7日目(6/23) アオスタ → ラーゴ・ブルー → チェルビニア → ラ・パリュー → アオスタ(泊) (太字が今回の記事です)
11時ちょっと前、チェルビニアの町(標高2050m)に到着しました。
ラーゴ・ブルーでは、モンテ・チェルビーノ(=マッターホルン)の全容を見ることが出来ませんでしたが、晴れ間が増しているので、チェルビニアでは頂上まで見えてくるかも知れません。
チェルビニアの町からモンテ・チェルビーノの頂上(4477m)迄は直線距離で約5Km。本当に間近に見えます。
教会の前の小さな公園で、一瞬だけ頂上らしき部分がみえました。
左下は、小さな公園にあった、モンテ・チェルビーノ登頂150周年を記念したモニュメントですが、晴れていればこんな形に見えます。右下は、スイスのツェルマットから見たマッターホルン(05年7月撮影)ですが、イタリア側から見る形とはかなり違います。

モンテ・チェルビーノは「魔の白いピラミッド」と呼ばれ、アルプス山脈の中で最後に征服された山です。
去る8月11日、日本人2名が悪天候と滑落のため亡くなったと報道されました。また、7日には45年前に遭難した日本人2名の遺体が確認されたと報道されました。
ちなみに、モンテ・チェルビーノを直訳すると「鹿の角の山」だそうです。
雲が切れるのを待つツアー参加の皆さん。
なかなか雲が切れないので、もう少し先に移動しました。左手にはホテル群が並び、川を挟んで右手はスキー場になっています。
しかし、モンテ・チェルビーノの姿は好転はしませんでした。
ここからフリータイムです。2枚上の写真の右手、少し高いところに登ってみました。
モンテ・チェルビーノとチェルビニアの町です(3枚を合成)。
チェルビニアの町並みと、150周年のイルミネーションを飾り付けたホテルです。
チェルビニアの町で見た花です。
左下、エーデルワイス(キク科)とストレプトカーパス(イワタバコ科)
右下、スカシユリ(ユリ科)
フウロソウの仲間(フウロソウ科)
左下、セイヨウオダマキ(キンポウゲ科)
右下、ケンタウレア・モンタナ(キク科)
小さな公園に再集合して、レストランに向かいました。

食事が始まるというのに、店内で傘を差すちょっと変わった男性。著しく雰囲気を壊すので、止めてもらいました。
食事が終わると、天気は悪くなっており、モンテ・チェルビーノの山頂に掛かった雲は厚くなりました。
残念ながら、13時45分頃、次の目的地に向かいました。
(つづく)
次回は、入笠山スズラン山野草公園で見た花を投稿します(北イタリア旅行記と交互に投稿しています)。
この記事へのコメント
GG
青い空にそびえる山々も最高です。
nobara
でもこれでもなかなかのモノだと思います。
岩壁を見ると制覇したくなる娘夫婦。
絶対にそこには挑戦して欲しくないです。
休みというとボルダリングしています((+_+))
そのヤマオダマキ、セイヨウオダマキのような鮮やかさですね。
何ゆえの?傘だったのでしょう。
おかしな人がいるものですね~
同じツアーの人でしたか?
