ラーゴ・ブルーから望むモンテチェルビーノ(マッターホルン)・・・北イタリア旅行7日目

2015年・北イタリアの旅(その39)
 7日目(6/23) アオスタ → ラーゴ・ブルー → チェルビニアラ・パリューアオスタ(泊)   (太字が今回の記事です)

 6月22日から3連泊となったアオスタの町は、フランスとスイスに向かうアルプス越えの交通路の要衝に当るため、紀元前25年、この地を制服した初代ローマ皇帝アウグストスが、退役兵士3000人を住まわせたことに始まる町で、アルプスのローマとも称されています。
 下の図は、アオスタの位置(左図赤丸)と、ヴァッレ・ダオスタ州の地図です(Wikipediaより拝借)。
画像画像

 右上図の中央がアオスタ、この日これから向かう①チェルビニアと、②ラ・パリュの位置を示しました。③は翌日のオプショナルツアーで行くグラン・パラディーソ国立公園です。

 9時にホテル出発、マッターホルン(イタリア語では、モンテ・チェルビーノ。標高4477m)がイタリア側から望めるチェルビニアまで移動します。
 高速道路をシャティヨンで降り、北上。高度が増していきます。
画像画像

 ツアーバスはチェルビニアの手前にあるホテル・シャレーヴァルドテンの前で駐車、ここで小さな湖に向かいました(右下は、帰りに撮ったので皆さんが下ってくる)。
画像画像

 ラーゴ・ブルー(青い湖の意)は標高1980mにあり、周囲数百mの小さな湖ですが、モンテ・チェルビーノ(マッターホルン)が湖面に映るので、逆さマッターホルンが見られる湖として知られています。
 しかし、この日は雲に遮られてよく見えませんでした。
画像

 右手の丘から、カランカランとカウベルの音が響いてきます。動画でどうぞ。


 滞在時間は15分の予定でしたが、晴れてきたので、少し粘ってみることになりました。
画像

 30分ほど待ちましたが、スイス側から雲が湧き続けており、これが精一杯でした。
画像

 晴れていれば、こんな風に、モンテ・チェルビーノ(マッターホルン)が見えたのですが・・・(画像はネットから借用)。

 湖の近くで咲いていた花を紹介しましょう。

ラナンキュラス・アクリス(キンポウゲ科キンポウゲ属)
画像

 左下、ケラスティウム・カリンティァクム(ナデシコ科ミミナグサ属)
       ≒セイヨウミミナグサ(ナツユキソウ)
 右下、ドロニクム・クルシイ(キク科ドロニクム属)らしい
画像画像

ベロニカ・カマエドリス(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)
=カラフトヒヨクソウ
画像

 左下、アルケミラ・ブルガリス(バラ科アルケミラ属)
 右下、不明 → アデノスチレス・アリアリアエ(キク科アデノスチレス属)
             nobaraさん、ありがとうございました
画像画像


 花の紹介を続けます。
 (つづく)


 次回は、富士見パノラマリゾートで見た花です(北イタリア旅行記と交互に投稿しています)。