写真は、霧に囲まれた八島ヶ池です。池の手前、白い花はノリウツギなど、ピンクはアカバナシモツケ、右にコオニユリも見えます。
今回は、青や紫、赤紫などの花を集めてみました。その代表格はノハナショウブとアヤメ、ノアザミでしょうか。
ノハナショウブ (野花菖蒲)
アヤメ科アヤメ属。日本各地の湿原や湿った草地に分布する

アヤメ (菖蒲、文目、綾目)
アヤメ科アヤメ属。日本各地の山野に自生する

ノアザミ (野薊)
キク科アザミ属。本州、四国、九州の草原や河川敷に分布

ノアザミの蜜を吸うクマバチトラマルハナバチ

ノハラアザミも撮ったつもりだったのですが・・・
ウツボグサ (靫草)
シソ科ウツボグサ属。各地の日当たりのよい草地や道端に分布

クガイソウ (九蓋草)
ゴマノハグサ科クガイソウ属。本州の近畿以東に分布
名の由来:葉が何段もの層になることからきている。 蓋は笠を数える単位

アヤメ科アヤメ属。日本各地の湿原や湿った草地に分布する
アヤメ (菖蒲、文目、綾目)
アヤメ科アヤメ属。日本各地の山野に自生する
ノアザミ (野薊)
キク科アザミ属。本州、四国、九州の草原や河川敷に分布
ノアザミの蜜を吸う
ノハラアザミも撮ったつもりだったのですが・・・
ウツボグサ (靫草)
シソ科ウツボグサ属。各地の日当たりのよい草地や道端に分布
クガイソウ (九蓋草)
ゴマノハグサ科クガイソウ属。本州の近畿以東に分布
名の由来:葉が何段もの層になることからきている。 蓋は笠を数える単位
左下、コバノギボウシ(小葉の擬宝珠、ユリ科ギボウシ属)
右下、ツリガネニンジン(釣鐘人参、キキョウ科ツリガネニンジン属)
左下、ナンテンハギ(南天萩、マメ科ソラマメ属)
右下、クサフジ(草藤、マメ科ソラマメ属)
ハバヤマボクチ (葉場山火口) 日本固有種
キク科ヤマボクチ属。福島県から九州の山地の草原に分布
葉場山は草刈り場のある山の意。 火口(ほくち)は火起し用の綿毛のこと
かつては葉の裏側に密生する綿毛を乾燥させて火口に用いたという

