7日目(6/23) アオスタ → ラーゴ・ブルー → チェルビニア → ラ・パリュー → アオスタ(泊) (太字が今回の記事です)
ツアーバスはチェルビニアの町を13時45分ころ出発、アオスタ(写真、左下)まで同じ道を戻り、更にイタリアの北西端に位置するラ・パリューに向かいました。ラ・パリューはアオスタから40Kmほど。クールマイヨールの先にあるモンブラントンネルの入口付近です。
右下の写真は、高速道路の表示板です(モンテ・ビアンコというイタリア語の下に、モンブランとフランス語でも表示されている。モンテ・ビアンコもモンブランも、白い山という意)。
15時20分ころ、ラ・パリューのロープウェイ乗り場に到着しました(標高1300m)。ドーム型の近代的な建物です。
このロープウェイは今年5月31日に運行を開始し、私たちが到着した6月23日に開通の式典が行われたそうです。ロープウェイを乗り継ぐと、モンテ・ビアンコが間近に見える展望台を経由して、1時間40分でフランスのシャモニーに至ります。
ロープウェイ乗り場の左手、下の写真の中央やや右上にモンテ・ビアンコ(モンブラン、標高4810m)が見えると言いますが、ここでも雲に阻まれました。
モンテ・ビアンコに続く、雪を被った山容がわずかに見えます。
ロープウェイ乗り場に掲示してあった鳥瞰図です。左下の赤い吹き出しの先が現在地、右端がシャモニーです。
次の日のオプショナルツアーでは、鳥瞰図の中央・赤い吹き出しの先にある展望台まで行く予定です。
新ロープウェイ乗り場の向かい側にもロープウェイ乗り場がある。これはスキー場に行くものらしい。
左下、夕方のニュースの録画撮りでしょうか、テレビクルーが来ていました。右下は、パラボラアンテナをつけた中継車。
ロープウェイ駅の屋根と、下ってきたゴンドラです。ゴンドラに赤い服を着た人が乗っていますが、アオスタの救急隊員でした。新ロープウェイが出来たので、訓練出動したのでしょう。
ゴンドラの後ろに道路が写っていますが、左手に行くとモンブラントンネルを抜けてシャモニーに至ります。
最後にもう1枚。モンテ・ビアンコは明日に期待しましょう。
15時50分、アオスタに戻るべく、出発しました。
(つづく)
次回は、入笠すずらん山野草公園で見た花の続きです(北イタリア旅行記と交互に投稿しています)。
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10年前のアルペンローゼ
先日、ラーゴ・ブルーでアルプスの三大名花のうち、アルペンローゼを見たと投稿したところ、寿々木さんから「スイスのクライネシャイデックから登山電車に乗ると車窓から群生が見えます」とのコメントを頂きました。
それで、10年前のスイス旅行の写真を調べてみたところ、アルペンローゼの写真が発見できました。
クライネシャイデックからツアーを一時離脱し、10数人でアルピグレンまでハイキングしたときのものですが、当時は花に興味がなく、たまたまたくさん咲いていた赤い花を撮ったのでした。
この記事へのコメント
みっきい
1枚目の雲はすじ雲でしょうか?
モンブランの山頂には白い雲が!お邪魔して…。
氷河があるんですね!ヨーロッパのアルプスですものね。
すぐにフランス。10年前のスイスでのアルペンローゼの花の写真が出てきました!!すばらしい!!
nobara
いつでも雪が残っているのでしょうね。
ドームでも変わった?形なんですね。
オオキンケイギクの羽状複葉の根生葉に似てます。
高山性の矮性なモノがあるのでしょうか・・
10年前のアルペンローゼのお花がすぐに取り出せる?さすが長さん。素晴らしいですよ~!
river
私がスイスのユングフラウヨッホを訪れたのは1998年10月1日でしたから山野草の季節はすでに終わっていましたのでアルペンローゼも見られませんでした。
無門
スキー小僧にとって
垂涎の地ですね
晴れもあり曇りもあり
でも
やっぱり素晴らしい山容を
見たかったですね
長さん
決められた日程のツアーですから、天気はどうにもなりませんね。モンブランの頂上は雲に隠れていました。もしかすると雪が降っていたかも。
1枚目のすじ雲は2本の飛行機雲が広がったものです。
デジカメになってからのデーターは、殆どの元画像を増設したハードディスクに記録してあります。今回、それが役立ちました。
長さん
マッターホルンはスイス側とイタリア側では違う意味でしたが、モンブランは同じ意味でした。山頂付近は緩やかで万年雪に覆われているからでしょう。
この駅舎、正確には何て言うんでしょうね。
黄色い花、確かにオオキンケイギクの葉に似ていますね。北アメリカ原産の花をわざわざヨーロッパアルプスに向かうロープウェイの前に植えるかという疑問が残ります。
昔の画像データ、殆ど外付けハードディスクに保存してあります。2テラバイトを超えたのでそろそろDVDに焼くとか、処分方法を考えないと。
信徳
10年前、花に興味が無くてもチャンとアルペンローゼを撮っているのは何か察するところが有ったのでしょう。
長さん
モンブランの国境線は1861年にトリノで開かれた会議で山頂を通るとされたのが双方の公式見解になっているようですが、そもそもの問題はナポレオンが領地としてしまったことに発するそうです。
ユングフラウヨッホには10月始めに行かれましたか。それでは花は望めませんね。
長さん
新ロープウェイの向かい側にあるロープウェイで登ると大きなスキー場になっているそうですが、こちらのロープウェイに乗って長距離のスキーを楽しむことも出来るようです。
翌日も来る予定ですから、晴を期待して、帰りましたよ。
長さん
この地やアオスタを含むヴァッレ・ダオスタ自治州の公用語はイタリア語とフランス語だそうです。ドイツはちょっと遠いのですね。
10年前、アルペンローゼとは知らずに撮りました。妻の記念写真を撮ったときに、足下にたくさん咲いていたんですよ。
なおさん
雲で隠れてしまっていますが、翌日はどうでしょうね。
エーデルワイスの花もこれだけ集まると見事ですね。素晴らしいものです。
月奏曲
スイス行ったときに見た記憶はあるのですがあまり定かではなく…なぜだろう?
