでした。主に亜高山帯以上に分布するようです。
ダクティロリザ・マクラタは可愛い花でした。
近くにホテルがあるようで、そこに滞在しているご家族のようでした。こんな所に泊まって、奥にある高山植物園に行ってみたいですよ。
すーちん
ツア‐に参加された方々
高山植物に興味ある方達
でしょう、気が合いますよね
長さん
このオプショナルツアーに参加された方は高原のハイキングがお目当ての方もいらしたようですが、花好きの方も多かったようです。
ロシアンブルー
川沿いのハイキング、お天気も良く、様々の植物を見ながら良いツアーですね。
「悪魔の爪」も穂咲き黒タマシャジン一度見たい花です。
長さん
天気が良く、爽やかな風もあり、気分良くハイキングが出来ました。
タマシャジンはヨーロッパ原産なので、国内で見ることが出来るは植物園くらいでしょうか。
はるる
紫色が多いような。
草原も子供さんだけでなく、大人もきっと楽しいと思います。
長さん
日本では見ることが出来ない花が次々に登場し、楽しいハイキングでしたよ。今回ご紹介した花は青系と赤系が多かったですが、次回は黄色の珍しい花が登場します。