3日目(6/19) ラ・スペツィア → モデナ → ボルツァーノ(泊)
(太字が今回の記事です)
モデナでのフリータイム。世界遺産のドゥオーモ(大聖堂)の見学に続き、同じく世界遺産の市民の塔(ギルランディーナの塔)を見学しました。塔はピサの斜塔と同じくらい傾いているという。
ドゥオーモに隣接していますが、間に道路があり、ドゥオーモとは別の建物です。右下は、塔の昇り口です。
市民の塔はイタリア語でトッレ・チヴィカ、また、愛称をギルランディーナの塔と言う。ギルランディーナとは「小さな花」という意味(尖塔の風向計が青銅製の花冠で飾られているから)。
1169年に5階建ての市民の塔(ロマネスク様式)として建てられ、城門の開閉を知らせたり、見張りの役割を果たした。また、塔は市当局の金庫だったという。1319年に、ゴシック様式の円柱と尖塔が継ぎ足され、87mの高さとなった。
左下、階段(2階から4階までは吹き抜け)。右下、1階の手桶の間には15世紀のフレスコ画が残る。
塔の5階相当部分が見晴台(床が傾いている感じはしない)

外壁の修復は終わったが、柱の彫刻部分はまだ修復中だった。


グランデ広場(南側)

市庁舎の時計塔(南東側)

ヴォート教会のクーポラ(北西側)

ドゥカーレ宮殿(北側)

外壁の修復は終わったが、柱の彫刻部分はまだ修復中だった。
グランデ広場(南側)
市庁舎の時計塔(南東側)
ヴォート教会のクーポラ(北西側)
ドゥカーレ宮殿(北側)
まだ12時前、アルビネッリ市場に戻って、昼食を調達しようと思ったのですが、適当な食材が見つからず、また、休む場所もないので、少し戻ったテッセンブレ広場(地下に綺麗な公共トイレあり)のカフェテラスでサンドイッチを食べました。
モデナの市内をぶらついて、集合場所となったドゥカーレ宮殿裏まで戻ります。
(つづく)
この記事へのコメント
river
nobara
日本のお城の天守閣と比べてどうなんだろう?
石の文化との違いはあれ
上から眺める景色など狙いは一緒のような気が?
ピサの斜塔と同じくらいの傾き?
なかで違和感がないのが不思議ですね~
時計の時間は合っているのですね。お昼前?
寿々木
無門
どこの町でも
広場の存在に感動ですね
広場は庶民のものなんですよね
信徳
市民は20%が公務員なんかではないのでしょうね。そして給料が高く定年が早くて悠々自適、借金してもヘッチャラな、日本も一部似ているところがありますが。
物価(コーヒー、サンドイッチなど)は如何ですか?
eko
内部はまだ修復中なんですね。
見晴らし台からの眺めは素敵ですね。おもちゃの家々を見ているようです。
長さん
市民の塔は離れて全体を見る場所が内ので、傾いているのがわかりにくいです。13世紀、覇を競っていた隣の国ボローニャに出来た塔の方が高くなってしまったので、6階から上を継ぎ足したというのですから面白いです。そのため、継ぎ足した部分のデザインが当時の様式に変わってしまいました。
長さん
この頃の市街は外敵から守るため高い壁が巡らされていましたが、更に高い塔から周囲の様子をうかがう必要もあったのでしょう。日本の城はそこに篭もって闘うためのものでもあったのが、この塔との違いでしょうか。この塔は長い間修復中だったので、傾きを調整したのかも知れません。昇った感じでは違和感は無かったです。
時計は11時35分を指していて、2つとも合っていました。
長さん
イタリア人は外で食べるのが好きな国民みたいです。寒い日でもコートを着てカプチーノを飲んだり、食事したりしていましたから。
長さん
北イタリアで広場といっても小さいものが多いのですが、ここはグランデ広場と名付けられているように、大きな広場でした。広さが必要な理由があったのでしょう。
みっきい
あとから付け足されて、斜塔になっているんですね。
塔の上から見渡す東西南北、大きな建築物の向こうには赤い屋根が続いていますね!イタリアらしい風景ですね。
長さん
イタリアは長期的に経済成長が低調で、債務残高も多いようです。消費税を値上げして掲載の成長が低調な日本と似ているところがあるし、借金が多いというのも似ていますね。
物価は日本と同じような感じを受けました。
長さん
1段目左側の写真を見ると、ドゥオーモの右外壁を基準にしてもらえば塔が左に傾いて見えると思います。
外側の修復を終え、あとは、柱の上の彫刻の修復を終えると終了というような感じを受けました。6階以上は分りませんが・・・。
外壁の色は違っても屋根瓦の色は同じですね。
長さん
傾いているのは旧からあった四角い塔のようでした。その上に、付け足した結果、87mになったそうです。
塔から見ると、遠くの方は新市街なので、ビルが建ち並んでいますが、ヨーロッパの屋根瓦はこのような赤茶色が多いようですね。
なおさん
実際に塔が傾いている、というのも凄いです。バランスを保つような工夫があるのでしょうね。昔の建物ですから耐震性などは考えていないのでしょうから、見事ですよねえ。
長さん
蛇腹のついたプロカメラマンが使うようなカメラは上下にシフトが出来て、広角でも真っ直ぐ写りますが、素人がそんなものを旅行に持って行くわけにはいきませんよね。
ピサの斜塔は造っているうちから傾いたと言うことでしたが、ここはどうなのか、探しても分りませんでした。
mori-sanpo
5階相当部分の床も石のようですが、どんな形で支えられているのか不思議に思えました。
GG
市民の塔はそんなに高いのですか・・
700年前の人たちはびっくりしてみていたでしょうね。
でも、素晴らしい体験旅行でしたね。
うらやましく感じます。
長さん
この塔は2階から4回までが吹き抜けで内壁に沿って階段が作られています。5階の床を支えるのはアーチ構造のようでした。
長さん
この塔は城壁の開閉を知らせるとともに、外敵を見張る役目をあったのです。当時の人々にとって、シンボル的な存在だったのでしょ。
すーちん
何処の街も立派な建物
ばかりですね~
地震が無いんでしょうね~
りりい
日本は地震国だから、そんなことをするのは、ちょっと怖いですね。
以前、ヴェローナへ行ったとき、古代の競技場が残っていましたが、これもすごいことだと思いました。
ジュリエット像の胸に触ってきました。
長さん
石造りの建物だけあって、重厚感があり、統一した屋根瓦も綺麗に見えます。
イタリアは火山国なので、地震は良くあるそうですが、頻度は日本の半分くらいとか。
長さん
イタリアも地震国ですが、地盤が石灰岩で固いために、石造りの建物を増築しても大丈夫なようですよ。
ヴェローナの円形競技場は1世紀の建物ですが、ほぼ完全に残っていますね。ジュリエット像は観光客が多くて、胸に触るのはちょっとはばかられました。
はるる
旅慣れていらっしゃるので、お昼も不自由しませんね。
きれいなトイレがあるのはよかったです。
長さん
遠くから見ると傾いているように見えるのですが、近くに立つと大きすぎてよく分りません。
高級レストランはオーダーが難しいですが、こうした小さなカフェテラスは現物や写真があったりしますから、どなたでも簡単ですよ。