ロープウェイとかゴンドラの乗継が楽しかったりソーセージがおいしかったりビールがおいしかったりの記憶が…当時まだ若かったからなぁw
長さん
ケーキのモンブラン、生クリームがとぐろを巻いているやつですね(笑)。何故か白い生クリームじゃなく、茶の栗色が本場フランスのものですが、日本では甘露煮の栗を使うので、クリーム色ですね。
翌日のモンブラン、2日後までお待ち下さい(笑)。
エーデルワイス、自生じゃなく、新ロープウェイ改行と共に、植えたものらしいです。
長さん
モンブラン、栗が入って(乗っているのもありますが)美味しいですよね。このロープウェイを乗り継ぐとフランスのシャモニーに行けますが、イタリア側からロープウェイとゴンドラを乗り継いでスイスに行ったとすると、ここじゃないかもね。
mori-sanpo
現役時代に、マイスターシュテックというモンブランのボールペンを買いましたが、軸の先端に白い星形のマークが入っています。
星形の白いマークはモンブランそのものなんですね。
eko
エーデルワイスの群生見事ですね。
10年前のアルペンローゼも見事に咲いていますね。
ロシアンブルー
モンテ・ビアンコは中々姿を見せてくれませんね。
翌日、見られるか楽しみです。
四千メートルともなると氷河が流れるんですね~、驚きました。
長さん
マイスターシュテックに買収されてしまいましたが、キャップに、モンブランの頂上のイメージとされる白い星がついた筆記具は有名ですね。初のヨーロッパ旅行の際、モンブランとペリカンの万年筆を買ってきた記憶があります。
長さん
モンブランは雲に隠れてしまいました。次の日に頂上が見えたかどうか、2日後に報告します。
10年前に撮ったアルペンローゼですが、ハイキングの際、斜面にびっしりと咲いていました。
長さん
次の日にモンブランが見えたかどうか、21日に投稿しますので、少々お待ち下さい。
4000m以上もあると、夏でも雪が降ることがあり、分厚い氷河が流れ下っていました。
小梨
長さん
以前のロープウェイは小さいものだったそうで、悪天候の場合は運休となっていたようですね。特に、エルブロンネ展望台からフランス側に行くロープウェイは風が吹いても運休だったと聞いています。
寿々木
すーちん
モンブラン、大分雪が
残ってますね
然し、毎回克明に記録
残されて、只々感心です
黄昏龍
一番驚いたのは景色や花よりも
貴殿の整理能力の高さです。
当分呆けは心配無しだなと断言
出来ると思いました。笑い
長さん
アイガーグレッチャー駅からクライネシャイディックまでだと。結構距離がありそうですね。
私たちはクライネシャイデックからグリンデルワルド方向へ2駅分(だったかな)下っただけですからとても楽なハイキングでした。
長さん
写真をたくさん撮っておくと、記憶が蘇ってくるものです。分らなければガイドブックを読み直しますし、ネット検索をすると更に細かいことも分ってきます。
長さん
整理だけは自信があります。旅行記ですから、自分の記録と同時に、見てくれる人にも分るように記述することを念頭に置いています。
そうですね、まだボケる歳ではなさそうです。
はるる
氷河ですか。すごいですね。
昔の写真で大発見ですか。興味がなくても撮ってきたのは偉いと思います。きれいですね。
長さん
上空はかなり風が強いようで、夏雲の動きが速かったです。
スイスアルプスの花がたくさん咲いていたような記憶があります。今から思うと勿体ないことをしましたよ。
りりい
20歳前後の頃は、山の本に夢中で、深田久弥氏の「日本百名山」に始まり、いろいろな随筆、小説等読んでいました。そのころ「世界百名山」が出版され、重いのを我慢しながら、空想の翼を広げていました。当時の山の名前が次々とブログに登場するので、あ~写真で見ると、こんな山だったんだ!と昔を振り返りつつ楽しませていただいています。
長さん
マッターホルンに続いて、モンブランも雲に隠れていました。
ヨーロッパの山はかなり高いところまでロープウェイなどで登れるので、最近の登山事情はかなり良くなったようですね。