長さん
マッターホルンの山頂(多分間違いないと思います)が数秒だけ見えました。まだ6月、天候が安定しない時期だから、これで良しとしなければならないでしょう。
長さん
スイス側からの上昇気流で、次々に雲が湧いてきて、切れそうで切れなかったのです。でも頂上がちょっとだけ見えたので、ここまで来た甲斐があったというものです。マッターホルンはイタリア側から登る方が難しいそうです。
スミマセン、セイヨウオダマキの間違いです。
この男性、レストランのテラス席で日に焼けたくなかったのでしょうか?ツアーに一人参加した方ですが、不可思議な行動が目立った方でした。
信徳
モンテ・チェルビーノ(スイス名でマッターフォルンですね)。
5kmと言うと非常に近いので迫力が有るのでしょう。
山野草の色は原色が多いように感じられます。
また「鹿の山」・・・鹿がどうしてかと感じました。
river
初登頂は1879年9月3日のことでアルプスの山としては最も遅い登頂です。これは技術的に難しかったからではなく霊峰として登山家が恐れたからと言われています。
コスモス
セイヨウオダマキの色はずいぶん鮮やかですね。
みっきい
高山植物は、きれいな色の花がたくさん見られたのですね。
好奇心が満たされますね。きれいに撮れたステキな花たちですね。
月奏曲
ちょっと裏富士にも似た感覚がw
ありゃ?リゾットビアンコ?と思ったら違ったみたい(・。・;
mori-sanpo
周辺の空は青空なのに、標高が4477mと高いので雲が湧き出してくるんでしょうね。
写真では撮れなくても、肉眼で見られた迫力は十分だったでしょうね。
ポン太
マッターホルン本当に美しいで山ですね。
登山家だったら危険を冒しても「魔の白い山」の頂上まで登りたいのでしょうね。
小梨
マッターホルン、もう一息でしたね。スイス側から見るのと雰囲気が違いますね。
長さん
直線距離で5Km、高低差が2.4Kmですから、本当にマッターホルンが目の前に迫ってくるという感じです。
花はすべて鉢植えを撮ったものです。空気が澄んでいるので色も綺麗なんでしょう。
何故、鹿の山なのか、名の由来は分りませんでした。
長さん
チェルビーノは鹿の角でしたか、添乗員の説明をうろ覚えでした。鹿の角なら尖った山を言い表すのに適しているのですね。
マッターホルンの登山史をWikipediadeで確認したら、仰るとおり、霊峰として恐れられていたのですね。登山が試みられたのは1865年からと書いてありました。
長さん
この日の上空はかなり風が強く、独立峰を吹き上がってきた風は雲になって流れていたため、雲が途切れることはありませんでした。一瞬でも頂上部分が見えたのはラッキーと考えるべきでしょうね。
長さん
ほんの少しの間、マッターホルンの頂上が見えたのです。雲が多いから、もうこれで良いでしょうとマッターホルンが言ったとか(笑)。
スキー場になっている緑の斜面を登っていけば、自生の花を見ることが出来たかも知れませんが、今回は鉢植えの花が綺麗だったのでよしとしましょう。
長さん
スマートなマッターホルンを快晴の日にツェルマットから見ているだけに、イタリア側からみるマッターホルンは「ちょっとごついな」という感じを受けました。
白いリゾットだから、リゾット・ビアンコで良いと思いますよ。
長さん
初夏でもたくさんの雪を身にまとったマッターホルン、迫力がありましたよ。一瞬、頂上が見えたので、後は想像の世界です。
普通は南風なのだろうと思うのですが、次第に天気が悪くなってきたので、低気圧が近づいていたんですね。
長さん
マッターホルンはスイス側から見るとスマートですが、イタリア側から見たらちょっと無骨な感じがします。
霊峰とされていたので、「魔の白い山」と呼び、登山を躊躇していたと言うことらしいです。
長さん
テラス席で日差しはあったのですが、食事中に傘を差すのは非常識ですよね。
マッターホルンは時間と共に雲が多くなってきました。でも、ちょっと頂上が見えて良かったですよ。
なおさん
日本でも、富士山写真は人気で富士の病??のひとは多くいますが、やはり山頂を雲に隠されて1日粘っても撮れないということはままあるものです。その点、植物写真はどんな天候でも撮れますので、融通がききますね。
寿々木
長さん
モンブランの頂上はほんの少し、数秒間見えただけで、全容は見ることが出来ませんでした。やはり、気候が安定してくる7月にならないと無理なようです。プロの風景写真家は快晴の日でないと写真にならないようで、一週間滞在しても撮れないことがあるそうです。
その点、花なら曇りでもOKですよね。
長さん
モンブランに向かって右手にあるスキー場へ登ればモンテローザも見えるようですから、出来ることなら2。3泊したい場所ですよね。
エーデルワイスはプランターに植えられたものですが、綺麗に咲いていました。
無門
傘は日よけの意味でしたか
ならばテラスじゃなくっとも
面白い発想する人もいますね
長さん
この方、屋外でも折畳みの雨傘を日傘代りに使っていましたが、何も食事中も使うことはないと思うのですが。日焼け止めクリームを使うという発想はないようです。
りりい
天空にきりりとそびえるマッターホルン、登山家なら誰しも一度は山頂に立ってみたいとあこがれる山ですよね。
エーデルワイス、スカシユリなど花の色がとっても鮮やかですね。やはり空気が澄んでいるのでしょう。
長さん
ここまできてマッターホルンが全く見えないこともあるそうで、それに比べれば、頂上らしきところが垣間見えたし。良しとすべきでしょうね。空気は良かったです。花色が綺麗なのはそのせいかもしれませんね。