長野旅行3日目、7月24日です。
入笠すずらん山野草公園を下りきった辺りに八ヶ岳展望台が作られており、「恋人の聖地」として認定(「恋人の聖地プロジェクト」による)されています。この日は曇り、八ヶ岳の山並みは雲の中でした。
入笠すずらん山野草公園で見た花の続きです。
説明は、富士見町発行の「散策ガイドBOOK」によります。
ヤマハハコ
山母子。キク科ヤマハハコ属の多年草。花期:8月上旬。山地の日当たりの良い場所に生える。葉は長さ6~9cmでやや厚めで脈が3本ある。茎の上部に球状の白い小さな花を複数咲かせる。冠毛がほおけ立つ(穂穂ける・羽毛立つ)ことから「ホウゴグサ」とも呼ばれたのが変化して母子草となったらしい。母子草は黄色い花。野薊。キク科アザミ属の多年草。花期:7月上旬。山地の草地に生える。淡紫色で大型の花をつける。花の先端が粘着する(似た花にノハラアザミがあるがこちらは粘着しない)。
野原薊。キク科アザミ属の多年草。花期:7月上旬。山地の草地に生える。淡紫色で大型の花をつける。ノアザミに似るが花の先端が粘着しない。
松虫草。マツムシソウ科マツムシソウ属の2年草。花期:8月上旬。山地の乾いた草地に生える。茎の先端に薄紫の花を咲かせる。花が咲き終わった後に残る坊主頭状の花托の形が、歌舞伎の呼び出しに使われる「松虫鉦(まつむしかね)」に似ているからとか、「松虫」が鳴くころ咲くからと言うことから名付けられた。
鵯花。キク科ヒヨドリバナ属の多年草。花期:7月上旬。山地の草地に生える。白色または薄紫色の花を咲かせる。ヨツバヒヨドリに似るが、ヒヨドリバナの葉は対生している。ヒヨドリが鳴くころ咲くので名付けられた。
四つ葉鵯。キク科ヒヨドリバナ属の多年草。花期:7月上旬。山地の草地に生える。白色または薄紫色の花を咲かせる。茎は分枝しない。ヒヨドリバナの変種で、葉が3~4枚輪生(茎に数枚の葉が集まって付くこと)している。ヒヨドリが鳴くころ咲くので名付けられた。
浅葱斑は、チョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科に分類されるチョウの1種。翅の模様が鮮やかな大型のチョウで、長距離を移動する。成虫の前翅長は5~6cmほど。翅の内側が白っぽく、黒い翅脈が走る。この白っぽい部分は厳密には半透明の水色で、鱗粉が少ない。アゲハチョウ科の様に細かく羽ばたかずにふわふわと飛翔し、また、人をあまり恐れずよく目にするため人気が高い。夏から秋にかけてはフジバカマ、ヒヨドリバナ、アザミなどのキク科植物の花によく集まり、吸蜜する姿が見られる。(Wikipediaより)
シモツケ(バラ科) ユウスゲ(ススキノキ科)
13時50分ころゴンドラに乗って、駐車場まで下りました。
ゴンドラの下をMTBが走り抜けていきます。右下は、MTBと共にゴンドラで昇ってくる人。
駐車場の手前、レストラン付近で見た花です。
八重咲きのアジサイ? 葉が細いが、何と言う品種だろう?
→ アジサイ‘富士の滝’だそうです。riverさん、感謝。
左下、キンミズヒキ(金水引、バラ科キンミズヒキ属)
右下、ニッコウキスゲ(日光黄菅、ススキノキ科ワスレグサ属)
(長野旅行の報告を終わります)
この記事へのコメント
ポン太
長さん
7月末だとノアザミとノハラアザミがメインです。見分けは花の下に葉があるかどうかなので、簡単ですよ。
みっきい
ヨツバヒヨドリに止まるアサギマダラの写真は印象的です。
長野県霧ヶ峰にある「八島ヶ原湿原」から車山、富士見パノラマリゾートと一番花のきれいな時期でしたね。ちょっとお天気は悪かったようですが、ステキなお花をいっぱい見せていただきました。お友達ご夫婦との旅はステキでしたね!!
楽しく見せていただきました。
きゃべつ畑
なつかしいです。
初め、友達の部屋で、
ドライフラワーになっていたのを、
もらって、
長野かな?
