2015年・北イタリアの旅(その45)
8日目(6/24) アオスタ → ラ・パリュー → エルブロンネ展望台 → ラ・パリュー → クールマイヨール → アオスタ → コーニュ(グランパラディーソ国立公園) → アオスタ(泊) (太字が今回の記事です)
エルブロンネ展望台があるプンタ・エルブロンネ駅からフェレ谷を撮ったものです(ガラス越しなので映り込みがある)。写真中央に町が写っていますが、これから昼食を食べに行くクールマイヨールです。宿泊しているアオスタはフェレ谷を左奥に下っていった先にあります。左下の尾根に写っているのはトリノ小屋で、以前のロープウェイはここで乗り継いでいたそうです。
エルブロンネ展望台には1時間半ほど滞在しましたが、やはり感動の時間はそんなに長続きせず、ちょっと時間を持て余しました。
左下は、下りのゴンドラ乗り場です。右下は、ゴンドラを待つ人の荷物。長いロープを持っているので、氷河を歩いてきたようです。
11時のゴンドラでラ・パリューに下りました。写真は、ゴンドラ乗り継ぎ駅(パヴィヨン・ドゥ・モン・フレティ)に隣接している、世界一標高が高い(2173m)と言われる高山植物園です。ツアーを離脱して早めにここへ下ってきて、植物園を見学すれば良かったのですが、後の祭りです。
乗り継いだゴンドラから、シャモニーに抜ける自動車専用トンネルの入口が見えました。
クールマイヨールの町はラ・パリューのゴンドラ乗り場から10分ほど。標高は1224mで、雪を被った山々が見渡せる風光明媚な町です。
町のシンボルは、上の写真の街灯の左下に見えるデンテ・デル・ジガンテ(巨人の歯、4014m)とロシュフォール稜(4001m)だそうです(モンブランは見えません)。
昼食のレストランの位置を確認し、添乗員に続いて、町の中を少々散策しました。
教会前に広場があってテラスのようになっており、家並みが見渡せます。
広場に面してアルプス博物館兼ガイド協会の建物があり、その向かい側が時計塔を兼ねた鐘楼を持つ教会です。
教会内部の写真です。小さいながらもフレスコ画も描かれており、歴史を感じます。
昼食は「Ristorante La Terrazza」という店でした(HPはこちら)。左下は食事後に撮影。
前菜はラザニア、メインは肉料理でした(何の肉だったか失念)。デザートはアップルパイだったかな。
町で見かけた花です。
ポテンティラ・フルティコサ(バラ科キジムシロ属)。キンロバイ(金露梅)の基本種。白花も見つかった。
左下、ヴィキア・クラッカ(マメ科ソラマメ属)=クサフジ
右下、シモツケ(バラ科シモツケ属)だと思う(洋種シモツケとは違う)
13時45分ころアオスタのホテルに戻り、午後のオプショナルツアーに参加しました。
午後のオプショナルツアーの報告・その1はすでに投稿済みなので、その2からになります。
(つづく)
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この記事へのコメント
すーちん
何しろお天気良さそうですね
真っ青な空
2000m以上に在る
高山植物園凄いですね~
みっきい
白いアルプスの山脈が見える町はしっとりしていますね。
塔楼を持つ教会はフレスコ画も備えた立派な教会内部ですね。きちんと撮影されていて、小さい画面が大きくなって歴史を感じる荘厳さです。
エーデルワイスの寄せ植えが可愛いです。
river
長さん
この日は一日中快晴で、絶好のツアー日和になりました。
この高山植物園、後で「地球の歩き方」を読み返したらちゃんと載っていました。リサーチ不足で、失敗です。
長さん
クールマイヨールは雪を被った4000m級の山が連なる麓の町で、多くの山岳ガイドが住んでいるそうです。
教会の外観は質素でしたが、内部はなかなか立派なものでした。
町中に花があふれ、観光客を楽しませてくれましたよ。
長さん
この植物園は「サウッスレア高山植物園」です。世界中の山々からも集められた非常に珍しい高山植物などが900種類以上も集められていると言います。植物園のエリアは写真の右の方にも広がっています。
「パラディシア高山植物園」については次回の記事でご案内します。
ロシアンブルー
展望台から見る景色は、抜けるような青空と白い岩肌の岩峰を見ることができ、ワクワクしますね。
高山植物園は残念でしたね。
nobara
静かないい感じですね~
山岳ガイドさんの待機なさってる場所なのですね。
キンロバイの白花(ギンロバイ)を横谷の宿で見た事あります。
高山植物もたくさんあるのでしょうね~(*^-゚)⌒☆
お花もお・も・て・な・し・なんでしょうね。
無門
こんなにたたいところの植物園