キク科ヤマボクチ属。福島県から九州の山地の草原に分布
葉場山は草刈り場のある山の意。 火口(ほくち)は火起し用の綿毛のこと
かつては葉の裏側に密生する綿毛を乾燥させて火口に用いたという
旧御射山(もとみさやま)神社付近まで来ると、ポツリポツリと雨が降り出したので、ヒュッテみさやま(右下)で休憩しました。ここのコーヒー、意外に美味しいです。
(つづく)
北イタリア旅行記と交互に投稿しています。
この記事へのコメント
nobara
ハバヤマボクチにも会いたかったわ☆
湿原でコーヒーを楽しまれたとはナイスですね。
この頃車で出かけるとコンビニカフェ、マチカフェ、かなりお世話になっています((((^Q^)/
river
ヒュッテみさやまのコーヒーは看板を見たのですが残念ながら飲みませんでした。
なおさん
木道が滑りやすくなるのが難ですが、小雨や霧も非日常の世界が楽しめるので良いものです。
冴えた紫系の花は緑に映えてより美しく見えますが、銀塩フィルム時代から紫系の発色はメーカーやレンズにより差が出やすいですね。
ヒュッテジャベルにはずいぶん前に泊まったことがありますが、一人で行きましたので、ほんとに狭いところでした。
長さん
あまり雨には当らないのですが、今回はNGでした。北イタリアで運を使い果たした?湿原を望む広場に掲出された花情報は56枚で、これに含まれていないものもありました。霧のせいか見落としも多数ありましたが、マツムシソウやゴマナはまだのようでした。
写真データによると、ハバヤマボクチは広場から上の道を右に進んで、28分後と記録されていました。
長さん
今日、八島ヶ原湿原までいらっしゃいましたか。16時にお帰りとは早かったですね。私たちが行ったときは開花情報は56枚でしたから、もっと増えていると思われます。左回りに回ると、花の数が少なくなり、かつ重複してきます。ヒュッテみさやまのコーヒーは、ぽつぽつ来なければ立ち寄らなかったと思いますよ。
長さん
どこぞの総理は失言どころか確信犯の嘘つきですから、困ったものです。
木道は一部腐っているところがありますが、傾斜は殆ど無いので、滑りやすいということは無かったですよ。
デジタルカメラは紫色の再現が難しいようですね。カメラメーカーによっても再現が違っているように感じます。勿論、レンズの明るさや露出によっても違ってきますね。
霧ヶ峰で一番古い山小屋のヒュッテジャベルですね。今は大きくなっているようです。
GG
長さんは気軽にどこにでも出かけていいですね。
花を好きになることを優先しなければできないことと思いますが、それにしても・・花の種類は想像をはるかに超えていることは間違いないです。
長さん
花の形は植物の種類によって実に多彩ですが、アザミもハバヤマボクチもキク科なので、似たような形になることもあるのですね。
実は、あまり出歩いていないのですよ。6月に北イタリア、7月に2泊で長野と、月に1回なのですが、報告が長いので、何度も出かけているように感じられるのかもね。
みっきい
とっても親しみが持てる花です。
北イタリアの高山植物の珍しい知らない花も見たいのですが、横文字が苦手なので、日本名の花に親しみがわきます…、私の頭の程度なのですが。勿論、高山植物も興味ありますので、よろしくお願いしたします。
mori-sanpo
今の時期に、また見られるのは高層湿原ならでは良いところですね。
数年前に出かけた時の「霧ヶ峰花めぐりウオーキングマップ」を広げて、7月、8月、9月に咲く花の写真を見ながら、また出かけたくなりました。
長さん
学名の仮名書き表示の花に比べたら、やはりなじみのある和名の花の方が親しみが持てますよね。それは当然だと思います。
日本の山で咲く高山植物には皆和名があるのですが、ヨーロッパの高山植物には和名がないものもあるので、花の写真だけ楽しんで下さい。
長さん
紫や赤紫、青の花は緑の湿原では目立ちます。八島ヶ原湿原の標高1630m、気温は100mで0.6℃下がりますから、市川や松戸から比べて10℃くらい低い計算になります。
数年前に霧ヶ峰の花をご覧になりましたか。もう天候が安定しましたから、写真を撮るには良い季節でしょう。
eko
お天気が良いといい景色が広がっていると思いますが。こればかりは仕方ありませんね。
青や紫の花好きな花色だし、ハバヤマボクチ以外は知っている花ばかり、安心して見られます。
ハバヤマボクチはアザミのような花でしょうか?
長さん
高原の平均気温は下界と比べて低いので、あやめなどの5月頃の花も一緒に咲いていました。
梅雨が明けた例年なら良い天気のはずだったのですがねー。
ハバヤマボクチの写真はまだ蕾です。花は赤黒く、イメージ的にはアザミですね。
寿々木
信徳
八島湿原の山野草が綺麗です。
高原は二週間で様子が変わる様な気がします。この時期暑い都会を避けて高原が良いですね。
黄昏龍
ノアザミも可愛いですね。
ノアザミの蜜の味というのは
どんな味なんでしょうか?
クマバチに聞いてみたいものです。
長さん
この湿原にはノアザミとノハラアザミが咲いていましたが、どちらも綺麗でした。
長さん
夏は涼しい高原で花を撮るのが良いですね。そのつもりで行ったのですが、今回は天気に恵まれませんで、涼しすぎました。
長さん
ノアザミの蜜の味、どんな味がするんでしょうね。
ノアザミが咲く頃は他の花もたくさん咲いているので、ノアザミだけの蜂蜜作りは難しいらしいです。
無門
夏はやっぱり高原だね
最近行っていませんが
懐かしい草花を思い出し
また行きたい気持ちになりました
長さん
光源の清涼な空気を水ながら、大好きな花の写真を撮るのは良いものです。時間と金が許せば何度でも行ってみた。
はるる
奥さまが先へ行ってしまわれて、後から走りながら追いかけるのですね。うちの場合は私があとから追いかける形になります。
長さん
私も定年になる前は花に興味がなく、今から思えば、あちこち行ったのに勿体ないことだったと思いますよ。
イタリアのミズリーナ湖では先に行ってしまいましたが、ここではTADAOさんの奥様と一緒だったので、私が先行しました。
すーちん
湿原散策には霧の中も
又良いものですよ
ツリガネニンジン、解りました
近くの土手に群生してるので
長さん
涼しい高原とは言え、夏は直射日光で紫外線が多いです。霧の中でも良いことはありますね。
ツリガネニンジン、お近くで群生していますか。分枝しないので見つけやすい植物ですね。