山道で、みつけて、
雑草?ということで、
摘んできてしまいました。
何十年も前の思い出です。
それから、みかけることなく
忘れてました。
river
無門
虫の名前や
鳥の名前が付いた草花
分かりやすくていいですね
なおさん
アサギマダラは渡りをするチョウで有名ですね。赤城自然園でマーキングに参加したことがありますが、フジバカマなどはフェロモンの効果なのか、ことに好むようですね。
ユウスゲも咲き出していましたか。いいですねえ。山で見てみたいものです。
信徳
フジバカマ、ヨツバヒヨドリに多いようですが今年はマルバダケブキに多く見られました。
9月頃赤城自然園に行きマーキングを経験してこようと思っています。
mori-sanpo
数年前までは、フジバカマの咲く時期に何度か見たことがありますが、去年は見る機会がありませんでした。
今年は、フジバカマの咲く時期に見たいと思っています。
長さん
マツムシソウ、お好きですか。たくさん咲いていましたよ。
アサギマダラ、数頭でしたが、ふわりふわりと飛んで、蜜を吸っていました。
天気の悪い2日目は諏訪湖周辺の観光になりましたが、富士見パノラマリゾートで花をたくさん見ることが出来て良かったです。
長さん
ヤマハハコはドライフラワーにしやすい花ですね。種でも、地下茎でも増え、群落を作りやすい草ですから、ちょっと摘んできても全く問題ありません。
長さん
アジサイ‘富士の滝’ですね。ネット画像で確認しました。ありがとうございました。カシワバアジサイみたいは花が咲くので面白いなと思って投稿したんですよ。ここはレストラン裏手にある階段脇の植栽です。ヤマアジサイの‘紅’も隣に植えてありました。
長さん
昔の人は植物のみならず、虫や鳥にも親しみを抱いていたようで、植物の名前にも虫や鳥に関連づけたものがたくさんありますよね。
長さん
「恋人の聖地プロジェクト」なんてのがあるのを初めて知りました。観光需要開発には若者の興味を示しそうなネーミングも重要な要素なんでしょうね。
アサギマダラは秋になると沖縄や、更には台湾にまで渡りをするようですね。北アメリカにはアサギマダラの2倍以上渡りをするオオカバマダラという蝶がいるそうですね。
長さん
数頭のアサギマダラに出会いました。あまり羽ばたかないので、写真に撮りやすい蝶ですね。好物はヒヨドリバナやフジバカマなどのキク科の花だそうで、マルバダケブキもキク科ですね。南に移動するのは9月以降なんですね。
長さん
ボランティアガイドの方からアサギマダラを見ることが出来ると聞いていたのですが、ここでやっと出会えました。市川辺りでもご覧になったことがおありですか。こちらでは見たことがないです。もっともフジバカマがたくさん咲いているところが無い(笑)。
nobara
私も何頭も見て興奮しましたよ。
ユウスゲもいい状態で見られましたね。
何時ごろだったのかしら?いい色ですよね。
阿蘇で見たユウスゲ、思い出しました。
ノアザミのミヤマセセリだと思います。
スズラン公園はいっぱい植えこんでありましたね。
小梨
アサギマダラのオスはメスを誘うため匂いをヒヨドリバナの仲間の蜜から作るんだそうです。
長さん
アサギマダラは数頭見かけました。ふわりふわりと飛ぶので写真に撮りやすいかと思うとさにあらず、高速連写しても4枚の全て見える写真は撮れませんでした。
ユウスゲは良い状態の花がありましたよ。
ノアザミに止った蝶、後翅の黄色い三角形の模様が特徴なんですが、ミヤマセセリのネット画像にこういうのが無いのです。
長さん
撮った写真を見返すと、ノハラアザミの方が少なかったのです。ノアザミの方は多いのですが、萼が写っている写真で良いものが無かった。
へー、アサギマダラは雌を誘う匂いをヒヨドリバナの蜜から作るのですか。
eko
アサギマダラに会えましたね。
一度だけ伊吹山で見たことがあります。渡りをする綺麗な蝶ですね。
マツムシソウ、綺麗に咲いていますね。今年は早かったのか伊吹山ではもう終わって見ることが出来ませんでした。
仲良しご夫婦との長野の旅、お天気は今一でも良い旅でしたね。たくさんの花楽しませて頂きました。
寿々木
長さん
晴れ間は出てきたんですが、山からは雲が消えませんでした。
アサギマダラの好きなヒヨドリバナやフジバカマが伊吹山には少ないのでしょうか。
気軽に付き合ってくれるご家族がいてくれるのは助かります。
長さん
ここを訪れてからそろそろ一ヶ月、もう秋の花がたくさん咲いていることでしょうね。
すーちん
ユウスゲは皇居にも咲いて
居るとか、軽井沢に株分け
したとか聞きました
長さん
日刊軽井沢新聞によると、「天皇陛下と美智子妃殿下が皇居で育てたユウスゲの種を、軽井沢植物園に寄贈され、その種から育てた苗を毎年無料配布している」とのことでした。
はるる
アサギマダラよかったですね。
私もどこかで会ってみたいです。
昆虫も生きやすい自然いっぱいの環境ですね。
ロシアンブルー
花に吸蜜にくる昆虫類も素敵な写真に撮れてますね。
アサギマダラ、美ヶ原だったと思いますが、マーキングに参加した記憶があります。 行方が気になりましたが、かなりの超飛行をするようですね。
長さん
美しい花を咲かせる多くの植物は、昆虫などと共生するからこそ、共に子孫を残すことがで来るのです。植物も昆虫も生きながらえる環境を大切にしていきたいですね。
長さん
アサギマダラのマーキング参加されましたか。翅を痛めないように捕獲して、細い油性ペンで日付や記号を書くそうですね。日本から遙か台湾まで渡りをするものもいるそうですよ。
藍上雄
アサギマダラ良いですね。北海道でも観察例が有るのですが実物まだ見た事が有りません。
長さん
シタバガの一種ですか。調べてみたら、シタバガの仲間は膨大ですね。変種も多いようです。画像では同じようなものは発見できませんでしたが、ミヤマキシタバなんかが誓いように思われました。
アサギマダラは北海道まで渡るんですか、ビックリ。