冬は雪に埋もれてしまうのかな
なおさん
キンロバイは高校生の時に登った北岳で見ました。やはり自生のは良いですよね。以前うちでも育てたことがあります。挿し木が割と容易ですね。白いギンロバイというのも良いですね。
mori-sanpo
ロックガーデンのような、世界一高い所の高山植物園に立ち寄ることができなくで残念でしたね。
月奏曲
なんというか…建物の線というか面というかが日本人と発想違うので綺麗に見えるのですが…まぁあちらの方は日本の木造建築に美を感じるそうなのである意味見慣れていないので【隣の芝生は青い】状態なのかもしれません。
長々と書いてますが実際はいつも通り食べ物の写真に首ったけです。
長さん
1枚目の写真は展望台の下の室内から撮ったもので、実際の感動が伝わりません。もしかすると、23日の1回目の記事(http://kobacho-niwaijiri.at.webry.info/201508/article_24.html)をご覧いただけていないのではないでしょうか。高山植物園は降りてくるときに気づいたので、残念でした。
長さん
丁度昼時だったせいか、町に人通りがあまりなく、静かなたたずまいでした。花も目立ったので、町の人たちのもてなしなんでしょうね。
山岳ガイドも遭難することがあるらしく、教会の写真の左手前にある十字架は慰霊碑のようでした。
長さん
この植物園の標高は2173mですから、冬は雪の下でしょう。多分、開園期間は初夏から初秋だと思います。
小梨
可愛い協会ですね。カトリックっぽくない感じ。
長さん
高山植物園を見る時間は取れたのです。私の情報収集不足でした。
キンロバイやシモツケは植栽されたもののようでしたが、町には大きなプランターも置かれていて、花が目立ちました。
北だけで自生のキンロバイをご覧になりましたか。高校生のころから花に興味がおありだったのですね。
長さん
23日の2本の記事(写真と動画)をご覧頂いたと思いますが、最高の体験が出来ましたよ。植物園を見逃しましたので、妻はもう1度行ってみたいなんて言っていますが、これだけの天気に恵まれることはないかも知れませんね。
長さん
この教会、外観はとても質素でしょう。内部は歴史を感じますが、もしかするとイタリアの教会形式としては新しい方なのかも知れません。
ラザニアが以外といけました。肉はローストポークだったような。
長さん
ゴンドラで下ってきたときに植物園に気がつきました。登るときに見えていれば添乗員に許可をもらって降りてきたんですけどねー。
この教会、もしかすると新しいのかも知れません。
eko
植物園に気づかれるのが遅かったですか?う~ん、残念です。
クールマイヨールはほんとに風光明媚ですね。町にも花が溢れて、白い山との対比で華やかに見えます(街灯の下の写真)
エーデルワイスの寄せ植え、良いですね♪
寿々木
信徳
それにしても天気が良かったので天気のファクターだけは問題なかったようですね。
長さん
アルプスの絶景を眺めた上に、植物園の見学が出来たら思い残すことはなかったでしょう。ちょっと残念でした。
クールマイヨールの風景、ここも良いですね。観光客は素通りしてしまうような町ですが、花がたくさん植えられていて、住民の暖かさを感じます。
長さん
北イタリアはここぞという所にはロープウェイやケーブルカーがあって、労せずして高いところに登れるのが良いですね。
この教会、高い窓から日が入ってきて、ISO調整など必要ないくらいでしたよ。
長さん
事前にガイドブック「地球の歩き方」を隅々まで読んでいればこの植物園の存在に気づいたのでしょうが、下山途中ではいかんともなりません。ただ、旅行会社には植物園を組み込むよう提案しておきました。
はるる
教会の内部はどこもそうですが、古いものが多いので見応えありますね。
長さん
植物園の存在については、当方のリサーチ不足というか、「地球の歩き方」を事前によく読めば分ったことだったのですよ。事前に知っておればツアー離脱が出来たんですがねー。
教会の内部は必ず見学するようにしています。
りりい
私も行く前に一通り読んでいくのですが、頭に残っていなくて・・・。
現地で読み返すと少しは真実実もあって、少し覚わるような気がします。帰ってからだと、さらに記憶と記事とが合体して、だんだん理解できるようになります。それでは遅いのですが。
エーデルワイスの寄せ植えの写真、カラフルで本当に綺麗です。
長さん
ここの植物園のことは頭の片隅にあったのですが、この日の午後に行くハイキングコースの奥にある植物園の方と混同していたようです。一度ガイドブックを読んだくらいでは、ボリュームがあるので忘れてしまいます。歳なんですね。