感動のエルブロンネ展望台(モンブランに、マッターホルンも)・・・北イタリア旅行8日目①

2015年・北イタリアの旅(その43)
 8日目(6/24) アオスタラ・パリュー → エルブロンネ展望台ラ・パリュークールマイヨールアオスタコーニュ(グランパラディーソ国立公園)アオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)

 ツアー8日目の朝は雲ひとつない快晴。この日は自由行動日ですが、私たちはロープウェイに乗ってモンテ・ビアンコ(モンブラン)を見に行くオプショナルツアーに参加しますので、期待が高まります。
 8時15分に出発したツアーバスは、フェレ谷を遡り、昨日訪れたラ・パリューのロープウェイ乗り場に向かいました。右下は、バスの車窓から見たモンテ・ビアンコ方面。快晴が続いています。
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 9時頃ロープウェイ「skyway」、HPはこちら)乗り場(標高1300m)に到着しました。前日とは比べものにならない風景です。
 写真、中央やや左手の尖った山はエギーレ・ノイル(Aiguille Noire de Peuterey、3773m)。その右は、モンテ・ビアンコ・ディ・クールマイヨール(4765m)。その右隣、白い山がモンテ・ビアンコ(4810m)です(モンテ・ビアンコ・ディ・クールマイヨールより低く見えますが・・・)。
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 上の写真の手前に植え込まれていた高山植物です。

センペルビブム・アラクノイデウム
ベンケイソウ科センペルビブム属。ピレネー山脈~アルプスに分布
和名:クモノスバンダイソウ(蜘蛛の巣万代草)
別名:マキギヌ(巻絹)、キヌマキソウ(絹巻草)
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 9時15分発のロープウェイ(「skyway」)に乗り込みます。ゴンドラは80人乗り。面白いことに、出発すると360度回転するので、どこに乗っても展望が良いのです。
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 途中、パヴィヨン・ドゥ・モン・フレティ(2173m)で、ゴンドラを乗り継ぎます。右下は、乗り継ぎ駅の全景(「skyway」のパンフから)。
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 左下は、プンタ・エルブロンネ駅(3466m)です。ラ・パリューから約15分で到着しました。右下の写真は、「skyway」のパンフから。この建物はフランスとの国境に建てられており、屋上が、エルブロンネ展望台になっています。
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 早速、展望台に上がってみます。さすがに寒いですが、360度、感動の風景が広がります。

 写真下、中央の白い山がモンテ・ビアンコ(モンブラン、4810m=ヨーロッパアルプス最高峰)、その左隣がモンテ・ビアンコ・ディ・クールマイヨール(4765m)、更に左手、ちょっと下がってエギーレ・ブランシェ(4108m)。モンブランの右手、尖った山はモン・マウディ(Mont Maudit、4468m)。右端はMont Blanc du Tacul(4248m)。
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 モンテ・ビアンコ(モンブラン)とは反対側の写真です(2枚上の写真を撮った展望台の下の階にある展望台で撮影)。左手の尖った山は、「巨人の歯」と呼ばれるデンテ・デル・ジガンテ(4014m)。その右にロシュフォール稜(4001m)が続く。
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 上の写真で、右手遠方に尖った山が見えるでしょうか。下は、ズームして、少しトリミングした写真ですが、中央やや左手がモンテ・チェルビーノ(マッターホルン、4478m)、右手の連山はモンテ・ローザ(4634m)です。直線距離で70Kmほどでしょうか。左手前の稜線からわずかに見える山がグラン・ジョラス(4206m)らしい。
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 モンテ・ローザの更に右手(南東側)の写真です。イタリアの3000m級の山々が見えます。
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 展望台の北側の写真です。中央に少し尖った山が見えますが、ここがフランス領のエイギーユ・ドゥ・ミディ展望台(3842m)で、エルブロンネ展望台とはロープウェイで結ばれています。エイギーユ・ドゥ・ミディの奥にロープウェイで下ると、シャモニーに至ります。「白い谷」と呼ばれるヴァレ・ブランシェ氷河を登る人たちが見えます。
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 展望台の下には、レストラン、カフェ、モンブラン山塊で産出する鉱物の博物館などがありました。水晶なども産出するようです(右下)。
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 続いて、別記事で、360度のパノラマを動画で投稿しています。
 (つづく)